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Waves、AIR、iZotope、AKAI、fxpansion……全17社のプラグインがテンコ盛り Advance Music Production Suite

ニュマークジャパンからAir Advance Music Production Suiteという製品が59,800円(税込み市場予想価格)で8月25日より発売されます。ここには、AirAKAIfxpansioniZotopePSPSONiVOXWaves……と名だたるメーカー全17社のプラグインのソフト音源やエフェクト、さらにはサンプリングデータのライブラリなどなど、とにかく膨大なソフト資産がテンコ盛りに入っており、インストーラの容量だけでトータル168GBというもの。

 

そのすべてがハードディスクに収録された形で、パッケージ化されて発売されるのです。前代未聞?という感じのプラグイン・ライブラリセットとなっていますが、実際に使ってみたので、どんなものなのか紹介してみたいと思います。


ニュマークジャパンから発売されるプラグイン、ライブラリのテンコ盛りパック、Advanced Music Production Suite


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このAir Advance Music Production Suiteのパッケージを見ると、DTMの世界をご存じの方なら、誰もが知っている、そうそうたるメーカーのロゴがズラリと並んでいて、まるでDTM版ビックカメラのパッケージみたいな雰囲気ですよね。そして、この中にはソフトウェア音源が33種類、強力なエフェクト17種類、ループ素材・サンプル素材集18種類などが収録された、まさに夢のパッケージなのです。

 

そのAir Advance Music Production Suiteのプロモーションビデオがあるので、これを見ると、なんとなくの雰囲気は掴めると思います。

実際の製品の紹介の前に、ニュマークジャパンという会社について、少し解説しておきたいと思います。Numarkというブランドをご存じの方も多いと思いますが、NumarkはDJ機器を数多く扱ってきた40年の歴史を持つ会社で、現在はInMusicというアメリカの会社の傘下にいます。「DJ機器の会社が、なぜそんなDTMパッケージを?」と不思議に思う方もいると思いますが、実はinMusicは世界のDTM市場のキーを握るトップ企業となっているんです。


inMusic傘下にある各ブランド。DTMからオーディオまで幅広くカバーする 

 

そう、inMusicグループには、オーディオインターフェイスやMIDIキーボードをはじめ数多くのDTM機材を出してきたM-AudioやMPCシリーズでおなじみのAKAI、またProToolsにバンドルされてきた数多くのソフト音源を開発するAir、またプロ用のレコーディング機材を数多く生み出してきたAlesis、さらに最近では、DENON、marantzなどなど傘下に収める一大コンツェルン。そのInMusicの日本法人の名前が、ニュマークジャパンとなっているんですね。

 

今回発売したAir Advance Music Production Suiteは、そんなグループ各社のソフトをまとめるとともに、他社からも使えるプラグインやライブラリを集めて1つにまとめた膨大な製品となっているのです。


パッケージの中に入っているのは2.5インチ500GBのUSB接続ハードディスク 

 

ユニークなのは、膨大な製品群であるのに、パッケージサイズが小さいこと。箱を開けると、そこにはUSB接続の2.5インチのハードディスクが入っており、これをWindowsマシンやMacと接続し、ここから各プラグインやライブラリをインストールする形になっているんですね。確かに、いまやDVD-ROMなんかでインストールしてたら、何十枚あっても足りません。一方、最近はネットからダウンロードするタイプのものが増えていますが、いくら光回線といったって、何十GBものデータをダウンロードしていたら、一晩待っていても終わりません。

 

でも大容量のHDDからインストールすればメディアの出し入れの手間も減るし、インストールも速く済むというわけですね。ただし、ワンストップでクリック1つですべてインストール、というわけにはいかないようでした。ハードディスクを接続すると、中にはブランドごとのフォルダが作られており、ここから必要なプラグインやライブラリを1つ1つインストールしていく形になります。


シリアルナンバーの書かれたカードが計17枚入っている

 

また、パッケージの中にはHDDとは別にハガキサイズのカードが束になって入っており、ここにそれぞれのシリアルナンバーが記載されているので、これらを入力してオーソライズしていく必要があります。もっとも、数多くの人気ソフトシンセを作っているSONiVOXなどは1つのインストーラ、1つのシリアルナンバーで、計22本のソフトウェア音源と拡張ライブラリーなどを一気にインストールできるので、想像するほど手間はかからないですみそうです。


SONiVOXのアプリやライブラリは一挙に22本インストール可能

さすがに、全部を使い切ることはできないので、このパッケージにあるいくつかのプラグインをインストールして試してみました。いずれのソフトもMacおよびWindowsで使うことができ、プラグインに関しては64bit版、32bit版が揃うハイブリッドとなっています。さらに、プラグインフォーマットとしてはVST、AudioUnits、RTAS、そしてAAXと一通りが揃っているので、どのDAWと組み合わせても大丈夫でしょう。


レスポールを再現するギター音源、LP GUITAR

ここではWindows版のCubase 7.5にインストールしてみました。個人的に、かなり使えそうと思ったのが前述のSONiVOXの音源です。ギター音源として、レスポール、ジャズギター、BRIGHT ELECTRIC GUITARといったものがあり、見た目のUIはほぼ同じなのですが、それぞれ特徴的なサウンドで使え、まさに打ち込みによってギターサウンドを思い切り響かせることができます。


BFDやAddictive Drumsなどとも対抗できるドラム音源、 BIG BANG UNIVERSAL DRUMS

 

また、SONiVOXのドラム音源のBIG BANG UNIVERSAL DRUMSも秀逸。大容量のサンプリングタイプの音源で、拡張音源ライブラリも同時にインストールされるため、かなり多くのキットを装備しています。ドラム音源というとBFDやAddictive Drumsなどに注目が集まりますが、BIG BANG UNIVERSAL DRUMSは、それらと十分に張り合えるもの。単にサンプルを鳴らすだけでなく、音色エディットが自在にできるのも嬉しいところですね。


重厚な感じのデザインのVACUUM PROは真空管をモデリングするアナログシンセ

 

また、Airのソフト音源も注目すべきものがいっぱい。たとえば、RhodesやWurlitzerをモデリングしたエレピ、VELVETは、かなりカッコいいビンテージサウンドを出すことができるし、VACUUM PROは見た目通りのマニアックなアナログシンセ。真空管搭載のVCOを4基搭載するとともに、随所に真空管を使った回路をモデリングするこのシンセは、かなり図太いサウンドを出すことができます。


Wavesのチャンネルストリップ、RENAISSANCE CHANNEL

 

一方、エフェクトのほうも、トラックにインサーションで使うものから、マスタリングエフェクトまで、非常に豊富で、強力です。たとえばWavesのプラグインとしてバンドルしているのはRENAISSANCE CHANNEL。トラックにインサーションして使うチャンネルストリップで、パラメトリックEQとコンプレッサ/リミッタ、ゲートを組み合わせたもの。いかにもWavesというこのプラグインは、簡単にトラックの音を思い切り脚色でいるのが楽しいところです。


コンソール搭載のEQをプラグイン化したPSP McQ

また、PSPのMcQはMCIのコンソールEQをモデリングした4バンドのパラメトリックEQ。伝統的なコンソールイコライザーを再現するものだそうですが、使ってみるとなるほど気持ちいい感じで音が変化してくれます。鋭くエッジを立てるのか、緩やかなQカーブにするのかのスイッチを切り替えることで、音作りの幅が大きく広がるなど、使っていてもなかなか楽しいですね。


トラックの音をサンプリングして切り刻みながら再生していくiZotope Stutter Edit

 

さらにiZotopeのStutter Editはかなりマニアックなエフェクト。DJやトラックメーカー用だという、このプラグインはスタッター効果(どもり効果)を簡単に得られるとういもの。つまり部分的に短いループを繰り返したり、音のオン・オフを繰り返して変化をつけることで、発振させてしまうことも可能にしたエフェクトなのです。実際にはMIDIキーボードも操作しながら音を作っていくので、単純なエフェクトというよりも楽器といってもいいプラグインになっています。

アナログシンセとサンプリング音源を組み合わせたHYBRID 3

そのほかにも、以前、記事で紹介したことのあるAKAIのMPC ESSENTIALSやAirのHYBRID 3などなど、数多くのプラグインが入っているほか、数多くのループやサンプルデータも入っているので、かなりお得感満載です。もう少し音にバリエーションをつけないという人にとっては、かなり嬉しいパック製品といえるのではないでしょうか?

Triger Finger Proと組み合わせて使うというのも一つの手だ

なお、、これらの音源やループ、サンプルをDAWで使うほかにも、先日のM-AudioのTrigger Finger Proおよび付属ソフトのArsenalと組み合わせることで、パフォーマンスプレイが可能になり、楽器が弾けない人でも存分に楽しむことができます。EDM系のサウンドなども数多く収録されているので、プレイの幅も大きく広がりそうですね。

【価格チェック】
◎Amazon ⇒ Air Advanced Music Production Suite
◎サウンドハウス ⇒ Air Advanced Music Production Suite

【製品情報】
Air Advanced Music Production Suite製品情報

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Commentsこの記事についたコメント

7件のコメント
  • らじらー

    豪華なセットですね、興味そそられました。

    2014年8月19日 1:06 AM
  • DOC

    予想価格が書かれていないようなのですが、
    結構なお値段なのでしょうねー、、、

    2014年8月20日 11:49 PM
  • 藤本健

    DOCさん、冒頭に59,800円と書いてありますよ!

    2014年8月21日 7:30 AM
  • DOC

    すいません
    タイトルのリンクをクリックしたら表示されました。

    2014年8月24日 9:03 PM
  • 藤本健

    DOCさん すみません。
    つづきを読むをクリックすると、なぜか1行目が表示されないバグがあって、まだ直せていないんです。探究します…。

    2014年8月25日 7:11 AM
  • climbing

    kompleteに対抗してる風にも取れますね。
    ソフトウェア音源の大容量化が近頃顕著ですが、JV-1080やmotif rack xsなど、少ないPCM容量で素晴らしいサウンドと個性を出しているハード音源もありますから、少ないPCMのソフトシンセも増えて欲しいですね。hyper sonic2とか、とっくにディスコンになっていますね。

    2014年8月26日 7:51 AM
  • MAXX

    >>さらに最近では、DENON、marantzなどなど傘下に収める一大コンツェルン。
    ここおかしいですよ。DENON、Marantzのプロフェショナル部門を傘下にくらいが適当ではないでしょうか。

    2015年1月25日 8:45 AM

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