新発表KORG M01は、あのDS-10を超えるか!?

大ヒットとなったNintendoDS用のシンセサイザ、KORG DS-10およびDS-10 PLUS。その第二弾となる新音源、KORG M01が発表されました。これは1988年に発売されたKORGのデジタルシンセサイザ、M1をDS上に復刻させたもの
開発はKORG自らが音源のエンジン部分を作っている一方、製品の企画やシーケンサ部分はDS-10の開発メンバーが、従来の会社からスピンアウトして作ったDETUNEという会社で行っています。そのDETUNEからAmazon経由で販売されますが、発売は12月下旬とちょっと先。そこで開発チームに会って、モノを見せてもらいました。
KORG M1をNintendoDS上に再現させたKORG M01

DS-10はシンセの音作りを楽しむためのソフトであったのに対し、KORG M01はシーケンサでの曲作りを楽しむためのソフトと、コンセプトが異なります。実際、80年代後半~90年代前半のバブル期、M1を使ったという人も多いと思いますが、デジタルシンセだけに基本はパッチを読み込んで用意された音色を楽しむという使い方だったのではないでしょうか?

KORG M01をちょっと触らせてもらいましたが、実際音を出してビックリ。まさにM1というか、80年代サウンドそのものの音が飛び出してくるのです。明らかに今のシンセの音とは全然違うサウンド。

プリセットとして用意されているウェーブテーブル=音色は334。オリジナルのM1に入っていた波形はすべてここに収録されているとのことです。さらに、ここにはM1の後継機ともいえる01/Wの音も収録されており、音を鳴らしただけで、懐かしいあのころの時代の感じがよみがえってきます。M1と01/WというところからKORG M01というネーミングになっているようでした。

KORG M01の開発メンバー。左からDETUNEの社長、岡宮道生さん、開発本部長の佐野信義さん、取締役の光田康典さん

このようにプリセットから呼び出して使うのがKORG M01ですがシンセパラメータのうちA(アタック)とR(リリース)だけはいじれるようです。またドラム音源においてはキックのボリューム、スネアのパンニング、ハイハットのチューンのみ調整できるようになっていました。用意されている12音色すべてにおいて各々のボリューム、パン、チューンを調整できるようになっています。

ここに、シーケンサが付いており、これで楽曲を作っていくわけですが、このシーケンサはDETUNE(正確にはDETUNEの取締役である光田康典さんの会社であるプロキオン・スタジオによる開発)オリジナルであり、DS-10のシーケンサ機能をブラッシュアップしたもの。8トラック=8音色使うことができ、それぞれはポリフォニックのシンセとなっていますから1トラックで複数の音を出すことが可能です。ただし、最大発音数は12音となっているため、それなりに限界はありますが…。

DETUNEオリジナルのシーケンサ画面

笑えたのが、コンセプトとして「ユーザー・アンフレンドリー」というものがあること。思い返せばM1に限らず、当時のデジタルシンセって、非常に使いづらかった思い出がありますが、その使いづらさをあえて再現していることです。別にそっくり同じUIにしているのではなく、その雰囲気を再現しているんですね。バカバカしいながらも、愛着を感じられるそのUIは、当時を知っている人にはグッときそうですよ。

3人へのインタビュー内容については、近々AV WatchのDigital Audio Laboratoryで紹介する予定ですのでお楽しみに。