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台湾メーカーのMiDiPLUS、日本上陸。コストパフォーマンス高いMIDIキーボード、オーディオインターフェイスを発売

低価格ながら、かなり品質の高いDTM機材をいろいろ開発しているメーカーとして知られる台湾のメーカー、MiDiPLUSの製品が国内でも9月25日より発売されることが発表されました。第一弾として発売されるのはUSB-MIDIキーボードのX miniシリーズ4製品と、USBオーディオインターフェイスのSTUDIO 2およびSTUDIO mの計6製品です。

 

発売前に少し使わせていただいたのですが、ミニ鍵盤のX miniシリーズはキータッチがすごくしっかりしていて、国内流通しているミニ鍵盤の中でもトップクラスといっていいクォリティー。気になる価格は25鍵のX2 miniが8,100円(Amazonでの税込み実売価格)、37鍵盤のX3 miniが9,900円、49鍵盤のX4 miniが12,300円、61鍵盤のX6 miniが14,300円と、いずれもかなり安い設定となっています。一方オーディオインターフェイスのSTUDIO mが9,720円、STUDIO 2が12,420円と、こちらも安く抑えられています。実際どんなものなのかレポートしてみましょう。


台湾メーカーのMiDiPLUSが日本上陸。USB-MIDIキーボード4製品と、オーディオインターフェイス2製品を発売開始

 


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MiDiPLUSというメーカーについてご存知ない方も多いと思いますが、1974年に設立された台湾初の電子オルガンメーカー「Ta Horng Wood Enterprise&Musical Instrument」のDTM機材部門として1994年に独立した会社。これまでmidiman/M-AUDIOのキーボードをはじめ、数多くのメーカーにOEM供給をしてきた実績のあるメーカーでもあるのです。


OEM元として実績のあるMiDiPLUSが自社ブランド製品としてリリース。キーボードのキータッチも抜群

 

現在、USB-MIDIキーボード、オーディオインターフェイスのほかにもモニタースピーカー、MIDIコントローラー、コンデンサマイク……と数多くの製品を出していますが、その第1弾として日本に上陸したのが前述の6製品なのです。

 

今回、私が事前にお借りして使ったのは49鍵のX4 miniと2IN/2OUTのオーディオインターフェイス、STUDIO 2のそれぞれ。実際どんな製品なのかをレポートしていきましょう。

上から25鍵のX2 mini、37鍵のX3 mini、49鍵のX4 mini、61鍵のX6 mini

まず全製品に共通な“安い”ということと引き換えになっているのは、バンドルソフトがなく、シンプルにハードだけという点。「ハードにバンドルされるDAWやプラグインのソフトウェア音源、エフェクトが魅力だ」という人にとっては、面白くないかもしれませんが、すでにDAWの環境を持っている人にとっては、不要なソフトなく、安く買えるのが逆に魅力だったりしそうです。

49鍵のUSB-MIDIキーボード、X4 mini

ではX4 miniから見ていきましょう。これは前述の通り、ミニ鍵盤のキーボードで、USBバスパワーで動作するというもの。ミニ鍵盤としてはやや重めなキータッチであり、気持ちのいい弾き心地です。また全体的にアルミボディー(両サイドは樹脂)となっているため、かなりガッチリと頑丈です。


iPhoneからのバスパワーだけで、バッチリ動作する

WindowsでもMacでもドライバ不要で動作するUSBクラスコンプライアントなキーボードなので、接続すればすぐに使うことができます。またLightning-USBカメラアダプタを利用すればiPhoneやiPadにも接続することが可能で、この場合もiPhone/iPadからの電源供給で動かすことが可能となっています。


ピッチホイール、モジュレーションホイールはタッチセンサー式

見るとわかる通りピッチホイールとモジュレーションホイールはタッチセンサー式なので、好き嫌いは分かれそうですが、個人的にはなかなか使いやすい感じでした。ピッチホイール側は指を放せばすぐに中央に戻りますし、モジュレーションホール側は指を放したところで固定されます。またどのくらい動かしているかはLEDで確認できるなど、なかなかうまくできています。


上下3オクターブの切り替えが可能で、キートランスポーズにも対応

その上にあるのがオクターブ切り替えのスイッチで、上下3オクターブの調整が可能で、1オクターブごとにLEDが青、紫、赤と変化していきます。またSHIFTボタンを押しながらこのキーを押すと半音ずつトランスポーズさせることも可能で、どれだけトランスポーズさせているかは、その上の3桁のLCDで確認することができます。

先端が光る4つのノブは、デフォルトではボリューム、PAN、エクスプレッション、リバーブが割り当てられている

そして、その右には4つのノブがありますが、これらはアサイン変更可能なコントロールノブ。デフォルトでは左からボリューム、PAN、エクスプレッションコントローラ、リバーブとなっています。


6つのトランスポーズボタンも用意されているが、現時点、各DAWへの対応は手動で行うしかない

さらにその右にある6個のボタンは見ての通りトランスポートボタン。デフォルトではMMC再生モードとなっていますが、SHIFTキーを使うことで、コントロールチェンジモードに切り替わります。できればDAWで即使いたい機能ではありますが、現時点においてMiDiPLUSが各DAW用の設定プログラムなどを配布していないため、各自で細かく設定するしかなく、ちょっと扱いが難しそうですね。


細かな設定はSHIFTボタンを押しながら、ここのキーを用いて操作する

なお各パラメータのコントロールチェンジ番号を切り替えたり、プログラムチェンジを行うにはSHIFTボタンを押しながら、高い音程のキーに割り振られた機能を使っていくことで設定できるようになっています。

リアにはUSB端子、MIDI OUT端子、ペダル端子が並んでいる

リアを見てもわかる通り、ここにはUSB端子のほか、ペダル端子およびMIDI OUT端子が用意されています。ペダル端子のほうは、一般的なペダルが取り付け可能になっている一方、MIDI OUT端子があるのもなかなか便利なところ。そう、PC側から見るとX4miniというMIDIポートが入出力ともに見えますが、この出力のほうが、ここにあるMIDI OUT端子から出力されるようになっているんですね。

 

改めてみてみても、これだけしっかりしたキーボードで一通りの機能が揃ってこの価格というのは、やっぱり安いなという印象です。


2in/2outのUSBオーディオインターフェイス、STUDIO 2

 

さて、もう一つの2IN/2OUTのオーディオインターフェイス、STUDIO 2のほうも簡単に紹介してみましょう。これもUSBバスパワーで動作する24bit/192kHz対応のオーディオインターフェイス。
これもUSBクラスコンプライアントの機材なのでMacならドライバなしで使うことができますが、Windowsの場合、やはりDAWで使うにはASIOドライバが必要になることもあり、MiDiPLUSのサイトからドライバをダウンロードして、インストールする必要があります。

 

入出力を見ていくと、まずフロントには2つのコンボジャックが搭載されており、ここにライン、マイク、ギター(Hi-Z)が接続できる仕様になっています。48Vというボタンを押せばファンタム電源供給ができるので1ch、2chとも、コンデンサマイクを接続して使うことができます。また、それぞれにLINE/INST切り替えボタンがあるので、2本のギターを接続することも可能となっています。


入力レベルに応じてノブの先端のLEDの色が変化する

入力ゲインはそれぞれに用意されているノブで調整するのですが、ノブにLEDが埋め込まれており、入力レベルに応じてLEDが光るのがユニークなところ。ちょうどいいレベルだと緑、ギリギリでオレンジ、レベルオーバーだと赤くなるわけですね。

出力レベルはLEDレベルメーターで確認できる

一方、出力レベルはLEDのレベルメーターで確認できるようになっています。この大きいノブでメイン出力を調整するわけです。さらにPCからの出力とダイレクトモニタリングを調整するノブ、ヘッドホン用の出力調整するノブも用意されています。


STUDIO 2のシンプルなリアパネル

リアのほうはシンプルでUSB端子とメイン出力のTRSフォンジャックが2つあるのみ。m.REMOTEと書かれた小さな端子もあるのですが、マニュアルを見ても拡張用とあるだけで、現時点では利用できないようですね。

 

音を聴いた感じ、とりあえず問題なく普通に使うことができます。まだ細かな音質チェックまでできていませんが、DAWでのレコーディング、プレイバックともに素直な音で入出力できますし、ハイレゾ音源を聴いてみても、なかなかいい感じです。この安いオーディオインターフェイスでどのくらいの性能なのか、今度改めてAV Watchの連載記事のほうで検証してみようと思っているところです。


とてもコンパクトなオーディオインターフェイス、STUDIO m

なお、まだ実物は見ていないのですが、このSTUDIO 2の下位モデルとして発売されるSTUDIO mのほうは、STUDIO 2を半分にしたサイズで、入力をモノラルにしたというもの。ヘッドホン端子もリアに配置するなど、かなりコンパクトなオーディオインターフェイスであり、割り切った製品ともいえそうですが、録音するのはボーカルやギターのみということであれば、これでも十分そうです。

STUDIO mももちろんUSBバスパワーで動作するので、持ち歩きようのオーディオインターフェイスとしては結構使えるかもしれませんね。

 

以上、MiDIPLUSの新製品について紹介してみましたが、この思い切った価格戦略は、既存のライバルメーカーにとっても脅威となりそうです。反対にわれわれ、ユーザーとしては、低価格な選択肢が出てきたというのは嬉しいところ。すでにキーボードやオーディオインターフェイスを持っている人にとってはサブ機種として、また買い替えとして、また初めてDTMを始める人にとってはメイン機材として使える強力な製品の登場だと思います。

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【製品情報】
X2 mini製品情報(英語)
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STUDIO 2製品情報(英語)