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中田ヤスタカ・プロデュースの音楽フェス、OTONOKOで見たDTM・音楽制作の世界

10月2日、中田ヤスタカ・プロデュースの音楽フェス「OTONOKO(オトノコ)」が石川県金沢市で開催されました。このフェスでは、CAPSULEはもちろんのこと、きゃりーぱみゅぱみゅでんぱ組.inc高橋みなみTeddyLoid80KIDZbanvoxDAISHI DANCEKICK THE CAN CREWTEMPURA KIDZ新しい学校のリーダーズ……さらにはなんと小室哲哉まで、そうそうたるメンバーが登場し、6,500人が熱狂するすごいイベントでした(ここまで敬称略)。

 

このOTONOKOは、ほかのフェスにはない、中田ヤスタカさんならではの、ちょっと面白い裏テーマ(!?)が盛り込まれていたのです。それはDTMであったり音楽制作といった世界観であり、来場する中田さんファンにとってはグッとくる展示内容にもなっていました。そのOTONOKOに行ってきたので、その裏テーマ部分にフォーカスを当てて紹介してみたいと思います。


6,500人が熱狂した中田ヤスタカ・プロデュースの音楽フェス、OTONOKO


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なんで、そんな面白そうな音楽フェスが石川県で行われたの?」と思う方もいると思いますが、石川県金沢市は中田さんの出身地・故郷でもあり、「金沢で音楽フェスを!」という思いからここで初めて開催したそうです。


OTONOKOでは、きゃりーぱみゅぱみゅもヒット曲を熱唱

Cubaseユーザーとしても知られている中田さん。ちょうどサウンド&レコーディング・マガジンの2016年10月号で表紙を飾るとともに、インタビューがあったので、読んだ方も少なくないと思いますが、最近になってWindowsマシンからMac Book Proへ環境を移すとともに、オーディオインターフェイスをUniversal Audioapollo twinにしたのだとか。


会場後方に設置されたブースには、Mac Book Pro & Cubase Pro 8.5を中枢に据えたシステムが展示されていた 

 

と思ったら、会場にありましたよ。その中田さんの環境を再現したシステムが。分かりやすいように大きいThunderboltディスプレイが置かれてはいましたが、動いているのはMac Book Proであり、ここにapollo twinが接続され、ここから音が出ています。


OTONOKOのメイン会場後方にフックアップのブースが設置されていた

実はこの展示は、apollo twinなどを扱っている輸入代理店、フックアップのブース内に設置されたもの。実際にライブで使う機材なども提供している関係で、OTONOKOに出展していたのです。


中田さんが最近導入したオーディオインターフェイス、apollo twinが使われている

ここに展示されたシステムではapollo twinに加えThunderboltのカスケードの形でapollo 8UAD-2 Satellite Thunderboltなどが接続されているほか、Nektar TechnologyPanoramaというUSB-MIDIキーボードも設置され、これを弾くとCubaseのソフト音源が鳴るようになっており、それを来場者が触れるように解放されていたのです。


メインステージのでんぱ組.incも大人気

フックアップの担当者に話を聞いたところ「中田さんのシステムそのものを持ってきたわけではありませんが、その環境に近いものをここで再現しています」とのこと。ライブのアーティスト転換時などに、このコーナーに訪れて触ってみたり、話を聞いている人が数多くいたのは印象的でした。ちなみに、ここにはIK Multimediaの小さなモニタースピーカー、iLoud Micro Monitorも展示されていました。これ自体は中田さんのシステムというわけではないようですが、大きな音の響く会場の中でも小さいスピーカーながら、効果的に音が出せていました。


PAブースをよく見るとapollo 8が設置されている

もっともOTONOKOのライブでは、Cubaseから直接音を出すのではなく、オーディオとして書き出したものを出力していました。そしてPAの中央には、そのapollo 8が設置されており、これが使われていたんです。ここでのapollo 8の位置づけはオーディオインターフェイスではなく、アウトボードのエフェクト。


apollo 8はオーディオインターフェイスとしてではなくUAD-2部分でボーカル用エフェクトとして使われていた

聞いてみたところ、apollo 8内にあるUAD-2機能を用いてLexicon 224というリバーブが立ち上がっており、これがOTONOKOのメインステージでパフォーマンスしたほとんどのボーカルに掛かっているとのこと。さらにSSLのチャンネルストリップも立ち上げられており、こちらはメインステージで使用されるDJミキサーに掛けられています。SSLのコンプとEQを掛けることで、さらに音に厚みを出すという使い方をしているんですね。最近は、このようにPAでapolloを使うケースが増えているそうですが、レコーディングに使う機材をそのまま、ライブで使えてしまうというのは、なかなか贅沢な環境ですよね。


中田さん、会場ではCubaseは使わずPioneerのDJ機材で操作

個人的には、中田さんが完全にMac Book Proに移行したのか、Windows環境もまだ使っているのか気になっていたのですが、OTONOKO終了後、中田さんに直接お話する機会があったので、聞いてみたところ、やっぱりWindows環境も残してあって、状況によって使い分けているとのこと。ただ外に持ち出しやすいということもあって、Mac Book Proを使うようにしているそうです。ちなみに、CubaseはCubase SXのちょっと前から使っているとのことだったので、Cuabse VST 5からのヘビーユーザーなわけですね。


OTONOKOのメインゲート。ロゴの下をよく見てみると……

 

さて、そのOTONOKO、私が最初にメインゲートから入場した際には、まったく気づかなかったのですが、このメインゲートにもちょっとユニークな仕掛けがありました。分かりますか?あくまでもオブジェ的な展示ではあったのですが、OTONOKOと書かれた看板の下に、GENELECのモニタースピーカーが並んでいるんですよ(笑)。こんなゲート、見たことないですよね。


オブジェとしてGENELECのモニターが並んでいるというマニアックさにはビックリ!

その中田さんは、GENELECのユーザーであり、自身のスタジオにはGENELEC 8250Aや8010Aなどが置かれているそうです。先ほどのサンレコのインタビュー記事でも、「僕はGENELECの世界観に慣れちゃったので……」といった話が出ていましたが、OTONOKOのステージ上でも、いろんなところに中田さんが慣れ親しんだGENELECのモニタースピーカーが使われているんですよね。


マイクは、オーディオテクニカの6000シリーズが採用されていた 

 

ちなみに、ステージ上で使われたマイクは、きゃりーぱみゅぱみゅが自分のマイクを持ち込んだ以外は、すべてオーディオテクニカの6000シリーズ、ATW-C98/HDというものが使われていました。見ても分かる通り、ワイヤレス型のダイナミックマイクですね。これがメインステージで10本、サブステージでも8本導入されていました。


きゃりーぱみゅぱみゅ以外のボーカルはオーディオテクニカのマイクを採用

そう、OTONOKOではメインステージだけでなく、サブステージがあり、ここでDJやトークショー、ファッションショーなどが繰り広げられていました。その中に、一つ注目すべきコーナーがあったのです。それは「クラブミュージック作曲セミナー」というタイトルのもので、ここで音楽プロデューサーであり、作編曲家、そしてキーボーディストでもあるnishi-kenさんが、Cubase講座を開いていたんですよね。


サブステージでは、なんとnishi-kenさんがCubase講座を展開!

もちろん、見に来ている人は、Cubaseなんて見るのも初めて、おそらくDTMという言葉すら聞いたことがない人もいっぱいだったと思うのですが、ここではスクリーンにCubase画面を表示し、トラック上にキックの波形を置いていくと簡単にドン・ドン・ドン・ドンと鳴る「4つ打ち」が完成、そこにハイハットの波形を並べていけば、もうカッコいいクラブミュージック風なものになってしまうことに、みんなが興味津々。


多くの人たちがサブステージでのCubase講座を真剣に見ていた

 

さらに16分音符で打ち込んでいたハイハットの一部を64分音符を並べたものに差し替えると、ツツツツツ「ダラー」ツツ…と変わるのに、会場からはどよめきが。多分、今までまったくDTMを知らなかった人や、関心を持っていなかった人たちを振り向かせたのではないかな……と傍から見ていて、ちょっと感激でした。


テクニカルスポンサーとして各社のロゴが並んでいたのも興味をそそるところだった

もちろん音楽フェスですから、お目当てのアーティストは人それぞれ。会場を見ていると子供から結構年配の方まで、幅広いファン層がいるんだな、と改めて感じた次第。中田さんパワーで、こうした人たちに、DTMや音楽制作の面白さが伝わるといいな、と感じたのでした。

Yasutaka Nakata presents OTONOKO
Photo by T’s / IMGRAPH / MAkosSAN / mame / fuku / touch / gossy. / Masamune Maeda

【関連情報】
OTONOKOサイ

【製品情報】
apollo twin製品情報
apollo 8/8p/16製品情報
UAD-2製品情報 

Panorama P4/P6製品情報
Cubase Pro 8.5製品情報
GENELEC製品情報
iLoud Micro Monitor製品情報

ATW-C98/HD製品情報

【価格チェック】
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