藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。


カテゴリ: 作曲・アレンジ

できることならば音楽で食べていきたい」そう思っている方はアーティストでもプレイヤーでも、作曲家でも少なくないと思います。でもYouTubeやSoundcloudに発表すれば、それですぐに注目を集めるわけでもないし、事務所やレコード会社のオーディションも散発的に行われていて、なかなか気づかないし、オーディションやデモテープ募集に応募しても、そもそも本当に聴いてもらえているのかもわからず、返事すらまったくない……そんな思いを持っている方も少なくないと思います。

「せめてちゃんと聴いてもらえれば、きっと評価してもらえるはず」と自信を持っている人でも、うまくいかないことがずっと続くと心も折れてくるものです。そんな状況を大きく変えてくれる可能性を持ったユニークなサービス「スマートオーディション」なるものが先日スタートしました。これはFrekul(フリクル)というサイト上で登録することで、多くのレーベル、事務所へのオーディションに参加することができ、実際に自分の曲が聴かれたかどうか、リアルタイムに確認することもできるというユニークなサービスです。しかも、費用がかかる心配もまったくない無料のサービス。実際どんなものなのか、Frekulを運営する株式会社ワールドスケープの代表、海保けんたろー(@kentaro_kaiho)さんにお話しを伺ってみました。


ミュージシャン・クリエイターとレコード会社を結びつけるマッチングサービス、スマートオーディション

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すでに入手した人も少なくないと思いますが、7月26日、AHSから声優の井上喜久子(@atmanbow_staff)さんの声を元にしたVOCALOID5用のボイスバンクVOCALOID 桜乃そら」(ハルノソラ)および入力文字読み上げソフト「VOICEROID2 桜乃そら」が同時発売されました。井上喜久子さんの声で歌わせたり、しゃべらせたりできる、ということで、2週間前の発表以来、大きな話題になっていたわけですが、発売前日にAHSが井上喜久子さんを招いた製品発表会を行ったので、参加してきました。

この発表会に続いて行われたAHS公式生放送では、作曲家の田中公平さん、作詞家の畑亜貴(@akihata_jp)さん、そしてEHAMIC(@EHAMIC)さんもゲストに加わるなどかなり豪華な内容となったのですが、ここの発表会・生放送を中で「桜乃そら」誕生のエピソード、開発の裏話もいろいろと出てきました。なかなか普通は聞くことのない、興味深い内容もいっぱいだったので、記事として紹介してみたいと思います。


井上喜久子さん(中央)が「桜乃そら」制作秘話を語る


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作曲・編曲となると自信はないけど、リミックスならチャレンジしてみたい…なんて思う方も少なくないと思います。しかもテーマはアイドルが歌うTRANCE系楽曲となったら、結構楽しそうだと思いませんか?そんなリミックスコンテストを、アイドルグループd-girlsの事務所であるFuture Driveが主催、DTMステーションが後援する形で開催することになりました。

提供するマルチトラックのWAVファイルを元に各自リミックスを行い、7月10日までに応募することでエントリーとなります。寄せられた楽曲の中から最優秀作品を、8月13日に予定されているd-girlsのマイナビBLITZ赤坂での単独公演ライブでお披露目し、ここでd-girlsに歌って踊ってもらいます。もちろん受賞者には事前にお知らせするとともに、このライブにご招待。自らリミックスした楽曲のステージをじっくりと味わっていただくという企画となっています。


アイドルグループd-girlsの楽曲リミックスコンテストを実施

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最近、DTMユーザーの間で、よく話題になっているサービス、Audiostock。DTMステーションでも以前「自分のオリジナル曲を収入につなげられるサービス、Audiostockが秀逸」という記事で紹介したことがありましたが、これは自作曲を登録しておくと、それがさまざまななところで使われて、その結果、自分の手元にお金が入ってくるという、なかなかうまくできたサービスなんです。

そのAudiostockの登録作品数がついに10万点に達したとのこと。ここまでくると、DTMユーザーにとってのインフラといっても過言ではないサービスといえそうですよね。この登録作品数10万点達成のちょっと前の先月4月26日、Audiostockを運営するクレオフーガがオープンさせたのがAudiostock Studioというレコーディングスタジオです。各種レコーディング機材を配備してスタートした、このレコーディングスタジオは、なんとAudiostockのユーザーに無料開放するという驚くべきサービス。先日、そのレコーディング現場を見学してきたので、どんなスタジオで、どんなコンセプトで運営しているのか紹介してみましょう。


無料で使えるAudiostock studioがオープン

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楽譜作成ソフトとしてFinaleSibeliusという老舗定番製品がある中に、1年半前、まさに殴り込みをかける格好で登場して話題となったSteibergDorico(ドリコ)。DTMステーションでもこれまで何度か取り上げてきましたが、この度、初のメジャーバージョンアップを果たしDorico 2.0となって発売が開始されました。今回のバージョンアップでは、上位版としてDorico Pro(市場想定価格57,600円)とエントリー版のDorico Elements(市場想定価格9,900円)の2ラインナップに分かれ、初めてのユーザーでも導入しやすい商品ラインナップになりました。※価格は税抜き、以下同

今回のバージョンアップでは楽譜作成ソフトとしての順当な進化をしていると同時に、Cubase譲りのMIDI機能が強化されたり、Nuendo譲りのビデオとの連携作業が可能になっているのが大きなポイント。一方、フル・オーケスラ用など本格的な楽譜作成だけでなくバンドスコア、コード譜などが手軽に作れるようになったのも重要なポイント。どんなソフトになったのか、その概要をチェックしてみましょう。

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ここ数年、毎年5月に取材に行っている「クリエーターズキャンプ真鶴」。これは東京から東海道線で向かって小田原の少し先にある真鶴町で行われているイベントで、プロの作曲家が集まって泊りがけでコーライティング(共同制作)を行ったり、一般の人がコーライティングを体験できるワークショップがあったり、音楽にまつわるハッカソンが行われるなど、ほかにはないユニークなことが行われるというもの。

今年もそのクリエーターズキャンプ真鶴に参加してきたのですが、その初日冒頭に、非常に興味深いトークセッションが開催されてました。それは最新ヒット曲を次々と打ち出している、まさに新進気鋭の若手作曲家5人が集まり、ヒット曲を生み出せるようになったキッカケ、そのコツをつかんだ瞬間について、話すというもの。その作曲家としてはCarlos K.(@CarlosK11)さん、Akira Sunset(@Akira_Sunset)さん、丸谷マナブ(@manabu_marutani)さん、Soulife佐々木望(@nozomusasaki)さんと河田総一郎(@soichiroK)さん)のお二人が登場。さらに司会進行や聞き手としては、ソニー・ミュージックレコーズのプロデューサーである灰野一平さん、NEWSの元プロデューサで現在フリーで活躍する伊藤涼(@ito_ryo)さん、そしてクリエーターズキャンプ真鶴全体をまとめるオーガナイザーでもあった音楽プロデューサーで、「山口ゼミ」や「ニューミドルマンラボ」主宰の山口哲一(@yamabug)さんが担当するという、超豪華なセッション。どんな内容だったのか、その一部を紹介してみましょう。


5月4日に神奈川県真鶴町で行われた作曲家5人によるセミナー

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4月29日に開催された、音系・メディアミックス同人即売会 [M3]。ここは1,000を超える同人サークルがブースを構え、万単位の人がここにCDを買いに集まるという、他にない非常に面白いイベントです。春と秋に1日ずつ開催されているのですが、今回、ちょうど20周年となるM3 2018春に、DTMステーションとして作った新レーベル「DTMステーションCreative」で初出展してきました。M3については、以前も何度か取材し「実はCDが売れてないのはメジャーだけ!? 万単位の人が押し寄せ、CDを買い漁る、音系・メディアミックス同人即売会[M3]」、「1万人超がCDを買い急ぐ、音系・同人展示即売会M3の威力」といった記事で紹介してきましたが、今回は売り手の立場でM3の面白さを体験してきたわけです。

それなりのパワー、コストをかけて作ってきたCDですが、「これが本当に売れるものなのか?」「人は来てくれるのか?」「トラブルなくブースを運営できるのか?」「実は行列ができたりしないのか?」……などなど不安と期待が交錯する中、出展した結果、数多くのお客さんにいらしていただくことができました。まずは、ご来場いただき、CDをご購入いただいたみなさんに深くお礼を申し上げます。そして、今回のM3についての売上情報をリアルな数字でお伝えするとともに、これまでかけた費用を含めた詳細な収支情報をすべて公開してみたいと思います。


M3 2018春でのDTMステーションCreativeブース。左から小寺可南子さん、藤本、多田彰文さん

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以前「難関MIDI検定2級、99点のトップ合格者は声優の小岩井ことりさんだった!」「声優の小岩井ことりさん、超難関のMIDI検定1級もトップ合格だった!」といった記事でも取り上げたことがあった、人気声優の小岩井ことり(@koiwai_kotori)さん。「この服買わなければ、あのプラグインが買える、これを我慢すれば、あの機材が買える……」なんて言葉が飛び出すほどのDTMerであり、自宅は機材で埋め尽くされているそうです。

その小岩井さんが、ついにメジャーデビューしました。といっても声優としてキャラクター名義では元々メジャーで歌っていたわけですが、今回は作家としてのデビューを果たしたのです。発売元はランティスで「アイドルマスター ミリオンライブ!」(以下、ミリオンライブ!)、アプリゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のキャラクターソング・アルバムの第8弾、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 08」に収録された「Sister」という曲の作曲および作詞を行ったのです。これは天空橋朋花(以下、朋花)という小岩井さんが演じるアイドルの曲なので、歌唱ももちろん小岩井さん。声優自らが作詞・作曲をしてしまうという、まさに前代未聞の出来事のようですが、どんな経緯で曲が出来上がっていったのか、小岩井さん、ランティスの音楽プロデューサーの保坂拓也さん、そして編曲を担当したKOHTA YAMAMOTOさんの3人にお話しを伺ってみました。


声優の小岩井さんが、作家としてメジャーデビュー


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CD制作って、いくらくらいかかるのか」、「実際に販売するとして、儲かる話なののか」、「各担当者ごとにいくらくらい分配するのが適正なのか」……なかなか分かりにくいことも多いですよね。そこで、それを自らレーベルを作って、その様子をすべて公開したら面白いんじゃないか……、そんな話をDTMステーションPlus!を一緒に運営している作曲家の多田彰文(@akifumitada)さんと話していたのですが、それを実践してみることにしました。

もちろん、やるからには本気でいい作品を作ろう!と制作を開始し、一昨日レコーディングも終えたところです。新レーベルの名称は「DTMステーションCreative」。第1弾となるのは2曲入りのミニアルバム「Sweet My Heart」で、作詞・作曲は多田さん、シンガーにはコテカナこと小寺可南子(@cana_ko_tera)さんを迎えることにしました。ミックスはDTMステーションEngineeringでもお馴染みのプロのエンジニア、飛澤正人(@flash_link)さんにお願いすると同時に、VRミックスなる、かなり前衛的なテクノロジーにもチャレンジしてみることになったのです。CDのリリースは4月29日に行われる音系・メディアミックス同人即売会M3-2018春」を目指します。そんなすごいメンバーにお願いして、予算的に成り立つのか、破産してしまうことはないのか、ちゃんと報酬は払えるのか……と心配なこともいっぱいですが、プロであるみなさんとも相談しつつ、予算・会計も大公開しながら、プロジェクトを進めていきます。

※M3についてご存知ない方は「実はCDが売れてないのはメジャーだけ!? 万単位の人が押し寄せ、CDを買い漁る、音系・メディアミックス同人即売会[M3]」、「1万人超がCDを買い急ぐ、音系・同人展示即売会M3の威力」などの記事も併せてご覧ください。


新レーベル、DTMステーションCreative始動。次回のM3でリリースします!

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女子中高生を中心に爆発的なヒットをしている音楽SNSアプリのnana。「コラボ」という形で、人がアップロードした楽曲に、ユーザーが自由に歌や演奏を重ねて(オーバーダブして)いくことができるのが特徴です。そのnanaは最近、PCからのアップロード機能やGarageBandからのアップロード機能などの機能が追加されたり、コンボリューションリバーブをはじめ、強力なエフェクトが追加されると同時にUIもブラッシュアップされるなど、どんどん進化しています。

その背景には多くの開発エンジニアが日夜、機能向上に取り組んでいることがあるのですが、その開発エンジニアの1人にDTM界隈でも広く知られている著名人がいます。そう、数多くのアイドル楽曲を手掛ける週末音楽家CHEEBOW(@cheebow)さんです。週末は音楽制作に取り組み一方、平日はプログラマ・エンジニアとしてnanaのシステム開発に関わっていたんですね。先日、そのCHEEBOWさんにお会いし、コンピュータを始めたキッカケや音楽制作を始めたキッカケなど、いろいろとマニアックにお話を伺ったので、紹介してみたいと思います。


アイドルに数多くの楽曲を提供している週末音楽家のCHEEBOWさんはnanaの開発にも携わっていた!
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