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プロ機材完備のプライベートレコーディングスタジオが中目黒に誕生。NOAH運営のREC STUDIOは常識外れの1時間1,650円!

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リハーサルスタジオとして国内最大級の店舗数を誇るサウンドスタジオNOAH。バンドマンであれば一度はお世話になったことがあるはずですが、そんなノアの中目黒店に、非常にユニークかつ高性能なレコーディングスタジオ「REC STUDIO」がオープンしました。ここは従来のリハーサルスタジオにある簡易的な録音スペースとは一線を画し、完全に独立したプライベート空間として設計されています。

驚くべきはその機材の充実ぶりと、価格設定です。オーディオインターフェイスにはRMEのフラッグシップであるFireface UFX IIIを中核に据えつつ、マイクプリにはUniversal Audioの6176、モニターにはGENELEC 8340ARwMを導入するなど、プロの現場と遜色ない環境が整えられています。さらに、2025年10月に発売されたばかりのUniversal Audioの最新ラック型インターフェイス、Volt 876までもがいち早く常設されているのです。にもかかわらず、個人練習扱いで予約すれば1時間1,650円(税込)、深夜のナイトパックなら6時間で7,700円(税込)という、破格の価格設定。自宅での録音環境に限界を感じているDTMユーザーにとって、まさに救世主ともいえるこのスタジオ。ミキシングやマスタリング用途としても最適な、このNOAHのREC STUDIOについて紹介していきましょう。

RME、Neumann、GENELEC…最新プロ機材常設、中目黒NOAHに誕生した完全個室レコーディングスタジオ

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中目黒NOAHに誕生した隠れ家スタジオ

今回紹介する「REC STUDIO」があるのは、東急東横線・中目黒駅から徒歩3分という好立地にあるサウンドスタジオNOAH中目黒店の地下1階です。中目黒店といえば、同ビルの4Fにピアノ専用スタジオなども併設されていますが、このREC STUDIOは地下1階に位置しており、それらとはフロアも離れた、完全に独立した区画に作られています。

東急東横線:「中目黒駅」より徒歩3分

通常のリハーサルスタジオ内に併設されたレコーディングブースだと、どうしても隣の部屋のドラムやベースの重低音が漏れてくるといった音被りの問題がつきものです。特に繊細なボーカル録音やナレーション収録では、この環境ノイズが致命的になることも少なくありません。しかし、このREC STUDIOは地下の隔離された場所にあるため、ほかからの音の干渉を気にする必要がありません。

また、入り口にはスマートロックが導入されており、予約時間に合わせて発行される暗証番号で入室する仕組みになっています。受付を通る必要すらなく、ほかの利用者と顔を合わせることなく入室できるため、完全にプライベートな隠れ家のように利用できるというわけです。誰にも会わず、誰にも聞かれず、制作に没頭できる環境となっています。

スマートロックで入室するシステムとなっている

「森」をイメージした居心地のいいデザイン空間

スタジオ内に入ると、15帖の広々としたコントロールルームと、それに隣接する2.5帖のブースという構成になっています。まず足を踏み入れて印象的なのが、その内装デザインの質感の高さです。案内してくれたサウンドスタジオNOAHの古川さんによると「地下特有の閉塞感を感じさせないよう、森の中にいるような落ち着いた空間をイメージしてデザインしました」とのこと。

NOAHエリアマネージャー 古川直人さん

長時間の作業でも居心地よく過ごせるよう、照明にはLEDテープライトを使った間接照明を採用し、吸音パネルの配置も、単に音を吸うだけでなくデザイン性を損なわないよう工夫されています。デスク周りや背面の吸音処理も徹底されており、天井も吸音仕様にすることで、変な反射音のないデッドな空間を作り出しています。

「デザイン重視にしすぎると吸音面積が減ってしまうことがあるのですが、ここではデスク周りや背面の吸音処理も徹底しています。天井も全面吸音仕様にすることで、変な反射音のない、ミックス作業に最適なデッドな空間を作り出しています」(古川さん)

RME Fireface UFX IIIと最新のUniversal Audio Volt 876を常設

さて、気になる機材周りを見ていきましょう。まず目を引くのが、「SoundMakerから本格的なDTMデスクが登場。19インチラックマウント搭載で4サイズ展開」という記事でも紹介したことのあるSoundMakerのスタイリッシュなスタジオデスク。このデスク、お店での展示などがないので、これを確認するためにスタジオに行ってみるというだけでも価値があるかもしれません。

SoundMakerのスタジオデスク

このデスクに数々の機材がきれいに収納されており、RMEのFireface UFX IIIなどのハードウェアが揃っています。これだけでも自宅ではなかなか手が出せないハイエンド機材ですが、ラックにはUniversal Audioのチャンネルストリップ、6176 Vintage Channel Stripや、AudientのモニターコントローラーNEROも設置されています。

RMEのFireface UFX III

そして、メインのRMEとは別に、サブのオーディオインターフェイスとしてUniversal AudioのVolt 876が設置されています。これは最近登場したばかりのVoltシリーズのラックマウントモデルで、8イン/8アウトを備えた強力な製品。先日も「Apolloキラー!? 約16万円のVOLT 876は、上位機を脅かす怪物インターフェイスだった」という記事でも紹介したばかりですが、なぜあえてこれを置いているのか、古川さんに聞いてみました。

Universal AudioのVolt 876や176 Vintage Channel Stripが使える

「RMEは高性能ですが、ドライバーのインストールやTotalMix FXの操作に不慣れなお客様もいらっしゃいます。そうした方がトラブルで音が出せないという事態を避けるために、ドライバーレスで接続するだけで即座に使えるVolt 876を導入しました。なにかあっても対応できる予備という意味合いもあります」

たしかに、VoltシリーズであればUSB接続するだけでMac/Windows問わず(Macはクラスコンプライアント、WindowsはASIOドライバーが必要ですが導入は容易)すぐに認識され、直感的に扱えます。さらに、Volt 876にはビンテージ・モードや76コンプレッサといったアナログエミュレーション機能も搭載されているため、手軽にプロっぽいサウンドで録音することも可能。

AudientのモニターコントローラーNERO

もちろん、自分のノートPCを持ち込んでUSBケーブル1本で接続するだけで、すぐにレコーディングが開始できるドッキングステーションも完備されているので、MacBookなどを持ち込めばデスクトップ感覚で作業が可能です。

ANKERのドッキングステーションも完備

GENELEC 8340ARwMと最新CUEシステムP16-HQ

モニタースピーカーにはGENELECの8340ARwM(Rawフィニッシュ)を採用しています。これらはSAM(Smart Active Monitor)システムによって、この部屋の音響特性に合わせて完璧にキャリブレーションされています。自宅スタジオではどうしても解決しきれない定在波や低域の暴れが補正されたフラットなモニター環境で、自分のミックスを確認できるだけでも、このスタジオを利用する価値がありますね。

モニタースピーカーは、GENELECの8340ARwM

また、CUEシステムには、BEHRINGERのP16-HQが導入されています。これは長年定番だったP16-Mの後継上位モデルですが、いち早く導入されているのもNOAHならでは。操作性もよく、ブース内で演奏者が自分で好みのモニターバランスを手元で細かく調整することができます。これにより、エンジニア側とのやり取りの時間を短縮し、演奏に集中できる環境が整っています。

CUEシステムはBEHRINGERのP16-HQ

2.5帖のブースと充実のマイクラインナップ

コントロールルームの隣には、約2.5帖のレコーディングブースが併設されています。2.5帖というと狭く感じるかもしれませんが、ボーカル録音やアコースティックギターの弾き語り、ナレーション収録には十分な広さとなっています。吸音もしっかりと施されており、デッドすぎずライブすぎない、扱いやすい音響になっています。

2.5帖のレコーディングブースを併設

常設マイクとして用意されているのは、NEUMANNのTLM 103とAKGのC414 XLSやSHUREのSM58。どちらもスタジオ標準と言えるマイクですが、これらが追加料金なしで利用可能なのは嬉しいポイントです。また、古川さんによると「今後はメーカーさんとのキャンペーンで、期間限定のマイクを置いたりすることも考えています」とのこと。

NEUMANNのTLM 103とAKGのC414 XLSといったコンデンサマイクが置いてある

そして、モニターヘッドホンとしてソニーのMDR-M1STも用意されています。

モニターヘッドホンはMDR-M1ST

映像連携と無人運営を支える「遠隔サポート」

さらに注目したいのが、映像収録への対応です。コントロールルームとブースはHDMIで接続されており、PCの画面をブース内のモニターに映し出すことが可能です。

ブース内のモニターに映像を表示させながらのアフレコやナレーション収録もスムーズに行うこともできるようになっています。最近ではYouTubeなどの動画コンテンツ用の音声収録で利用されるケースも増えているそうで、HDMIやLANポートも複数系統用意されるなど、現代的なコンテンツ制作のニーズにしっかり応える設計になっています。

また、無人スタジオということで「使い方が分からなかったらどうしよう」「トラブルが起きたらどうしよう」と不安に思う方もいるかもしれませんが、そこもしっかり対策されています。実はこのスタジオ、NOAH系列の老舗レコーディングスタジオである自由が丘の「サウンドアーツ」と連携しており、トラブル時には電話などでプロのエンジニアのサポートを受けることが可能です。

サウンドアーツのエンジニアのサポートを受けることができる

室内にはセキュリティカメラが設置されており、必要であればこのカメラを通じて「あそこのスイッチを入れてください」「そのケーブルはそこに繋いでください」といった具体的な指示を遠隔で受けることができるのです。実際、パッチベイの配線が分からない利用者に対して、カメラ越しに指示を出して解決したケースもあるとのことで、無人ながらも有人スタジオに近い安心感があるのは大きなポイントでしょう。

セキュリティカメラを使って、遠隔でアドバイスを受けれるので安心して使用できる

1人なら1時間1,650円!驚異の低価格設定

これだけの設備が整っていながら、利用料金は非常にリーズナブル。NOAHでおなじみの「個人練習(1名利用)」枠を使えば、前日の夜(Web予約は前日21:30~、電話は21:30~)からの予約で1時間1,650円(税込)で利用可能です。通常料金は平日デイタイムが4,070円(税込)、平日ナイトタイムおよび土日祝が4,400円(税込)ですが、個人練習枠を上手く活用すれば、かなりお得な金額でプロ環境を使用可能。

時間 価格
平日 DAY TIME
6:00-17:00
¥4,070
平日 NIGHT TIME
17:00-翌6:00
¥4,400
土・日・祝
6:00-翌6:00
¥4,400
個人練習 1人
6:00-翌6:00
¥1,650

さらに深夜の「ナイトパック」(23:00~翌6:00)であれば、通常は14,300円(税込)のパック料金ですが、1名で利用する場合、なんと7,700円(税込)という破格の値段設定になっています。このクラスの機材が揃った環境を、一晩貸し切ってこの価格というのは、都内のスタジオ事情を考えても異例中の異例。

時間 価格
ナイトパック 6時間
23:00〜翌6:00
¥14,300
ナイトパック 個人6時間
23:00〜翌6:00
¥7,700

もちろん、自分たちだけで操作するのが不安な場合は、前述の「サウンドアーツ」からレコーディングエンジニアを派遣してもらうことも可能です。エンジニア料金は3時間で15,400円(税込)、延長は1時間3,300円(税込)となっており、こちらもプロにお願いする価格としては非常にリーズナブル。

古川さんは「レコーディングだけでなく、ミックスや編集作業のためだけにこもる場所としても使ってほしい」と話していました。たしかに、自宅のモニター環境に不安がある場合、GENELEC 8340がキャリブレーションされたこの部屋にデータを持ち込み、最終的なミックスチェックを行うという使い方はかなりいい使い方になると思います。あるいは、コワーキングスペース的に、集中してアレンジや作詞をする場所として使うのも贅沢ながら生産性の高い使い方かもしれませんね。

以上、サウンドスタジオNOAH中目黒店にオープンした「REC STUDIO」について紹介しました。RME UFX IIIやVolt 876といったプロ仕様の機材と、こだわりの音響空間、そして個人でも手の届く驚きの価格設定。これまで「スタジオは高い」「敷居が高い」と感じていたDTMユーザーにとって、魅力的な選択肢が増えたといえますね。特に「音響のよい部屋」を時間貸しで手軽に使えるという意味では、自宅DTMerにとって最強のスペース。Web予約の際は検索条件で「REC STUDIO」にチェックを入れると空き状況が確認できるとのこと。自宅の押し入れ録音から卒業したい方、深夜に一人でじっくり音と向き合いたい方は、ぜひ一度この気軽に利用できる隠れ家的なスタジオを体験してみてはいかがでしょうか。

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NOAH中目黒REC STUDIO情報

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