店頭でこの価格で売られているということからも想像できるように、FocusriteのScarlett Solo Studio Packは新しく登場した製品というわけではありません。昨年の1月に発売された製品であり、すでに後継製品であるScarlett Solo Studio Pack G2も出ているからなんです。そのG2については「出た!1万円のオーディオIF、英名門Focusrite・Scarlett G2の破壊力」という記事でも紹介しているので、そちらを参照いただきたいのですが、Scarlett Solo G2というオーディオインターフェイスをコアにしたパック製品となっており、直販サイトでの実売価格は税込みで22,896円。もちろんそれでも十分安いとは思うのですが、1つ前の型だと17,870円と5,000円以上安くなるというのは、かなり魅力的です。
中枢となるのはFocusriteの2in/2outのオーディオインターフェイス、Scarlett Solo
Focusrite以外にもPresonus、TASCAM、Steinbergなど、各社が揃って近い製品を出しているのですが、旧型モデルとはいえ、2万円を大きく切る価格で今入手できるというのは、ちょっとスゴイですよね。
ちなみに、このScarlett Solo Studio Packの場合、エフェクトやソフトシンセ、ループ素材集などもバンドルされているのも大きなポイントです。具体的な中身としては、以下のようになっています(赤字がハード、青字がソフト)。
赤と黒のコントラストが鮮やかなコンデンサマイクは、なかなかの高感度
Scarlett Solo Studio Pack | Scarlett Solo Studio Pack G2 | |
オーディオIF | Scarlett Solo | Scarlett Solo G2 |
サンプリング性能 | 24bit/96kHz | 24bit/192kHz |
付属DAW | Cubase LE | Pro Tools|First , Ableton Live Lite |
左が、Scarlett Soloで、右が新製品のScarlett Solo G2
中枢となるオーディオインターフェイスは、いずれも2IN/2OUTでマイク入力1つ、ギター入力1つという構成で、大きさもデザインもほぼピッタリ同じ。まあ、よく見比べてみると、ロゴの色が違うほか、ボリューム部のツマミの光沢が違うとか、入力レベルツマミの色がちょっと異なるなどの差はありますが、入門用機材、もしくはサブ機材として捉えれば、それほど気になるものではないと思います。
左が旧製品に同梱されるマイクCM25で、右がScarlett Solo Studio Pack G2に同梱されるCM25 MkII
一方で、コンデンサマイクを入手したら、必ず必要になるのがマイクスタンドです。コンデンサマイクは非常に高感度なマイクだけに、手で持って使うとグリップノイズが激しく入ってしまい、ほぼ使えません。でも、マイクスタンドを別途購入するとなると、卓上用だって、4,000~5,000円はするのが一般的であり、トータルコストは結構上がってしまいますよね。
ネット通販で購入する場合は「その他お問い合わせ」欄に「DTMステーションで見た」と記載してください
もちろん、ここでの価格は送料込みで、銀行口座振り込みをすると、基本的に翌日に届くとのこと。さらに店頭に来てくれれば、さらにお得なことがあるとのことですよ!もし、店頭で購入する場合には「DTMステーションで見ました」と伝えてくださいね(そうしないと、マイクスタンドがもらえません!)。
私個人的には、初めて来た中野ブロードウェイ、想像していた以上に楽しいところでした!
実は、私自身は、フジヤエービックはもちろん、中野ブロードウェイというところに来たのも初めてでした。噂には聞いていましたが、まさにミニ秋葉原という感じの楽しいところなんですね。またフジヤエービックというと、ヘッドホン祭を主催しているお店として、なんとなく名前は知ってはいましたが、行ってみると、中野ブロードウェイの3階に3店舗もあるんですね。
ドラムマシンやDJ機器、AIRAシリーズ、モニタースピーカーなど、さまざまな中古機器がいっぱい
シンセ機材もいろいろなものがあったが、中古製品は当然現品限りなので、在庫は日々入れ替わる
ちなみに、私が購入したのは今回のFocusrite製品とはまったく関係なく、ネット放送機材であるCerevoという会社のLiveShell.Xというモノ。すでに先日放送したDTMステーションPlus!で威力を発揮してくれており、ニコニコ生放送とAbemaTV FRESH!の同時配信ができるようになって大満足です。
中野に行くチャンスがあったら、ぜひフジヤエービック、行ってみると面白いですよ!
※追記 2016.11.28
記事を掲載した後に教えてもらったのですが、 フジヤエービックは、このシステムを使ったnanaのプロモーションビデオ(!?)を作っていたそうです!! このサウンドはもちろん、
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