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数あるRhodes Piano音源の中で突出した再現性を誇るPREMIER SOUND FACTORYのMK-1 Collection。Wurlizer音源も間もなく無料で登場

エレピサウンドを代表するRhodes Piano(ローズ・ピアノ)。数多くのメーカーが、Rhodes Pianoの物理モデリング音源を出したり、サンプリング音源を出す中、世界的にも非常に高い評価を受けているのが、日本の音源メーカー、PREMIER SOUND FACTORYが出す音源です。これまでMark1 Stage Premier 96kSUITCASE Premierという2つの音源がありましたが、これらの機能を強化するとともに、2つセットにしたMK-1 Collectionという製品がリリースされました。

 

PREMIER SOUND FACTORYは以前「ビートルズやツェッペリン、モータウンサウンドなどを忠実に再現!?名盤のドラムサウンドをリアルに出せるDrum Treeとは?」や「お箏のほぼ全奏法をカバーする純国産・高音質音源『箏姫かぐや』誕生」といった記事でも紹介したメーカー。高品位なサンプリングに徹底的にこだわる音源メーカーが、「もはや、ここから何かを改善することは不可能」と言い切るMK-1 Collectionとはどんな音源か紹介しましょう。またPREMIER SOUND FACTORYは同じエレピ音源でWurlizerをサンプリングしたWurly Premier Gを無償でリリースすることも発表されたので、併せて紹介しましょう。


Rhodes Pianoをリアルに再現するMK-1 Collection


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MK-1 Collectionは、Native InstrumentsKONTAKTをエンジンに利用する音源で、1音色に1000以上のサンプリングデータを持ち、その容量は2GB以上(2音源がセットなので、トータル4.4GB)というもの。24bit/96kHzの高品位サンプリングであるのはもちろん、サンプルレイヤー数は21と、徹底的にこだわったサンプリングして、再現性を高めているのが特徴です。

 

まずは、MK-1 Collectionって、どんな音源なのか、PREMIER SOUND FACTORYがYouTubeで紹介ビデオを公開しているので、ぜひステレオで音を確認できる環境で、これをご覧になってみてください。

 

 

いかがですか?かなりグッとくるサウンドですよね。Rhodesが好きという方なら、「何これ!!」と喰いついてくるのではないでしょうか?そう、メチャメチャにリアルな音なんですよね。

 

ご覧いただいても分かるとおり、MK-1 Collectionには
  • MK-1 Stage Premier G
  • Suitcase Premier G
の2つの音源がセットになって入っています。MK-1 Stage Premier Gは2012年リリースのMark1 Stage Premier 96kの後継にあたるもので、伝統的なモノラルのライン・レコーディングを行ったもの。Suitcase Premier GはSUITCASE Premierの後継で、スーツケース・スピーカーをマイク録りしたもの。それぞれ異なったサウンド・キャラクターとなっています。


MK-1 Stage Premierは伝統的なモノラルのライン・レコーディングを行ったオン音源

この前モデルは、ドイツのRhodes Service BerlinがYoutubeで公開した、最高峰ローズ・ピアノ音源ソフトウェア比較対決で世界競合20社中、Bestの称号を獲得する実績を誇るもの。


Suitcase Premierはスーツケース・スピーカーをマイク録りした音源

この音源を生み出したレコーディングエンジニアのichiroさんによると、古くからのRhodes Pianoファンで、これまで7回以上も、Rhodes Pianoのサンプリング音源を録音、制作してきたのだとか。そのスタートは1999年にAKAIのサンプラー、AKAI S3000XL用に制作したもの。今でこそGB単位のサンプリングも珍しくなくなりましたが、当時のS3000XLでは32MBという小さい容量の中、ループを駆使して全キー4段ベロシティを実現するとともに、鍵盤のリリース・ノイズを73鍵すべててに装備していたのだとか。おそらくリリース・トリガーシステムを持つピアノ音源としては世界初とのことです。

 

それが約20年の時間をかけて進化したのがMK-1 Collectionというわけなのです。実はサンプリングデータそのものは2012年にリリースしたものをそのまま使っているとのこと。24bit/96kHzでのサンプリングですね。ただ、今回はさまざまな点が強化されているのです。

 

まずはGUIを装備し、見た目にもかっこよく、操作もしやすくなったこと。KONTAKT 5 Playerでは動作せず、有償版のKONATAKT 5が必要とはなりますが、KONTAKT 5上でMK-1 Stage Premier GとSuitcase Premier Gの2つの音源を立ち上げて使うことが可能となっています。


MK-1 Stage Premier Gに搭載されているPhaserとWah Pedal

また数々のエフェクトが装備されたのもRhodesらしさを出す上で大きく効いています。まずはMK-1 Stage Premier Gのほうに搭載されたフェイザー。これをオンにするとロータリースピーカーっぽい、かなり強力なフェーズシフトでステレオに音が広がります。このサウンドだけ聴き続けたい……なんて思ってしまうほど気持ちいい音です。

 

同じくMK-1 Stage Premier Gにのみ搭載されたWah Pedalは、その名の通りWah効果を出すためのワウペダル。CRY BABYのワウペダルをシミュレーションしているとのことですが、これをオンにした上で、モジュレーションホイールを動かすことで、ワウワウしてくれます。


Suitcase Premier Gに搭載されているトレモロ機能

 

一方Suitcase Premier Gにのみ搭載されているのがトレモロ機能で、DepthとFrequencyの2つのパラメータがあります。Depthはトレモロの深さをコントロールし、Frequencyはトレモロのスピードをコントロールするもの。フェイザーやワウペダルとはまた大きくことなる演出ができますね。

 

そして2つの音源ともに対応しているのがBass BoostとReverbです。まずBass Boostは、実機のBass Boostノブをシミュレーションしたもので、名前からも想像できるように低音をより強く出すためのもの。一言で言ってしまえば低音を持ち上げるための1Band EQですね。


7種類の効果を切り替えることが可能なリバーブ機能

Reverbは、もちろん残響をつけるためのリバーブなわけですが、これはサンプリングリバーブ(コンボリューションリバーブ)が採用されています。サンプリングリバーブなので、サンプリングデータ(IR:インパルスレスポンス)を切り替えれば、違う効果のリバーブとなるわけですが、用意されているのが7種類です。

モータウンサウンドを再現するドラム音源、Drum Treeで使われたのと同じリバーブを搭載

このうちStudio AとStudio Bはドラム音源「Drum Tree」で使われたStudio A、Studio Bが使われています。一方、Space Echo0~Space Echo4の5つはRolandのSpace EchoのIRをMK-1 Collection用に新たに録り直すとともに最適化したもの。Space Echoをご存知の方ならお分かりのとおり、これはアナログのスプリングリバーブと無限ループしているテープディレイで構成されるもの。まさにRhodesの音とピッタリマッチするんですね。

新たに収録されたRoland Space EchoのIRが搭載されている

前述の通り、このMK-1 Collectionは、それぞれ24bit/96kHzで1,000以上ものサンプリングデータで、最大19ベロシティ・レイヤー+2ベロシティ・リリースレイヤーという構成となっているためMK-1 Stage Premier Gで2.3GB、Suitcase Premier Gで、2.1GBとかなり大きな容量となっています。そのため、読み込みには少し時間がかかりますが、さすがKONTAKT 5、一度読み込んでしまえば、あとはスムーズに動いてくれますね。

 

KONTAKT 5が動く環境でれば、そのまま使えるので、MacでもWindowsでも利用でき、スタンドアロンで動作するのはもちろん、VST、AudioUnits、AAXの環境で動作するので、どのDAWとも組み合わせて利用できますよ。

Wurly Premier Gは無料で公開される

ところで、冒頭でちょっと触れた、もう一つの大きなトピックスが、Wurlitzerをサンプリングした音源、Wurly Premier Gが無料配布される、という話です。エンジニアのichiroさんに伺ったところ「これまであったWurlitzerの音源、Wurlitzer Premier 48kのリニューアルバージョンをWurly Premier Gとしてリリースします。今回、これを完全無償公開しようかと思っております。というのも、サンプリング自体は2001年の録音であり、すでにかなりの時間が経過していることと、この製品だけ48kHz/24bitということなので……。以前から人気の高い製品ではありましたが、今後はこの作品が少しだけ社会のお役に立てたらという想いもあります」とのこと。

 

8月中の公開予定とのことなのでぜひ、登場を楽しみ待ちたいところですね。

【追記】2018.8.27
昨日、Wurlitzerの音源のWurly Premier Gが無料でリリースされています。また記事では触れていませんでしたが、同じくビンテージエレクトリック・ピアノ音源であるClavi Premier Gもリリース(24bit/96kHz対応)され、こちらは2,100円となっています。

【関連情報】

MK-1 Collection製品情報
Wurly Premier G製品情報
Clavi Premier G製品情報
KONTAKT 5製品情報

【価格チェック&購入】
◎PREMIER SOUND FACTORY ⇒ MK-1 Collection

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