藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
DTMステーションのFacebookページも運用中ですので、そちらもぜひお願いします。


カテゴリ: 作曲・アレンジ

ここ数年、毎年5月に取材に行っている「クリエーターズキャンプ真鶴」。これは東京から東海道線で向かって小田原の少し先にある真鶴町で行われているイベントで、プロの作曲家が集まって泊りがけでコーライティング(共同制作)を行ったり、一般の人がコーライティングを体験できるワークショップがあったり、音楽にまつわるハッカソンが行われるなど、ほかにはないユニークなことが行われるというもの。

今年もそのクリエーターズキャンプ真鶴に参加してきたのですが、その初日冒頭に、非常に興味深いトークセッションが開催されてました。それは最新ヒット曲を次々と打ち出している、まさに新進気鋭の若手作曲家5人が集まり、ヒット曲を生み出せるようになったキッカケ、そのコツをつかんだ瞬間について、話すというもの。その作曲家としてはCarlos K.(@CarlosK11)さん、Akira Sunset(@Akira_Sunset)さん、丸谷マナブ(@manabu_marutani)さん、Soulife佐々木望(@nozomusasaki)さんと河田総一郎(@soichiroK)さん)のお二人が登場。さらに司会進行や聞き手としては、ソニー・ミュージックレコーズのプロデューサーである灰野一平さん、NEWSの元プロデューサで現在フリーで活躍する伊藤涼(@ito_ryo)さん、そしてクリエーターズキャンプ真鶴全体をまとめるオーガナイザーでもあった音楽プロデューサーで、「山口ゼミ」や「ニューミドルマンラボ」主宰の山口哲一(@yamabug)さんが担当するという、超豪華なセッション。どんな内容だったのか、その一部を紹介してみましょう。


5月4日に神奈川県真鶴町で行われた作曲家5人によるセミナー

>>この記事の続きを読む

4月29日に開催された、音系・メディアミックス同人即売会 [M3]。ここは1,000を超える同人サークルがブースを構え、万単位の人がここにCDを買いに集まるという、他にない非常に面白いイベントです。春と秋に1日ずつ開催されているのですが、今回、ちょうど20周年となるM3 2018春に、DTMステーションとして作った新レーベル「DTMステーションCreative」で初出展してきました。M3については、以前も何度か取材し「実はCDが売れてないのはメジャーだけ!? 万単位の人が押し寄せ、CDを買い漁る、音系・メディアミックス同人即売会[M3]」、「1万人超がCDを買い急ぐ、音系・同人展示即売会M3の威力」といった記事で紹介してきましたが、今回は売り手の立場でM3の面白さを体験してきたわけです。

それなりのパワー、コストをかけて作ってきたCDですが、「これが本当に売れるものなのか?」「人は来てくれるのか?」「トラブルなくブースを運営できるのか?」「実は行列ができたりしないのか?」……などなど不安と期待が交錯する中、出展した結果、数多くのお客さんにいらしていただくことができました。まずは、ご来場いただき、CDをご購入いただいたみなさんに深くお礼を申し上げます。そして、今回のM3についての売上情報をリアルな数字でお伝えするとともに、これまでかけた費用を含めた詳細な収支情報をすべて公開してみたいと思います。


M3 2018春でのDTMステーションCreativeブース。左から小寺可南子さん、藤本、多田彰文さん

>>この記事の続きを読む

以前「難関MIDI検定2級、99点のトップ合格者は声優の小岩井ことりさんだった!」「声優の小岩井ことりさん、超難関のMIDI検定1級もトップ合格だった!」といった記事でも取り上げたことがあった、人気声優の小岩井ことり(@koiwai_kotori)さん。「この服買わなければ、あのプラグインが買える、これを我慢すれば、あの機材が買える……」なんて言葉が飛び出すほどのDTMerであり、自宅は機材で埋め尽くされているそうです。

その小岩井さんが、ついにメジャーデビューしました。といっても声優としてキャラクター名義では元々メジャーで歌っていたわけですが、今回は作家としてのデビューを果たしたのです。発売元はランティスで「アイドルマスター ミリオンライブ!」(以下、ミリオンライブ!)、アプリゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のキャラクターソング・アルバムの第8弾、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 08」に収録された「Sister」という曲の作曲および作詞を行ったのです。これは天空橋朋花(以下、朋花)という小岩井さんが演じるアイドルの曲なので、歌唱ももちろん小岩井さん。声優自らが作詞・作曲をしてしまうという、まさに前代未聞の出来事のようですが、どんな経緯で曲が出来上がっていったのか、小岩井さん、ランティスの音楽プロデューサーの保坂拓也さん、そして編曲を担当したKOHTA YAMAMOTOさんの3人にお話しを伺ってみました。


声優の小岩井さんが、作家としてメジャーデビュー


>>この記事の続きを読む

CD制作って、いくらくらいかかるのか」、「実際に販売するとして、儲かる話なののか」、「各担当者ごとにいくらくらい分配するのが適正なのか」……なかなか分かりにくいことも多いですよね。そこで、それを自らレーベルを作って、その様子をすべて公開したら面白いんじゃないか……、そんな話をDTMステーションPlus!を一緒に運営している作曲家の多田彰文(@akifumitada)さんと話していたのですが、それを実践してみることにしました。

もちろん、やるからには本気でいい作品を作ろう!と制作を開始し、一昨日レコーディングも終えたところです。新レーベルの名称は「DTMステーションCreative」。第1弾となるのは2曲入りのミニアルバム「Sweet My Heart」で、作詞・作曲は多田さん、シンガーにはコテカナこと小寺可南子(@cana_ko_tera)さんを迎えることにしました。ミックスはDTMステーションEngineeringでもお馴染みのプロのエンジニア、飛澤正人(@flash_link)さんにお願いすると同時に、VRミックスなる、かなり前衛的なテクノロジーにもチャレンジしてみることになったのです。CDのリリースは4月29日に行われる音系・メディアミックス同人即売会M3-2018春」を目指します。そんなすごいメンバーにお願いして、予算的に成り立つのか、破産してしまうことはないのか、ちゃんと報酬は払えるのか……と心配なこともいっぱいですが、プロであるみなさんとも相談しつつ、予算・会計も大公開しながら、プロジェクトを進めていきます。

※M3についてご存知ない方は「実はCDが売れてないのはメジャーだけ!? 万単位の人が押し寄せ、CDを買い漁る、音系・メディアミックス同人即売会[M3]」、「1万人超がCDを買い急ぐ、音系・同人展示即売会M3の威力」などの記事も併せてご覧ください。


新レーベル、DTMステーションCreative始動。次回のM3でリリースします!

>>この記事の続きを読む

女子中高生を中心に爆発的なヒットをしている音楽SNSアプリのnana。「コラボ」という形で、人がアップロードした楽曲に、ユーザーが自由に歌や演奏を重ねて(オーバーダブして)いくことができるのが特徴です。そのnanaは最近、PCからのアップロード機能やGarageBandからのアップロード機能などの機能が追加されたり、コンボリューションリバーブをはじめ、強力なエフェクトが追加されると同時にUIもブラッシュアップされるなど、どんどん進化しています。

その背景には多くの開発エンジニアが日夜、機能向上に取り組んでいることがあるのですが、その開発エンジニアの1人にDTM界隈でも広く知られている著名人がいます。そう、数多くのアイドル楽曲を手掛ける週末音楽家CHEEBOW(@cheebow)さんです。週末は音楽制作に取り組み一方、平日はプログラマ・エンジニアとしてnanaのシステム開発に関わっていたんですね。先日、そのCHEEBOWさんにお会いし、コンピュータを始めたキッカケや音楽制作を始めたキッカケなど、いろいろとマニアックにお話を伺ったので、紹介してみたいと思います。


アイドルに数多くの楽曲を提供している週末音楽家のCHEEBOWさんはnanaの開発にも携わっていた!
>>この記事の続きを読む

まさに前代未聞ともいえるすごいセミナーが行われるという情報が入りました。『作曲で必要な目から鱗のコツを教えます』、『クリエイターに必要なミックスダウンの手法を伝授!』という面白そうなセミナーをセットで1万円。しかし、参加者にはMiDiPLUSのMIDIキーボード、オーディオインターフェイスの計6種の中から1点お持ち帰りという、トンでもない企画が行われるというのです。11月25日の福岡を皮切りに大阪、東京、札幌、仙台と5都市で開催されるようなのです。

そのセミナーを主催するのは、アーティストでは浜崎あゆみ、倖田來未、SonarPocket、AAA、Sexyzone、テゴマス、NEWS、SDN48…今年上映された映画「チアダン」では劇中歌を多数担当する作詞、作曲家・プロデューサーの伊橋成哉さん、そしてももクロ、BABYMETAL、気志團、クラムボン、柴咲コウ、神田沙也加、KEYTALK…ゲームFINAL FANTASYのミキシングを手掛けるエンジニアの戸田清章さんのお二人。「これって詐欺じゃないの?、大丈夫!?」なんて声も聞こえてきそうですが…。実際なぜそんなことが可能なのか、お話も伺ったので紹介してみましょう。


作曲とミックスの2つのセミナーを1万円で受講するとDTM機材がもらえるという前代未聞のセミナーが開催に

>>この記事の続きを読む

パンクバンド、GEEKSのギター&ボーカルでありつつ、ももいろクローバーZイヤホンズi★Ris、every♥ing!上坂すみれ佐藤聡美寺島拓篤などのアーティスト、声優に数多くの楽曲を提供し、「18if」、「アホガール」、「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-」、「坂本ですが?」……と数多くのテレビアニメの楽曲を手掛けているエンドウ.(@endo_jp)さん。

生粋のPCユーザーであり、現在のメインマシンも自作PC。DAWにはSONAR Platinumを使って、数々の楽曲を制作しているとのこと。その一方でアナログエフェクター開発者としても有名で、私も以前に購入した本「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」は2万部も売れているのだとか!? また今年6月には月蝕會議という制作集団であると同時に全員がプレイヤーでアーティストであるユニークなグループを結成して話題になっています。そのエンドウ.さんに先日お会いして、いろいろとお話を伺ったので、紹介してみましょう。


先日インタビューをさせていただいたGEEKS、月蝕會議のリーダーとして活躍するエンドウ.さん

>>この記事の続きを読む

AKB48チームBのメンバーである竹内美宥(Twitter:@take_miyu112)さん。慶應義塾大学(SFC)に通う傍ら、Logic Pro Xを使って作曲したり、楽曲を打ち込んだり、レコーディングもしている思い切りのDTMユーザーなんです。実際に制作した作品を竹内さん自らYouTubeに次々とアップしており、見てみるとどれもかなりいい出来。ちょっと昔の歌謡曲のカバーなどをいろいろ発表しているのもグッとくるところです。

その竹内さんに、4月に放送したDTMステーションPlus!のゲストとして出演していただき、DTM話とともに、歌も披露してもらったのですが、ご覧いただけたでしょうか? 番組の中だけでは話し足りなかったので、改めて竹内さんにインタビューさせてもらうとともに、どんな機材をどう使っているのか、今後DTMとどう付き合っていき、どんなことを目標にしているのかなど、伺ってみました。なお、今回の取材と撮影場所は、DTMステーションPlus!の番組を使わせていただいている音楽学校メーザー・ハウスで行いました。


AKB48 チームBのメンバー、竹内美宥さんのDTMへの取り組みについていろいろ伺った

 
>>この記事の続きを読む

最近、いろいろなところで話題になっているコーライティングCo-Writingというのをご存じですか?直訳すれば共同制作で、2~5人程度のメンバーで一緒に作曲・編曲・作詞を行っていくこと。以前記事にした「全米メジャーリリースも実現、世界で活躍する日本人作曲家、ヒロイズムさんの足跡と次なる狙い」、「低音が海外成功のカギ!?英語圏でヒット曲を飛ばす日本人、Ryosuke"Dr.R"Sakaiさんの挑戦」でも紹介した通り、欧米においてはコーライティングが当たり前。一方で、日本の音楽制作では、これまでほとんど取り入れられていなかったのが実情です。

しかし、2年前に「最先端の作曲法コーライティングの教科書」(伊藤涼・山口哲一著)が出た辺りから国内でも少しずつ事例が増えてきており、さまざまなところで話題になってきています。これはプロの作曲家や作詞家、プロデューサーなどに大変革をもたらすだけでなく、アマチュアのDTMユーザーにとっても大きな可能性、チャンスが得られる仕組みのようなのです。そのコーライティングを体験できるワークショップが5月13日と6月3日に2日間のセットで開催されるとのことなので、これがどんなものなのか、話を聞いてきました。


コーライティングとは複数のメンバーで曲を作っていく共同制作のこと

>>この記事の続きを読む

ご覧になった方も多いと思いますが、2017年に入ってからニコニコ生放送およびFresh!で放送している番組、「DTMステーションPlus!」は、月に1回、音楽学校メーザー・ハウスの中のリハーサルスタジオをお借りして行っています。そのメーザー・ハウスはもちろん、その名の通り音楽の学校であり、日中は多くの学生さんたちが真剣に音楽を学んでおり、とっても活気あるところでもあるんです。

先日、そのDTMステーションPlus!の打ち合わせもあって、日中にメーザー・ハウスに来た際、DTM関係を教えている先生、お二人とお話することができました。さらに、その後、その授業もちょっぴり見学してみたところ、なかなか面白い内容だったので、少し紹介してみたいと思います。


音楽学校メーザー・ハウスでの授業をちょっと覗いてみた
>>この記事の続きを読む

このページのトップヘ