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ローランドのR-MIXはどこまで実用に耐えるの!?

以前、このDTMステーションでも大きく取り上げたローランドのV-Remastering技術を使ったソフト、R-MIX。これはCDなどからリッピングしたWAVやAIFFのオーディオデータからボーカルだけを抜き出す、ギターだけを消すといったことができる、非常にユニークなアイディアのツールです。

 

ただ、どんな曲でも万能に使えるソフトというわけではないため、「この曲では効果的に使える」、「最近のロック、POPSだと思ったように使えない」……とネット上でもいろいろ議論がされているようです。


先日ローランドから公開されたR-MIXのデモ版の画面


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確かに、それはその通り。V-Remasteringは2chにミックスされたオーディオをマルチトラックに分解する技術というわけではありませんし、そもそもそんなことは現在の技術を持ってしても不可能であるというのが実情です。画面を見てもわかるとおり、オーディオを大きく3つのパラメータに分解し、そこから任意の部分を取り出したり、取り除いたりする技術となっています。

 

そう横軸が左右の音の広がりを表しており、真ん中がセンターを意味します。また縦軸が音の高さを表しており、上が高音、下が低音。そして色が音の強さを表しており、明るい色ほど強い音であることを意味しています。


V-Remasteringでは音を3つのパラメータで視覚化している

このように音を視覚化した上で、「ここだ!」と思う部分をマウスで指定した上で切り出すことができるという仕掛けになっているのです。似たような概念のソフトはこれまでもいくつかあったのですが、V-Remasteringは音をとても自然な形で取り出すことができるようになっているのが特徴です。

 

この仕組みを逆に考えてみると、音の定位をハッキリさせた形でミックスした曲には向くけれど、コンプを思い切りかけた音圧の高い曲には向かない、という事実も見えてきます。たとえばカーペンターズのような定位のハッキリしている曲において、特定の音を取り出しやすい理由はここにあります。

 

最近のミックスの多くはコンプだけでなくリミッター、リバーブをはじめとした空間系、マキシマイザーなど多用しているため音の定位が広がる、つまり他の楽器とかぶるケースが多くなっており、うまく特定できないケースが多くあります。ただ、最近のPOPSでもプロデューサーによっては、定位をハッキリさせている曲もあるので、そこは曲次第といったところでしょうか。

 

その意味では、どの曲にでも特定パートを抜き出せる魔法のツールというような過度な期待は禁物です。ただキレイに取り出せない場合でも、ギターやベースに焦点を当てて、ほかの音を小さくし、耳コピしやすいようにする、といったことは十分可能です。とはいえ、実売価格が16,000円程度するソフトなので、試しに買ってみるというのには抵抗がある人も多いはず。


デモ版では30秒までの連続再生・録音に制限されている

 

そんな中、先日RolandからWindows版、Mac版それぞれのデモ版が公開されました。デモ版を使えばとりあえず試してみたい曲でどの程度の効果があるのかが確認できるので、安心ですよね。使用制限としては、連続して30秒しか再生・録音ができないという点とプロジェクトの保存ができないという点。それとサンプル曲が1曲しかないという3点です。もちろん手持ちのWAVファイル、AIFFファイルを読み込んで試すことは自由にできますよ。


R-MIXのデモ版はインストールせずに起動できる

 

とはいえ「デモ版って、インストールするとシステム環境壊されるから嫌い」という人も多いでしょう。でもこのデモ版、インストールが不要なのがポイント。Windows版もMac版もダウンロードした後、解凍したファイルをダブルクリックすれば起動できるんです。そして不要になったら解凍されたフォルダごと削除したら、何の痕跡もなく消せますから、安心して試すことができますね。

マーカー機能を利用することでR-MIX操作のオートメーション化が可能になる

ところで、改めてR-MIXを使ってみて気づいた便利な機能が、マーカーへのセット機能。これは、マーカーを打った場所に囲った窓の位置情報IN / OUTのボリュームエフェクトVariPhraseの設定までを記憶することができるというもの。このタイミングからボーカルを消したい、ここからはギターソロにしてリバーブをかけたい…といったことがオートメーションでできるというわけです。アイディア次第で、いろいろなことができそうですよね。


SONAR X2にR-MIX機能が搭載される!?

そんな中、先日アメリカから飛び込んできたニュースがSONARの新バージョン、SONAR X2にR-MIX機能が搭載される、という話。まだアメリカのCakewalkサイトでもあまり詳細情報はなく、日本のローランド側からもアナウンスはないのですが、きっと近いうちに発表されるはず。情報が入り次第、SONAR X2に関しても紹介してみる予定です。

【関連情報】
R-MIX製品情報
R-MIX Windowsデモ版
R-MIX Macデモ版

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