藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。


カテゴリ: エフェクト

先日、少し時間的余裕があったときに書いた「いまさら聞けない、DSPって何!?」という記事が予想外に反響がありました。ここで書いた「DSP vs FPGA」というテーマに多くの方の関心をもってくださったようです。SNSでの反応やコメント欄の書き込みを見ると「エフェクトにFPGAを使うAntelope(アンテロープ)に関する情報がもっと欲しい」という要望が非常に多くみられました。

確かにユニークな製品をいろいろ出している一方で国内にはまだ情報が少ないのも事実。Antelope Audioの本社は東欧にあり、開発・製造は本国で行っています。日本にAntelopeのサポート拠点はあるけれど、マーケティング活動は本国側でおこなっていることも情報が少ない要因かもしれません。とはいえ、Antelopeが打ち出すオーディオインターフェイスは、ビンテージ機材を忠実に再現するエフェクトを中心に現在70種類以上のエフェクトが無料で使えると同時に、レイテンシーを限りなくゼロに近いレベルで実現できるなど、ほかにない魅力を持った製品を出しています。そこで、先日、Antelope Audioのセールスディベロップメント担当のラドスラフ・ミラノフ(Radoslav Milanov)さんに、Skypeでインタビューしてみました。


FPGAで動く数多くのビンテージエフェクトをユーザーに無料提供するAntelopeに話を聞いてみた


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apolloapollo twin Mk2などのシリーズ製品、また「DTMの世界を激変させるシステム、ArrowをUniversal Audioが発売開始」という記事でも紹介したArrow……など、ユニークで画期的な製品次々と出している、米Universal Audio。そのUniversal Audioから、また新しいユニークな機材、ライブサウンド用リアルタイムUADエフェクトプロセッサー「UAD-2 Live Rack」が発表されました。

これは一言でいえば、ライブ用のPAシステムで使うエフェクトに、apolloやArrowの心臓部であるUAD-2を使うための専用機材。これまでもapollo 8などをライブで活用されるケースがありましたが、さらにもう一歩踏み込み、オールデジタルで、より簡単に普段使っているUAD-2のエフェクトを利用しようというものなのです。DTMの世界とは少しズレますが、UAD-2の技術がどんな広がりを見せるのか、来日していたUniversal Audioのインターナショナル・セールスマネジャーであるユウイチロウ“ICHI”ナガイさんに話を伺ってみました。


ライブでUAD-2を使う専用システム、UAD-2 Live Rackが誕生

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自分の演奏や歌をネット生配信してみたい……。そんな思いを持っている方もいると思います。できれば、そこにリバーブやコンプ、またEQをはじめ、いろいろとエフェクトをかけて……と考えるのはDAWユーザーであれば当然の流れだと思います。でも、いざそれを実現しようとすると、なかなか難しいというか、うまくいかないんですよね。DAWを使ってリアルタイムにエフェクトを掛けると、スピーカーやヘッドホンではエフェクトがかかっているのに、放送に出ていかない……。

Windows専用ではありますが、そんな問題を解決するツールを、AbilitySinger Song Writerでおなじみの日本メーカー、インターネット社がAudio Input FXとしてリリースしています。そしてこの度、Audio Input FXのFree版も登場したので、これがどんなツールなのか、改めて紹介してみたいと思います。


大きく性能強化された生配信用エフェクトツール、Audio Input FX

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マキシマイザのDeeMax、音をいい感じに太くしてくれるDeeFat、知識不要で機能してくれるDeeEQ、音像を思いきり広げてくれるDeeWider……などなど、ユニークでありながら、即、現場で使える強力なエフェクトを次々とリリースしているDotec-Audioが、また新たな製品を開発してくれました。今回、発売するのはグラフィックEQのような感じで直感的な操作ができるコンプレッサ、DeeGraphCompというもの。最初に話を聞いたときは「何だそれ!?」と思ったのですが、これはまさに発明といえるまったく新しいタイプのエフェクトで、今までにない音作りを可能にするツールだったんです。

いわゆるコンプレッサとして使えるのはもちろんなのですが、ダッキングを作りだしたり、テープの逆再生的なサウンドを生み出すことができるなど、非常に面白い使い方ができるエフェクトなのです。Dotec-Audioがこれまで打ち出してきた、「レバー一つでいい感じに操作する」というUIではなく、まさにグラフィックEQのような見た目、操作感。価格は5,000円(税抜き)で、従来製品と同様Windows(64bit/32bit)およびMacのプラグインとして利用でき、VSTAUAAXのプラグイン環境で動作するというものです。実際、これがどんなエフェクトなのか、紹介してみましょう。


新発明のDotec-Audioのエフェクト、DeeGraphComp

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プロ御用達のクロックジェネレーターでお馴染みのメーカー、Antelope Audio(アンテロープ・オーディオ)から、非常に高性能、高音質なオーディオインターフェイスが2種類発売されました。マイクプリアンプ4つを装備するDiscrete 4(ディスクリート4)と8つを装備するDiscrete 8。いずれもマイクプリアンプ部に、超高品位なアナログ回路を搭載しているのが特徴なのですが、このオーディオインターフェイスの中には強力な頭脳も搭載されており、PCのCPUパワーを使うことなくビンテージ機材を復元したEQやコンプなど約50種類のエフェクトを使うことが可能になっています。

さらに同時発売されたEdge(エッジ)というやや特殊なコンデンサマイクをセットで利用することで、SONYC-800GNeumannU87U67とソックリにモデリングする機能なども装備しているのです。先日そのDiscrete4をお借りして試してみたところ、apollo twinあたりが競合となると思える、なかなか強力な機材でした。実際どんな機材なのか紹介してみたいと思います。


Antelopeの新オーディオインターフェイス、Discrete4を使ってみた

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NAMM Showで見た製品の中で個人的にスゴイと思ったものの一つが、イタリアIK Multimediaが展示していたAmpliTube LeslieおよびT-RackS Leslieという製品です。これはギター/ベースアンプシミュレータのAmpliTubeにレスリースピーカーを組み込んだもの、およびミキシング/マスタリングソフトのT-RackSにレスリースピーカーを組み込んだというものです。

実際に会場でデモしているサウンドを聴いても、まさに!という音だったのですが、これはレスリースピーカーの本家であるハモンドUSA鈴木楽器製作所の研究開発部門とIK Multimediaの共同開発による製品とのこと。つまり本家お墨付きのホンモノのサウンドなんですね。IK Multimediaの開発トップである、CTOのDevide Barbiさんにもお話を伺ったので紹介してみましょう。


レスリースピーカーを再現するAmpliTube Leslie、T-RackS Leslieが3月発売

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PCのプラグイン型やスタンドアロン型、またiPhone/iPadで使えるものなど、さまざまなギターアンプシミュレーターが登場し、性能を競い合っている中、本家であるギターアンプのほうも大きく進化してきています。先日発売されたFenderのギターアンプ、Mustang GTシリーズはパワフルなホンモノのギターアンプでありながら、これ自体がWi-Fi機能を装備しており、インターネットを経由してプリセットトーンのダウンロードなどができてしまうのです。

しかもWi-Fiだけでなく、Bluetooth経由でiPhone/iPadAndroidPCと接続でき、これらと有機的な連動が可能なほか、リアにはmicroUSB端子を装備しており、ここを介してギターアンプのサウンドをそのままレコーディングすることも可能になっているのです。この前代未聞ともいえるギターアンプ、Mustang GT40をちょっと使ってみたので、どんな機材なのか紹介してみたいと思います。


世界初、Wi-Fi機能を搭載したFender Mustang GT40を使ってみた

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ギター・アンプシミュレーター&エフェクトとして、現在最高峰といわれているのがLine 6Helixです。ラックタイプのHelix Rack、そしてフロアにおいて使うタイプのHelix Floorは、いずれも20万円前後となかなか簡単には手を出せないシステムではありますが、多くのプロギタリストが導入しているので、「できるなら入手してみたい!」と思っている方も多いと思います。

そうした中、先日Helix Nativeというソフトウェア版がリリースされ、ハードウェア版とまったく同じ音が出せるようになったのです。価格は$399,99とそれなりの値段ではあるものの、ハードウェア版であるHelix Rack、Helix Floorより断然入手しやすい価格になっています。さらにHelixファミリーPOD Farmシリーズの登録ユーザーであれば、より手ごろな価格で購入可能となっているのもポイント。このHelix Nativeとはどんなものなのか、実際に試してみたので、簡単に紹介してみたいと思います。


手前にあるのがHelix Rack、それをソフトウェア化したのが画面に映っているHelix Native

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Rolandから新オーディオインターフェイスRubixシリーズの本命となるRubix 24(実売価格:税抜き22,000円前後)とRubix 44(実売価格:税抜き32,000円前後)が発売されました。先日「RolandがオーディオIFで反撃開始。Rubix 22の威力をチェックしてみた」という記事において、先行発売されたエントリーマシンRubix 22に関してはレビューしたところですが、Rubix 24およびRubix 44には非常に使い勝手のいいコンプレッサが搭載されているのが大きなポイントとなっています。

Rolandは「このコンプレッサ内蔵という点は、他社のオーディオインターフェイスにない非常に大きなアドバンテージ」と主張していますが、確かに使ってみるととても便利で、「これはかなり使える!」という印象でした。でも「コンプ内蔵のオーディオインターフェイスなんて、他社もいろいろ出しているのでは?」と思う方も多いですよね。このRubix 24、Rubix 44の何が優れているのか、他社製品とどこが違うのか、レポートしてみたいと思います。


Rolandのコンプ内蔵オーディオインターフェイス、Rubix 24(上)、Rubix 44(下)を使ってみた

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iZotope(アイゾトープ)というソフトウェアメーカー、DTMユーザーであれば知っている、または名前は聞いたことがあるという人がほとんどだと思います。ここはアメリカ・マサチューセッツ州ボストンにあるオーディオ技術開発メーカーであり、ここで開発されたプラグインはレコーディングスタジオはもちろん、ゲーム会社のサウンドチーム、放送局など、世界中のオーディオを扱う人たちにとって必須のツールとなっています。

先日も「人工知能プラグイン、Neutronはホントに使い物になるのか!?」という記事を書きましたが、昨年登場したNeutron(ニュートロン)などは、「Track Assistanat」というボタン一つでトラックの音調整を行ってくれる画期的なソフトとして大きな話題となりました。そのNeutronに加え、マスタリングソフトのOzone、オーディオリペアソフトのRXというiZotopeの3大ソフトのエントリー版をまとめたiZotope Elements Bundleという製品が7月1日より発売されます。価格はオープン価格(実売価格は19,800円)ですが、8月1日までの1か月間はイントロパック期間として14,800円(税抜き)の激安価格。ここには、そのTrack Assistant機能もフル搭載されてるから、これだけでも入手しておくべき価値のある製品だと思います。実際、どんなことができるソフト群なのか簡単に紹介してみましょう。


Neutron、Ozone、RXの3本のエントリー版をセットにしたiZotope Elements Bundleが発売

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