Banner B0
640x200伸縮サイズ
Banner B1
640x200伸縮サイズ
Banner A0(728x90)伸縮サイズ

Universal Audioの無料DAWのLUNA、本日爆誕! Console/UAD-2とシームレス。シンプルながら快適な制作環境を実現

今年1月のNAMM SHOWで大きな話題になったUniversal AudioのDAW、LUNA Recording System(以下LUNA)が本日早朝、ついにリリースされました。Universal Audioが独自開発したまったく新たなDAWで、現時点においてはMac専用のソフトとなっています。利用するにはThunderbolt接続のApolloもしくはArrowが必須となりますが、これらのユーザーであれば誰でも無料でダウンロードして使うことが可能です。

ApolloやArrowは内部にDSPを搭載し、UAD-2の強力なエフェクト群を動かすと同時に大型ミキシングコンソールに匹敵する機能を装備し、Consoleというアプリケーションでコントロールできるようになっていましたが、LUNAはこのUAD-2およびConsoleとシームレスな関係になっており、Apollo/Arrowユーザーにとっては非常に扱いやすいシステムとなっています。実際そのLUNAを少し試してみたので、まずファーストインプレッションとして簡単に紹介するとともに、どのようにしてインストールし、使うのかなどの手順についても紹介してみたいと思います。

Universal Audioが4月8日にリリースした新DAW、LUNA

Banner B2
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner B3
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner A1(728x90)
伸縮サイズ

本日、Universal Audioからリリースされたのは、LUNAおよびUAD software v9.11.1というバージョン。Universal Audioの登録ユーザーであればログインすることでDownloadページから2つセットでダウンロードできるようになっています。

まずはLUNAとDAW Softwareをセットで入手する

LUNAだけのダウンロードも可能ではありますが、UAD software v.9.11.1でCatalina 10.15に正式対応したのと同時にLUNAをサポートしているので、必ずこちらもセットでダウンロードした上でLUNAの前にインストールしておきましょう。

LUNAのほうはdmgファイルを起動すれば、インストーラが表示されるので、LUNAアイコンをApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップするだけで簡単にインストールできます。

LUNAのアプリケーションをインストール

というわけで準備ができたら、さっそくApollo、Arrowの電源を入れるとファームウェアのアップデートの案内が表示されるので、これを実行してください。これによってハードウェア側もLUNA対応になるわけですね。画面の指示にしたがって、オーディオインターフェイスの電源を入れなおせば、準備完了です。

ApolloやArrowのファームウェアもアップデート

さっそくLUNAを起動すると、最初に「LUNAが新しいヘルパーツールをインストールしようとしています」とメッセージが表示されるので、指示にしたがってインストールしておきましょう。

iLokアカウントにアクティベートする

すると、ユーザーネームとパスワードを促されるので、Universal Audioで登録しているアカウントを入力します。実は、このLUNA、iLokで管理されるようになっているので、iLokのアカウントを求められます。もし持っていない場合はここで作成してください。iLokのドングル自体はもっていなくてもiLok Cloudで利用できるとのことです。今朝、このアクティベートをしようとしたところ、サーバーが混んでいたためか、なかなかうまくいかなかったのですが、少し時間をおいてからMacを再起動したらうまくいきました。

プロジェクトを作ったり、読み込んだりするCREATE画面が立ち上がる

これによってiLokアカウントにLUNAのライセンスが登録されるので、改めてLUNAを起動するとLUNAのCREATE画面が現れます。ここで新規プロジェクトを作成していくわけですが、とくにデモデータなどが用意されているわけではないので空のプロジェクトを作成するか、AAFが読み込めるので既存のDAWなどからAAFを書き出した上でLUNAに読み込ませることが可能です。

予めI/O MATRIXの設定は必須

ただし、ここで最初に行っておかなくてはならないのがSETTINGSタブにあるI/O MATRIX設定。私の場合、Apollo Twin MK2を接続していたのですが、LUNAを起動したら、すぐにApollo Twinを認識していたし、ここに接続したギターの入力がLUNAのメイン出力のレベルメーターに反映されていたので、すぐに使えると思ったのです。が、録音も再生もうまくいかず、1時間ほど悪戦苦闘。が、なんのことはない、I/O MATRIXの画面を開き、MODEでDefaultボタンを押せば完了でした。

空のプロジェクトを作成するとマイントラックだけがある状態

さて、実際にLUNAを使ってみると、Apollo/ArrowユーザーにとってとてもわかりやすいDAWになっています。まさにConsoleと表裏一体となっており、ほかのDAWでApollo/Arrowを使うよりずっとスッキリしているのです。

新規トラックを作成。まずはオーディオトラックから…

まずはトラック作成からスタートですが、画面左上のCREAT NEW TRACKSの「+」をクリックするとAUDIOトラック、INSTRUMENTSトラック、そしてBUSトラックが作成できるようになっています。ここでAUDIOを選択するとMAINトラックの上にオーディオトラックが作成されます。このトラックの先頭部分を見るとINとOUTという項目がありますが、INのところをクリックすると、画面左にのポートを使うかの一覧が表示され、選択できるようになっています。これが先ほどのI/O MATRIXで設定したポートです。

入力チャンネルを設定

ここではギターを録っていこうと思うので、MIC/LINE/HIZ 1を選択した上で、トラックの赤●印のARMボタンをクリックして録音待機状態に入り、ギターの音がそのままモニターできるようになります。メトロノームをオンにした上で、トランポートボタンを使って録音をスタートすると、ギターからの入力をトラックにレコーディングしていくことができます。

ギターがレコーディングされていく

いたってシンプルですね。この際、トラックのすぐ左に表示されているINPUTという縦のストリップがありますが、ここでINSERTSの「+」をクリックすると、UAD-2のプラグイン一覧が表示され、ここからUAD-2プラグインを選択し組み込むことができるのです。

UAD-2プラグインを組み込むことができた

実はこれは、トラックの再生に用いられるプラグインであるため、Consoleとは別。一方で、トラックのARMボタンを押した状態だと、このストリップの上部にあるUnisonおよびRECORD FXにUAD-2のプラグインを組み込むことができます。これらは掛け録りようとなっているわけですが、まさにConsoleと表裏一体の関係になっており、どちらで操作しても、同じ結果が反映されるようになっています。

上はARMボタンをONにした状態でUnisonにMarshall Plexi Classicを組み込んだ画面

Consoleで確認しても、同じようにUnisonにMashall Plexi Classicが組み込まれている

ではマルチトラックでレコーディングしていった場合、どうやってミックスしていくといいのでしょうか?

マルチトラックでデータを作った場合は……

これはトランスポートボタンがある左側のVIEWを利用してミキサー画面を表示することができます。ここでトラック間のレベル調整などを行うことはもちろん、UAD-2プラグインを組み込んだり、MAINトラックがマスタートラックとなっているので、ここに最終調整を行っていくこともできます。この上部がConsoleと表裏一体のものですね。

LUNAのミキサー画面。画面上部はConsoleと表裏一体な関係になっている

つまり、LUNAのミキサー画面はConsoleと一般的なDAWでいうミキサー画面を合体させた感じのもの。そのためLUNAを使う場合は基本的にConsoleは起動しなくてもほとんどの操作ができるようになっています。

なお、画面右側に出力チャンネルが表示されていてレベルメーターで出力状況を確認することができますが、この下の方にあるCUE OUTPUTSを使ってCUEの調整をしたり、CONTROL ROOMを使ってトークバックの設定などもできますが、これらもすべてConsoleと連動しています。

CUEやCONTROL ROOMの設定も可能

ところで、UAD-2のエフェクト以外は使うことができるのか?実はプラグイン一覧の下のほうを見ると、Audio Unitsのプラグインが表示されており、これらを設定することもできました。当然Audio Unitsの場合はMacのCPUを使うNative動作となりますが、普通のDAWと同様の扱いも可能というわけです。

LUNA標準の音源、Shape

では続いてINSTRUMETトラックを作成してみましょう。デフォルトではShapeと音源が選択される形になっており、これはLUNAに標準の音源になっています。外部にMIDIキーボードなどを接続していれば、すぐに鳴らすことができ、録音ボタンをクリックすれば、すぐにリアルタイムレコーディングが可能。

MIDIはトランク内のインラインエディタでエディットすることができる

もちろんリアルタイムレコーディングした結果をクォンタイズするといったことも可能ですが、今のところインラインエディタのみのようで、専用のMIDI画面などはないようです。そのためある程度のエディットは可能ですが本格的な打ち込みは他のソフトにまかせ、MIDIデータをインポートするといった使い方がいいのかもしれません。

MANAGE画面でインストゥルメントなどをインストールすることが可能

LUNA発表後の紹介ビデオなどでは、このINSTRUMENTとしてMinimoogなどが使えるとありましたが、これらはオプション扱いになっており、299ドルで入手可能。15日間は試すことも可能になっていますが、この場合もiLokでアクティベートする必要があるほか、LUNAのMANAGE画面においてダウンロードする必要もあります。

Audio Unitsに対応しているためKORG Gadgetの音源を使うこともできた

気になるのは、これらINSTRUMENTもUAD-2であるのかという点。つまりApolloやArrowのDSPで動作させることができるのかですが、これはあくまでもNative動作のアプリケーションであってCPUを使うようですね。このInstrumentsも先ほどのエフェクトと同様にAudio Unitsに対応しているため、手持ちのソフトウェア音源をそのまま利用することが可能です。そもそもINSTRUMENTがUAD-2でないのであれば、あえてLUNAのオプション音源を買うまでもないような気もしますが……。逆に、LUNAのインストゥルメントであるShapeやMinimoog、またLUNA ExtensionはLUNAだけで動作するもので、ほかのDAWでは動かないので、その点はご注意ください。

以上、LUNAについて速報レポートとして紹介してみました。まだごく一部の機能しかチェックできていないので、もっとすごい機能、便利な機能もいろいろありそうではありますが、とにかくApolloやArrowユーザーにとって使い勝手のいいDAWであることは間違いなさそうです。

まったく新たに登場したDAWだけに、すごく軽いとうだけでなく、DAWで多くの処理能力をとられるエフェクト機能とミキシング機能がUAD-2によるDSPパワーで処理できるので、軽快な動作となっているようです。

これから自分でもいろいろと試してみようと思うので、また改めて詳細記事などを書いていければと思っております。

※2020.4.9追記
SNSなどでいくつか質問などあったのでお答します。
Q.レイテンシーはどうなっていますか?
A.レコーディング時のモニターはエフェクトをかけても基本的にUAD-2プラグインを使うDSP処理であるためゼロレイテンシーです。ただし、INSTRUMENTにおいてはShapeやMinimooogも含めCPUによるNative処理であるためバッファサイズによってレイテンシーが発生します。
Q。Windows版の予定はありますか?
A.現時点においてUniversal Audioからのアナウンスはありません。リリース直後にUniversal AudioがFacebook Liveで配信した番組において「Windowsについてユーザーから求められいるのは分かっている」という言及のみありましたが、ぜひ今後に期待したいところです。
Q.Audio Unitsにおいてサイドチェインには対応していますか?
A.現時点では対応していません。ただ、これについても今後検討する旨の発言がUniversal Audioの開発担当から出ていたので、いずれ対応するものと思われます。

【関連情報】
LUNA RECORDING SYSTEM情報
Universal Audio製品情報(フックアップ)

【ダウンロード】
LUNAダウンロード

【価格チェック&購入】
◎Rock oN ⇒ Arrow
◎宮地楽器 ⇒ Arrow
◎Amazon ⇒ Arrow
◎サウンドハウス ⇒ Arrow
◎Rokk oN ⇒ Apollo Twin MkII DUO Apollo Twin USB
◎宮地楽器 ⇒ Apollo Twin MkII DUO Apollo Twin USB
◎Amazon ⇒ Apollo Twin MkII DUO Apollo Twin USB
◎サウンドハウス ⇒ Apollo Twin MkII DUO Apollo Twin USB
◎Rock oN ⇒ Apollo Twin X DUO Apollo Twin X QUAD Apollo x4
◎宮地楽器 ⇒ Apollo Twin X DUO Apollo Twin X QUAD Apollo x4
◎Amazon ⇒ ⇒ Apollo Twin X DUO Apollo Twin X QUAD Apollo x4
◎サウンドハウス ⇒ ⇒ Apollo Twin X DUO Apollo Twin X QUAD Apollo x4

Commentsこの記事についたコメント

6件のコメント
  • akio takahashi

    UAD LUNA の音楽編集機能は試されましたか?
    当方、MAミキサーをしていますが、
    トランスポートに一時停止機能が無い!(一時停止がないのでSTOPすると頭に戻ってしまう)
    Pro Tools や他のDAWのようにスクラブが出来ない等
    MAでは使えないなと思っております。
    このような使いづらい所が一般的にまだ周知されていないようですが、
    どのような御感想をお持ちか可能ならばお聞かせ下さい。

    2020年4月13日 6:28 AM
    • 藤本 健

      akio takahashiさん

      まだ、あまり使い込めていませんが、LUNA、出たばかりで本当に発展途上のようです。
      毎日のようにUniversal AudioのFacebookチャンネルでLUNAに関する情報を番組配信しており、
      アップデートも頻繁に行われているようなので、英語ではありますが、要望を出してみるといいかもしれません。

      2020年4月14日 7:01 PM
  • MOOK

    LUNAを使って何曲かミックスなどで使用していました。
    突然Shapeを使用しているプロジェクトが開かなくなりました。
    新しくプロジェクトを作ることはできますが、Shapeを使用を試みるとずっと考え出して、動かなくなります。
    原因が分からなくて、UADから再インストールしても同じでした。
    何か対策などあれば教えていただきたいです
    MIX途中の曲があり大変困っております

    2020年4月14日 8:00 PM
    • 藤本 健

      MOOKさん

      まだLUNA、発展途上で、いろいろと改善点が多いようですが、Shapeに関して言うと、とりあえず私の手元ではしっかり動いてくれています。
      普通にリアルタイムで演奏するといったことはできますか?それとも、その時点で使えない状況でしょうか?また、試しにShapeの代わりに
      別のAudio Unitsの音源を割り当てたらどうでしょうか? まだ情報が少ないので、いろいろと試しながら解決していく必要がありそうです。

      2020年4月15日 9:01 AM
  • JerryMouse

    Apollo/Arrow必須なのは良いとして、DigiGridのSoundGridのように他社製ASIO/Core Audioインターフェースに対応して欲しいですね。
    他社製オーディオI/Oの入出力をLuna側から認識できるようになれば、使い勝手がものすごく上がると思うんですが…。

    2020年4月18日 1:59 PM
  • 3gatudo

    直前のコメントの訂正です。
    URLまちがえました。申し訳ありません。

    soundop
    https://ivosight.com/

    ちょっとAdobeAuditionに似ています。

    2020年5月29日 4:43 PM

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です