先日行われたDTM体験レッスンの4回目、最終回のビデオ収録現場。millさん(左)と平賀宏之先生(右)
mill:いまと違って、そのころはまだDTMを使った伴奏とかもほとんどなく、当時の投稿はアカペラが多かったんです。そうした中、「アカペラリレー」というのが流行っていて「まどか☆マギカ・リレー」を私も試してみたんです。実は以前は自分の声を聴くのが本当に嫌だったんですが、その投稿をすると、すぐに「クール」といういいね評価がついたんですよ。自分に自信がなかったけど、それがすごく嬉しくて…。そこからハマっていきました(笑)。その後、いろいろなやり取りがあった中、当時仲良くしてくれていた方から「演奏コラボしてみませんか?」って誘われたんです。私、ちょっとだけピアノが弾けるので、その方がギターを私がピアノを弾く形でコラボをしてみたらバンドをやってるみたいな感覚で、想像以上に楽しかったんですよ。
mill:はい、そのころはまだDTMもまったくやったことがなかったのですが、ある日、歌いたいなと思う曲があったけど、伴奏がないと歌えない。かといってピアノだけじゃ物足りないので、iPhoneのGarageBandに挑戦してみたんです。最初はピアノパートを打ち込み、ドラムの自動演奏を入れてみたり、コードを追加してみたり……。作りたい曲の楽譜がないので、初めて耳コピにチャレンジしながら、すべては「melocyにアップしたい!」という思いからですね。こうしてGarageBandで打ち込んだものをiPhoneのスピーカーで再生し、それをWi-Fiだけで使ってる古いiPhoneのマイクで捉えてアップするという、すごく原始的なことをしていました(笑)。その後iRig2を使うと、もっとキレイに録れるというのを知って、これを買ったり、試行錯誤をしていました。
mill:音楽専攻というわけではないのですが、大学が芸術系だったため、学校の授業で作曲は習っていたので、ストックを溜めるようにはしていました。けれど、作曲というよりも自分は作詞担当というつもりではいました。目的はやっぱりmelocyなんですが、「やっぱりオリジナルを!」ということで積極的に作曲をするようになったのは、今年に入ってからですね。ちょうどそんなときに、今回の企画が持ち上がり、「応募しよう!」と思ったんですよ。もっとも、いろいろ考えちゃって応募したのはギリギリのタイミングになっちゃったんですけどね。
mill:自信なんて、まったくなかったですよ。応募してから1週間くらいたったある日、今日は運が悪いことばっかりだなぁ……なんて思っていたとき、電車の中でDMを受け取ったんですよ。そうしたら、この企画に通った、と。もう3度見くらいしちゃいましたよ。すごく嬉しくて、一生分の運を使い尽くしちゃったような気がしました。その後何度かDMのやりとりをしながら、レッスンの日程などを決めていきました。プロの方に教えてもらえるって、もうスゴイじゃないですか!
冒頭インタビュー
mill:トータル4回の授業がありましたが、ここでオトマナビ主宰の平賀宏之先生についていただき、曲を作って仕上げていくというレッスンを受けました。大学の授業でも、音楽理論については少しかじっていたのですが、すべてが中途半端な知識しかありませんでした。とくにコードやミックスなど、すごく適当だったんですが、先生に習い、やっと本当の意味を知ることができました。もちろん、何が正しいかというのは、難しいところですが、これまでの適当な知識がそれぞれやっと自分の中で結び付き、すごく勉強になりました。
第1回レッスン
第2回レッスン
mill:はい、途中でちょうどアップデートがありAbility Pro 2.5にバージョンアップしましたが、これを使いました。本来なら自分のパソコンにインストールして使うべきだったんですが、レッスンをスタートした時に使っていたのがMacだったので、Windows専用のAbilityをインストールすることができず、当初はパソコンまでお借りして使っていました。ただ、先日就職祝いに母から東芝のノートパソコンを買ってもらったので、それにインストールしたところなんですよ!
今回のレッスンは商品でもあったAbility Pro 2.5を使って行われた
mill:iPhoneで使っていたGarageBandとは全然違い、いろんなことができるし、音質や音圧なんかも断然よくて、すごく楽しいです。また、Abilityを先生に教えてもらったことで、GarageBandのことまでちゃんと理解できたのも大きな勉強でした。たとえば、GarageBandでもエフェクトにDry、Wetってありますが、以前使っていたときは意味も分からず、適当にこっちがいいかな…なんて使っていたんですよ。でも、今はしっかり理解できました。
第3回レッスン
第4回レッスン
レコーディングしたボーカルをピアノロール画面で自由にエディットできる
mill:すべてAbility標準のものを使っています。ドラムはBFD ECO、各種音源にはHyperCanvasを、またKONTAKT ELEMENTSのストリングスなんかを使うほか、すごく便利だったのはHyperCanvasのギターにGuitarRigのエフェクトをかけたこと。これで、すごくリアルでクリアなギターサウンドを作ることができました。
mill:今回、KORGのmicroKEY AirやZOOMのオーディオインターフェイスU-22も手に入れることができたので、まずは今回のレッスンで作った曲をもっと時間をかけてブラッシュアップしていきたいと思います。でも、実はもっと技術を身に着けることができたら、将来VOCALOIDを使ってボカロPになってみたい、いつかはニコニコ動画に作品をUPしてみたいという夢もあるんですよ!
今回学んだことをベースに、いつかはボカロPになりたいと話すmillさん
--ボカロPになりたい?ニコニコ動画にUPしたい?って、VOCALOIDはともかく、melocyと同様にすぐにでもニコニコ動画に自分の作品をUPすればいいのでは!?
--ありがとうございました。ぜひ頑張ってください!
第4回目のレッスン終了後、DAW女子つながりで、DTMステーションでもおなじみのDAW女シンガーソングライターの小南千明さんがゲストに登場し、melocyの社長、中西孝之さんとともに座談会的ビデオ収録も行われたので、ぜひこちらもご覧ください。
また、4回分のレッスンのダイジェスト版も最後に掲載しておきます。
【関連情報】
melocyサイト
目指せ!DAW女子~DTM体験レッスン企画ページ
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