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Bluetooth接続のワイヤレス鍵盤、Miselu C.24がとっても便利!

キーボードがワイヤレスで使えたら……」そんなことを考えた人も少なくないと思います。これまでもそうした機材がなかったわけではありませんが、より手軽に使え、コンパクトで便利でバッテリー寿命も非常に長いキーボードが間もなく国内でも発売になります。米Miselu社が開発したBluetooth LE(低消費電力型Bluetooth)対応のキーボード、C.24というものです。

 

以前DTMステーションでも「iPadカバーになる不思議なMIDIキーボード、Miselu C.24のクラウドファンディング実施中」という記事で紹介したことのある機材で、私もKickstarterで購入したのですが、その製品がようやく手元にも届いたところです。近いうちに国内でも発売されるとのことですが(参考までに米国価格は$249です)、どんな製品なのか紹介してみましょう。


とっても不思議なBluetooth LE対応のワイヤレスMIDIキーボード、Miselu C.24

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C.24はいろいろと不思議でユニークな構造をしたキーボード。通常、使っていない場合は厚さ約10mmという薄い板なんですが、ボタンを押すと飛びポンと飛び出して、厚さ約27mmのキーボードに変身すると同時に電源がオンになるという仕掛けになっています。


飛び出す絵本のようにな構造になっている

しかもこのキーボード、鍵盤構造がバネを使わずに強力マグネットを使っているという世界初のMIDI鍵盤。各鍵盤ごとに赤外線センサーを搭載しており、これによって単にオン/オフを検知するだけでなく、鍵盤がどのくら近づいたかを検出しベロシティーも確実に反映できるようになっているのです。さらにアフタータッチにも対応しており、鍵盤を押し付けたり擦るようにすることで、アフタータッチの信号を送ることができるのです。


使っていない時の厚さは約10mmで、薄い板という感じ 

 

そんな構造で大丈夫なんだろうか…」と思っていたのですが、実際に試してみたところ、結構しっかりしたキータッチなんです。多少クセがあることは確かですが、5分も弾いていれば慣れてくるし、アフタータッチもうまく使えますよ。


iPad 3rdの蓋としてマグネットでピッタリとくっつく仕様になっている 

 

またC.24はiPadのカバーとしても使えるという面白い設計になっています。これもiPadとマグネットでピッタリとくっつくので、とっても便利なのですが、1点大きな問題があります。それはカバーとして使えるのは第4世代iPadまで。ご存じのようにiPadはその後さらにコンパクトなiPad Air、新製品のiPad Air2へと進化したわけですが、当然サイズが異なるので、カバーとしては使えないんですね。とはいえ、接続という意味ではまったく問題はありませんよ。


溝のところに、iPad Air 2を置いてみると、いい感じに立てかけることができる 

 

C.24の溝のところに、iPad立て掛けるといい感じに設置することができます。もっとも、ワイヤレスが売りのC.24ですから、結構遠くから演奏することができるのも面白いですよ。スペック的には10mとなっていますが、試しに30m程度離れて弾いてみたところ、まったく問題ないですね。ただし30mも離れると、空気を伝わる音の遅れが目立ちますので、あまり実用的ではないかもしれませんが……。


C.24を分解して、鍵盤をとりはずしたものを見せてもらった。内部にはバネではなく強力なマグネットが設置されている 

 

では、C.24のBluetooth接続ってどうするのでしょうか?iPadやiPhoneをBluetoothのスピーカーや文字を入力するキーボードに接続する場合、設定画面を使いますが、C.24の場合は設定画面は使わず、アプリと直接つなぐのです。また、この際、大きく2通りの方法があるので、それを説明しましょう。


ボタンを押して鍵盤を飛び出させると電源スイッチが青く点滅する

1つめは、Miseluが出している無料アプリ、KEYを使う方法です。KEYはC.24と各シンセサイザアプリ、DAWアプリなどをつなぐHUBとなってくれるシステムアプリです。KEYを起動するとすぐにC.24を見つけてくれるので、これと接続するだけ。


Bluetooth LEでの接続が確立されると緑の点灯状態に切り替わる 



接続されていない状態だと、C.24の電源ランプは青の点滅ですが、接続が確立されると緑に点灯します。また、一度この設定を行えば、今後はC.24の電源を入れれば自動的にiPadやiPhoneと接続されるようになりますよ。


iOS上のシンセやDAW とC.24のHUB的役割を果たす、アプリ、KEY

 

接続ができたら、C.24で演奏をしたいシンセアプリやDAWアプリを画面右側で設定します。たとえば、KORG iPolysixを設定して起動すればiPolysixを演奏できるし、ArturiaiMiniiProphetだって同じように弾くことができるようになるんですね。


GarageBandからも直接C.24を認識して接続することができる 

 

もう1つの方法はアプリと直接接続してしまうという方法です。たとえばGarageBandには「設定」メニューに「Bluetooth MIDIデバイス」というのがあります。これを使って直接C.24と接続してしまえば、KEYアプリを使うことなく使えてしまうんです。同様に、先日紹介したKORG ModuleにもBluetooth MIDIというメニューが搭載されたし、DTMステーションでもたびたび取り上げているbs-16iにも同様の直接接続機能が搭載されています。


先日紹介したKORGのModuleでもC.24と直接接続することができた

 

そうC.24はAppleが打ち出すMIDI over BLEという規格に則っているので、こうしたことが実現できているんですね。もっとも現状においてMIDI over BLEに対応した機器というのはまだほとんどなく、その詳細な規格もキッチリ確定できていないようなのですが、その点についてどう捉えているのか、、Miseluの社長である吉川欣也さんに伺ったところ、「いま、BluetoothでMIDIを伝送するプロトコルは各社各様となっていますが、やはり普及具合で圧倒的なのはAppleです。そこで当社ではAppleのプロトコルに合わせる形でシステムを作りこんでいます」とのこと。確かにiPadやiPhoneに接続したいというニーズが一番高そうなので、この点は歓迎したいところですよね。


先日、日本に一時帰国されていたMiseluの社長、吉川さんにお話しを伺った

もちろん、Mac OS X 10.10 Yosemiteで採用されたMIDI Bluetoothでも使うことができました。先日の記事「YosemiteとiOS8をMIDI over Bluetooth LEで繋いでみた!」で紹介したのと同様ですね。


Yosemiteでも簡単にC.24を見つけて接続することができた

ここで気になるのがレイテンシーです。やはりBluetoothを介すと、かなり発音に遅れがでるのではないのか……という心配があるわけです。私もこれが一番気がかりだったのですが、結論からいえば、許容範囲内という感じですね。確かにレイテンシーがまったく気にならないわけではありません。実測したわけではないのですが、感覚的には30~50msec程度の遅れという感じでしょうか……。ピアノ音源など、立ち上がりの速い音色の場合、少し目立ちますが、アタックの弱い音なら大丈夫です。

 

レイテンシーについては、さらに改善できるよう、Appleとも話し合いを続けながら詰めているところです」と吉川さん。ぜひ、この点はもう少し改善してくれると嬉しいところです。ちなみに、このC.24はBluetoothでの接続のほかにUSBでの接続も可能になっており、iPadやiPhoneとLightning-USBカメラアダプタ経由で接続すれば、そのレイテンシーの問題はクリアになりますよ。


C.24内部にはセルが日本製のリチウムイオン電池が入っており、長時間使うことができる 

 

さて、このC.24の鍵盤は前述のとおり、マグネットを使った構造で、赤外線センサーを搭載しているわけですが、それとは別に左右にも赤外線センサーを搭載しています。左側がオクターブシフト、右側がダンパーペダルとなっています。これらも最初慣れが必要ではありますが、これはこれでなかなか使いやすいですよ。

 

とはいえ、「ピッチベンドやモジュレーションホイールが欲しい」という人も少なくないはず。残念ながらC.24本体には装備されていのですが、間もなく登場するリモコン、T.10をC.24にセットすることで、ピッチベンド、モジュレーション、プログラムチェンジ……といった操作も可能になります。オクターブシフトやダンパーペダルなんかも含め、実際の動きをビデオにしたものがあるので、ご覧になると雰囲気が掴めると思います。

 

ところで、このC.24は、ほかの楽器メーカーのMIDIキーボードとは明らかに違う点が1つあります。それはC.24という名前からも想像できるように、これは24鍵なんです。普通2オクターブ分の鍵盤って25鍵ですから、ちょっと変でしょ。でも、ここには大きな理由があるんです。そうC.24を2つ並べると、48鍵=4オクターブ分のキーボードへと変身するんです。以下のビデオで実際の演奏をしていますね。

 

私が購入したC.24は1台でしたが、吉川さんにお願いしてもう1つお借りして使ってみたところ、なかなか不思議な感覚ではありましたが、2台のC.24を並べて使うことができました。ちなみに、iPad側からは2つのC.24と別々に接続しており、オクターブ設定で上のパートの鍵盤と下のパートの鍵盤としているのです。そのため、同じオクターブ設定だとバッティングしてしまいます。

 

でも、ここでちょっと気になったのがMIDI Chの扱いについて。来年登場するRolandのSound Canvas for iOSはマルチティンバー音源ですから、2台のC.24を接続して、1つは1ch、2つ目は2chのように設定できるといいですよね。この点についても吉川さんにお伺いしたところ「MIDI Ch切り替えの要望はユーザーの方々からいただいているので、KEYアプリで設定できるよう検討中です」というお返事をいただきました。この辺も楽しみなところです。

 

先日紹介した、QUICCO SOUNDmi.1も含め、今後、Bluetoothを使ったMIDIデバイスはどんどん登場してきそうです。そうした中の当面の中心的な存在がC.24ということになるのではないでしょうか?

※2014年12月16日から国内での発売が開始されたので、購入サイトを追記しました。
【国内購入サイト】価格は24,800円(税込)

 

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Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • Gonzales岩崎

    是非とも試してみたい♬

    2015年2月1日 12:10 AM
  • ぼすか

    8月末の話になるので今更感たっぷりですがDMM.makeの通販でも取り扱いされるようになりましたね。
    こういった製品の販路が増えてくれるのはありがたいことですね。
    http://www.dmm.com/mono/hobby/-/detail/=/cid=m0002/

    2015年10月11日 9:08 PM

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