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オーディオ編集ソフトの業界標準Sound ForgeがDDP出力にも対応。各種プラグインなどとセットで販売中

オーディオ編集ソフトのデファクトスタンダードといって間違いないSound Forge(サウンド・フォージ)。いわゆる波形編集ソフトの老舗中の老舗であり、私自身もWindows 95の前のWindows 3.1時代から愛用しているので、25年近く使っていることになります。もちろん、その長い歴史の間には何度ものバージョンアップを果たしてきており、現在の最新版はSound Forge 12.1。

昨年末に12.0から12.1にアップデートしているのですが、このタイミングで念願のDDP出力に対応したほか、AIを用いてオーディオ成分からボーカル部を見つけ出すといったユニークな機能が追加されるなど着実な進化をしています。改めてSound Forgeとはどんなソフトなのか、DDP出力にはどんなメリットがあるのかなどを紹介してみたいと思います。


Windowsの定番・波形編集ソフト、Sound ForgeにDDP出力機能が搭載された

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Sound Forgeをご存じない方もいると思うので、簡単に紹介すると、これはオーディオ波形を編集するためのソフト。オーディオ波形の編集など、DAWの一機能にすぎないし、Audacityなどのフリーウェアも数多く存在するので、「そんなもの買う意味あるの??」と思う方もいるかもしれません。

確かにその通りなのですが、これだけ普及していること、そして私が使い続けているのには理由があります。それは単純にオーディオデータを編集する目的ならDAWよりも軽く、高速で、扱いやすく、しかも高機能で、効率のいい作業ができるから。

また、たとえば「WAVファイルをフェードアウトさせ、全体を0dBにノーマライズさせた上で、16bit/48kHzに変換し、AIFF形式で保存する」という一連の作業をバッチコンバータに記録して、1,000以上ファイルに対して一気に処理を行うこともできるので、膨大なサウンドデータを扱うゲーム制作会社などは、みんなSound Forgeを使っているのです。
Sound Forgeのバッチコンバータ機能


1000を超えるファイルに対して実行しても簡単に処理できる

そのSound Forge、基本的にWindows専用のソフトとして長い歴史を歩んできたものですが、2012年にMacにも対応し、現在Mac版はSound Forge Pro for Mac3というバージョンになっています。ただしWindow版とは別ソフト扱いで、国内においては現在ソースネクストは扱ってない模様。そのため、ここで話題とするのはWindows版のSound Forgeとなるので、あしからず。

さて、そのSound ForgeがSound Forge Pro 12として国内で発売されたの2018年5月。これについてはAV Watchの連載記事、「藤本健のDigital Audio Laboratory」でも記事にしていましたが、新機能として

・Windows 64bitに対応
・DSDのインポート/エクスポートへの対応
・ノイズリダクション機能の刷新
・VST3プラグインに対応
・iZotope Ozone 8 Elementsを収録
・POW-rディザリングを搭載

といったものがありました。


Sound Forge Pro 12にはiZotopeのOzone 8 Elementsが入っているのも大きな目玉

個人的には64bit対応が嬉しかったのですが、そのSound Forgeが昨年末、こっそりとSound Forge Pro 12.1へとアップデートしていたのです。もちろん、これまでにSound Forge Pro 12を購入した人であれば、無償で12.1にすることができるのですが、その目玉となるのがDDPのエクスポート対応です。

※2019.1.22追記

Sound Forge 12.0を購入している方はMAGIXサイトからではなく、ソースネクストのマイページから12.1を入手し、上書きインストールしてください。MAGIXサイトから入手すると日本語版ではなく、英語版となってしまうので要注意です。


64bit対応ソフトになったのも、嬉しいポイント

ようやく待望の機能が搭載されたというか、なぜもっと早く対応できなかったのか……という思いもあるのですが、これでSound Forgeもマスタリングソフト、と名乗れるようになったかな、とも思うところです。

ご存知ない方もいると思うので、少し説明しておくと、DDPとはDisc Description Protocolの略で、主にCDをプレスする際のマスターにするためのデータ形式のことですね。大昔ならU-maticの3/4インチテープで、少し前ならCD-Rにプレスマスターとして焼いて納品したわけですが、いまならこのDDPというフォーマットで通信入稿するのが主流になってきています。


DDP出力機能を搭載

DDPは米国DCA社が開発したフォーマットですが、当初はソフトやシステムによって、方言があり、互換性に問題があったケースも多くありました。が、現在のDDP2というバージョンになってから(一般にはDDP2とは表現せず、普通にDDPと呼んでます)、ほぼ互換性の問題もなくなってきました。

かなり以前からSound Forgeにはディスクアットワンス、またはトラックアットワンスでCDを焼く機能はあったのですが、DDPで出力する機能がありませんでした。そのため、多方面からDDP出力を要望する声があったのですが、この度、ようやくそれに対応したんですね。


操作は「CDの書き込み」の下にある「DDPエクスポート」を選ぶだけ

使い方はとくに説明するまでもありません。CDを焼くのと同じように、トラックを設定し、曲間を決めたら、最後にツールメニューにあるDDPエクスポートを選ぶだけ。DDPでは1つのファイルを生成するのではなく、指定したフォルダ内にDDPID、DDPMS、IMAGE.DATなどいくつかのファイルをセットで保存する形になっているので、あとはCDプレス会社に、フォルダごと納品すればいいわけです。

ただし、Sound Forge Pro 12.1にはDDPエクスポート機能はあるものの、DDPインポート機能がないので、保存したDDPデータが本当に正しくできているのか、確認する術がありません。CDプレスに出すという作業は、かなり神経質になるほどシビアな工程でもあるので、保存したものがちゃんと再生できるデータなのか、インポートする機能があるとよかったのにな…とも思った次第。そこで、Sound Forgeで出力したDDPファイルをStudio One 4 Professionalでインポートして確認したところ、問題なく生成できていました。


Sound Forge Pro 12のDDP出力結果をStudio One 4 Professionalで読み込んだところ、間違いなく再現できた

が、ふとSound Forge Pro 12がインストールされているフォルダをのぞいてみたところ、DDPExport2.exeなるプログラムが入っていることを発見。試しに起動してみたところ、DDP Export、DDP Importというボタンがあり、DDP Importを使うと、DDPを元にWAVファイルを生成したり、CDトラック構成を表示することができるんですね。これを用いてチェックするのもいいかもしれません。


マニュアルにも書かれてない秘密のソフトを発見。実はSound ForgeのDDP出力においてこれが呼び出されている模様

ちなみに、Sound Forge Pro 12にはPOW-rディザリング機能というものが搭載されています。これは24bitとか32bitのオーディオデータを16bitなどに変換する際、キレイで自然な音にするための機能。DDP出力する前に24bitなどのデータをPow-rで16bit化しておくためのツールとしてもSound Forgeは大きな意味を持っていると思います。


Pow-rディザリング機能も装備

ところで、今回のSound Forge Pro 12.1へのアップデートで、もう一つ追加された機能が、VAD(ボーカル・アクティビティ・ディテクション)なるもの。とりあえず、以下のビデオをご覧ください。

いかがですか?ビデオからも一目瞭然、オーディオの中からボーカルが入っている部分だけをマークすることができるという機能です。最近AIネタが多いDTM業界ではありますが、またすごいものが出てきた感じです。「じゃあ、これを何に利用するのか?」と言われちゃうと、う~ん、すぐには思いつかないけれど……。


ボーカルが入っている部分を見つけ出してくれるVAD機能

試しに、年末のコミックマーケットでリリースした小岩井ことりさんがボーカルの楽曲「ハレのち☆ことり♪」(現在、ネット配信版を準備中です!)で試してみたところ、100%とまではいかないものの、80%程度の確率で、ことりさんのボーカルを見つけだしてくれていました。ちなみに、検出におけるパラメータの設定などはなく、すべてAIにお任せなのですが、色相や彩度、明るさなど色の設定はできるようになっていました。


抽出した部分の色の変更はできるようが、その他の設定は特に用意されていない

その、Sound Forge Pro 12ですが、以前「音を写真のようにレタッチ処理できる異次元ソフト、SpectraLayers Pro 5」という記事で紹介したSpectraLayers Pro 5、さらには

essentialFX Suite
Analogue Modelling Suite
Vintage Effects Suite
Vandal
VariVerb II

という5種のプラグイン集を加えたセット製品、Sound Forge Pro 12 Suiteも発売中です。しかも、この中にはiZotope Ozone 8 Elementsも含まれているんですからね!DDP出力機能が必要な人はもちろん、そうじゃない人も、Windowsユーザなら1本持っておいて損はないソフトなので、この機会に入手してみてはいかがですか?

【関連情報】
Sound Forge Pro 12製品情報
Sound Forge Pro 12 Suite製品情報
【価格チェック&製品購入】
◎ソースネクスト ⇒ Sound Forge Pro 12 Suite
◎ソースネクスト ⇒ Sound Forge Pro 12
◎ソースネクスト ⇒ 映像制作パック
◎ソースネクスト ⇒ 作曲・音楽編集パック
◎ソースネクスト ⇒ VEGAS全製品パック

Commentsこの記事についたコメント

5件のコメント
  • 2019年01月21日(月)の日常 | okaz::だめにっき

    […] オーディオ編集ソフトの業界標準Sound ForgeがDDP出力にも対応。各種プラグインなどとセットで63,997円が7,980円で販売中 | | 藤本健の “DTMステーション” […]

    2019年1月22日 9:10 PM
  • wes_mongo

    「Sound Forge 12.0を購入している方はMAGIXサイトからではなく、ソースネクストのマイページから12.1を入手し、上書きインストールしてください。」とありましたが、アップデートはありませんでした。
    サポートに問い合わせたところ『誠に恐れ入りますが、弊社で販売しておりますVEGAS動画・音声ソフトのアップデートは、MAGIX社公式と連動しておりません。
    MAGIX社では海外版を先行してアップデートし、日本語版などは不定期にアップデートする形を取っておりますので開発元で更新されても弊社では更新されていない場合があることをご了承ください。』とのことでした。
    暫く待つようですね。

    2019年1月26日 12:04 PM
    • 藤本 健

      wes mongoさん

      あれ?その情報は何か間違ってそうですね。事実、私はSound Forege 12.0のときにソースネクストから入手し、ソースネクストのマイページから今2.1をダウンロードできるようになっています。もちろんMAGIXサイトでもアカウントを作っており、こちらからもダウンロードできますが、記事に書いた通り、MAGIXサイトからダウンロードしたものだと英語版になってしまいます。

      2019年1月26日 4:43 PM
    • 藤本 健

      wes mongoさん

      あれ?その情報は何か間違ってそうですね。事実、私はSound Forege 12.0のときにソースネクストから入手し、ソースネクストのマイページから今ダウンロードすると12.1になるようになっています。もちろん私もMAGIXサイトでもアカウントを作っており、こちらからもダウンロードできますが、記事に書いた通り、MAGIXサイトからダウンロードしたものだと英語版になってしまいます。

      2019年1月26日 4:45 PM
  • Val

    アップデータがあるというより、インストーラー本体が12.1になってますよね。

    2019年1月30日 9:33 AM

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