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オーディオインターフェイスを大規模コンソール化する画期的技術がapolloに誕生

連日NAMM SHOW 2015関連の情報が続きますが、UNIVERSAL AUDIOから、ある種、DTM革命といってもいいような、すごいシステムが発表されました。DTMステーションでも、これまで何度か扱ってきた同社のThunderboltオーディオインターフェイスapolloシリーズに関する「Apollo Expanded」というのがそれです。

 

簡単にいうならば、最大4台までのapolloを1つのMacに接続すると、それを1台の巨大チャンネルのオーディオインターフェイスというより、大型ミキシングコンソールとして扱うことを可能にするというものです。しかも、apolloに搭載されているUAD-2というDSPパワーもすべて結集できるため、エフェクトも使い放題になるというわけです。実際、どういうことなのかを解説してみましょう。


複数台のapolloを1台のMacに接続して、大規模コンソールに仕立てる技術Apollo Expandedが誕生

 


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ご存じない方にapolloについて簡単に説明しておくと、これはUNIVERSAL AUDIOのオーディオインターフェイスのシリーズ名で、Thunderbolt端子を装備した機材としては、
apollo twin SOLO
apollo twin DUO
apollo DUO
apollo QUAD
apollo 16

のそれぞれがあります。売れ筋のapollo twin SOLOおよびDUOは、それぞれ実売価格が79,000円、99,000円と、apolloシリーズとしては低価格ながら、一般のオーディオインターフェイスから見ると、ちょっと高めな設定に見えるかもしれません。でも、そこには大きな理由があるんです。


apolloシリーズの中ではDTMユーザーでも手が出せる価格のapollo twin 

 

詳細については、以前の記事「apollo twinでプロのレコーディング環境をそのままDTMに持ち込もう」や「apollo twin搭載のマイクプリをNEVE 1073実機と比べてみた!」などの記事もご覧いただきたいのですが、apolloにはUAD-2というDSP機能が搭載されています。DSPとはコンピュータの心臓部にあたるCPUのようなものですが、DSPは信号処理に特化したICであるため、オーディオ処理に強く、ここでエフェクト処理やミキシング処理、マイクプリアンプシミュレーションといったことができるのです。

 

普通、DAWではVSTやAudioUnits、AAX、RTASなどのプラグインを使えば、PCのCPUパワーを消費します。そのため、同時に使用できるプラグインにも限界があるわけですが、apolloでは、CPUパワーをほとんど消費することなく、内蔵のDSPが処理してくれるので、CPUパワーの限界という問題から解放されるんです。もちろん、DSPパワーにも限界がありますが、apollo twin SOLOならDSPが1つ、DUOなら2つ、QUADなら4つのDSPが入っているので、それだけの力が発揮できる形になっています。


たとえばFairchaild 660のようなビンテージのアウトボートエフェクトを完全な形で再現するプラグインがDSPパワーで動作する 

 

ところが今回のApollo Expandedによって、接続したapolloシリーズに搭載されているDSPをすべて結集して、無駄なく利用できるようになったのです。もっとも、これまでもPCIカードにDSPを搭載したUAD-2製品を併用することはできたわけですが、これからはUAD-2製品と同様に、Thunderbolt接続のapollo内蔵のDSPも統合できるようになったというわけです。ちなみに、同時接続できるのはapolloは4つまで、さらにPCI接続やFireWire接続のUAD-2も加えると最大6つまでを1つのシステム内で使えるようになります。


Thunderbolt接続タイプのUAD-2 SATELLITEもapolloと統合して使うことができる

このDSPがオーディオインターフェイス内に搭載されているため、apolloは単なるオーディオインターフェイスではなく、エフェクト処理ができると同時に、これをミキシングコンソールとして見立てて使うことができたり、高品位なマイクプリアンプ機能を融合できるなど、一般のオーディオインターフェイスとは一線を画す製品となっているのです。

 

では、Apollo Expandedはどのようにして実現するのでしょうか?実はこれ、ハードウェア上の変更は何もないんです。ドライバを含むシステムソフトウェアであるUADソフトウェアを最新の8.0というバージョンにアップデートすれば、使えるようになるんです。UADソフトウェア8.0がリリースされるのは2015年3月なので、実際にユーザーが使えるようになるまでは、もうしばらく待つ必要がありますが、ここでは新たに何かを購入する必要もないので、既存のapolloユーザーも、新機能が使えるというのは嬉しいところです。


新しくなってデザインも機能も洗練され、自由度も高くなったConsole 2.0

 

さて、そのUADソフトウェア8.0ですが、複数のapollo、UAD-2を統合できるということのほかに、コンソールが一新されたのも大きな特徴です。Console 2.0という、新しいコンソールはThunderbolt接続のapolloのために設計しなおされたRetina対応の64bitソフトウェアのインターフェイスで、次のような特徴を備えています。
・UADプラグインチェーン保存して呼び出せる、チャンネルストリッププリセット機能
・代替モニター、コントロールルーム機能、進化したヘッドフォーンキュー管理などの多くのモニター機能の改善
・新たなUADプラグインのカテゴライズ、Consoleのパートごとの表示/非表示
・プリセットの視聴やドラッグ&ドロップ操作などのプラグイン管理の進化
・インプットごとにプラグインを通したレコーディング(掛け録り)/モニターのみの設定が可能
・プラグインのアサインやパラメーター設定に対して、複数回のアンドゥー/リドゥーが可能

 

見た目も一新されたConsole 2.0によって、複数接続されたapolloを大型ミキシングコンソールに見立てることができるわけです。ちなみに、apollo twinの場合、アナログで2IN/6OUT、S/PDIFやADATなどのデジタルチャンネルを入れれば、最大で10IN/6OUTに対応したオーディオインターフェイスとなるわけですね。

 

さらに、今回のバージョンアップに伴い、4つの新たなプラグインが登場しています。具体的には
Antares Auto-Tune Liveプラグイン
Sound Machine Wood Worksプラグイン
UA Distortion Essentialsプラグインバンドル
Friedman Amplifierプラグインコレクション

の4つです。中でも注目すべきはAuto-Tune Liveのリリースです。


リアルタイムピッチ補正ができるAuto-Tune Live 

 

そう、ピッチ補正の代名詞ともいえる、あのAuto-Tuneをリアルタイムに使うことを可能にしたプラグイン、Auto-Tune LiveがUAD-2で利用可能となり、驚くほどのローレイテンシーで使える、というのです。これについては有料となっていますが、UAオンラインストアでのライセンス価格が$249となっています。


Sound Machine Wood Worksプラグイン

 

またアコースティック ギターのピエゾピックアップサウンドをスタジオでのマイク録音のように収録できてしまうSound Machine Wood Worksプラグイン、David Friedmanが立ち上げた自身のブランドからリリースする2つのギターアンプ、Friedman DS40とFriedman BE100をプラグイン化したFriedman Amplifierプラグインコレクションといったものが登場したのも、今回の発表における大きなポイントです。


Friedman BE100 FX Rack 

さらにギタリスト向けの 新しいUNISONテクノロジー対応のストンプエフェクト型プラグインとしてIbanez Tube Screamer TS808、Raw Distortion(80年代初期のPro Co Ratを基に開発)、Bermuda Triangle(70年代初期のElectro-Harmonix Big Muff Piを基に開発)などをセットにしたUA Distortion Essentialsプラグインバンドルが登場しているのも特徴。これはほかのUAD-2のプラグインとは少し異なり、apolloのマイクプリアンプ部に搭載される形となります。


UNISONテクノロジー対応のプラグイン、Ibanez Tube Screamer TS-808 HiRes(左)と
Bermuda Triangle(右)

 

もっとも、こうした新プラグインに限らず、これまで数多く存在するプロ御用達のUAD-2プラグインはそのまま使うことが可能で、これらはVST、AudioUnits、RTAS、AAXなどの環境で利用することができます。そして、前述のとおり、これらの処理はすべてDSP側で行うから、PCに負荷がかからないというのが大きな特徴なのです。

 

なお、このApollo ExpandedとしてThunderbolt対応apolloが統合できるのは、現在のところMacのみで、Windowsについては未定という状況。また、今回のUADソフトウェア8.0によってMac OSX 10.10 Yosemiteにも対応するようになっています。

【関連情報】
UAD v8.0情報(フックアップ)
apollo tiwn製品情報
UNIVERSAL AUDIO製品情報(フックアップ)
UNIVERSAL AUDIO本社サイト(日本語)
UAD-2製品情報(フックアップ)

【価格チェック】
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