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発売日にVOCALOID3がVer 3.0.1にアップデート

10月21日、予定通りVOCALOID3が発売されました。すでに購入したという方も多いと思いますが、この10月21日にはVer 3.0.1というシステムのアップデータが公開されるとともに、VOCALOID STOREも大幅リニューアルされ、VOCALOID3との連携が強化されています。

 

Ver 3.0.1では9月1日の記事「VOCALOID3の発売は10月21日、プラグインなど新情報も入手!」で指摘した問題点なども解消され、より使いやすいものへと進化しているので、VOCALOID STOREの位置づけなども含めて紹介してみましょう。


VOCALOID3がVer 3.0.1にアップデート


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VOCALOID3の概要については、すでにDTMステーションでもいろいろと記事にしているほか、他メディアでも紹介されているのでここでは割愛します。また初音ミクなどVOCALOID2の歌声ライブラリをVOCALOID3でもインポートすることができ、VOCALOID3によって進化するのも大きなポイントです。その詳細については昨日AV Watchの私の連載、『【Digital Audio Laboratory】第480回:“人の声”に近づいた「VOCALOID3」をチェック~発音や音のつながりが大きく改善。「初音ミク」にも効果 ~』で音入りで紹介していますので、そちらも参照してみてください。


VOCALOID3起動時にアップデータの有無を確認しにいく

【追記】
起動時にインターネット経由でアップデータが存在しているかを確認しにいくため、インターネット接続されていない環境でVOCALOID3 EditorやVOCALOID3 Tiny Editorを起動すると、ネットワーク接続を繰り返し試みるため起動まで30秒近くかかってしまいます。しかし、この状態でマウスをダブルクリックすると接続をキャンセルし、素早く起動することが可能になります。

さて、ここで紹介したいのはアップデートについてです。VOCALOID2でも、バグフィックス的なアップデートは何度かあり、登録ユーザーは各ベンダーから最新版を入手してインストールすることはできました。しかしVOCALOID3では起動時に、アップデータを探して知らせてくれるようになり、より使いやすく進化しています。そして発売初日にVer 3.0.1へと進化しているわけです。

ただ自動的にアップデートしてしまうのではなく、アップデート自体は手動で行う形です。開発担当者に聞いたところ「アップデートせずに現行のバージョンを使いたいという人もいると思うので、あえて手動としました」とのことでした。


アップデートの通知は自動だが、アップデート作業自体は手動で行う



今回のアップデートで一番大きいのは、以前の記事で指摘した「ミュージカル・エディタ・ウィンドウのキーボードをクリックしても発音してくれない」点の修正。私自身、VOCALOID2での入力時に、この機能は重宝していたので復活してくれたのはとっても嬉しいポイントでした。また音符を左クリック長押しでガイド合成音を再生する機能も追加されています。


VOCALOID2と同様に鍵盤をクリックすると歌ってくれるようになった

 

もう1点、記事には書いていませんでしたが、ヤマハの開発チームにお願いしていた点も修正されていました。それは一部のVSTプラグインが動作しないという問題。たとえば、私もよく使うフリーウェアのマキシマイザ、「W1limiter」やフリーのVSTテンコ盛パックの「mda VST fx」などが使えなかったのです。これらのエフェクト、独自のGUIを持たずホスト側のシステムが提供する画面で動作するようになっていたために動かなかったようなのですが、3.0.1にすることで使えるようになっているのです。


W1limiterなど独自のGUIを持たないVSTプラグインも使えるようになった

そのほか、再生中にコントロールパラメータ表示切り替えが可能になったり、パートの結合機能を追加されるなど、いろいろと使い勝手の面で強化されています。また、細かい点ですが「ジョブ」メニューの項目がちょっぴり変更になっているなど、オフィシャルガイドブック「VOCALOID3公式完全マスター」を書いている中で気になっていた点などがクリアされ、使いやすくなっています。

 

この3.0.1へのアップデータはVOCALOID STOREからダウンロードするようになっているのですが、このVOCALOID STOREは従来の通販サイトという枠を大きく超えて、VOCALOID3ユーザーにとって必須のサイトへと位置づけが変わっています。


JobプラグインはVOCALOID STOREからダウンロードできる

最大のポイントはここにJobプラグインがあって、ここからしかダウンロードすることができないという点。「悪意あるプラグインが流通したりしないよう、Jobプラグインはすべてヤマハ側でチェックした上で、VOCALOID STOREを通じて配布、販売する形にしました」というとおりで、Jobプラグインを入手するためには、VOCALOID STOREへのユーザー登録が必要となります。

 

もっとも登録自体は無料ですし、10月25日現在、登録されているプラグインはすべて無料でダウンロードすることができます。ちなみに、今登録されているものはすべてヤマハ製であり、VOCALOID3 Editor本体に登録されている6本も含め、計18本。そのほか、Jobプラグイン作成のための開発ツールキット(マニュアルとサンプル)も無料でダウンロードできるようになっています。

 

ケロケロ・ボイスにするツールやソングポジションの位置に、「にゃーーん」という音を入れるプラグインなど、いろいろなものがあって楽しいのですが、ぜひユーザーが作るプラグインがたくさん登場してくれることを期待したいところです。

 

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