藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。


カテゴリ: モニター環境

以前「JBLの新型モニター、LSR305は魔法のスピーカー!?」という記事でも紹介したJBL PROFESSIONALのモニタースピーカー、LSR305。JBLが開発した「イメージコントロールウェーブガイド」という特殊な構造を取り入れたことで、聴く位置を移動しても音像、バランスを保つことができるという、魔法というか、なんとも不思議なスピーカーでした。そのLSR305がモデルチェンジし、MkIIに進化して発売されました。見た目は大きく変わらないマイナーチェンジですが、低域と高域のバランスがさらに良くなり、音の再現度も上がったとのこと。

リスニングポイントが広いだけに、ほかのモニタースピーカーと比較しても設置が簡単だし、5インチモデルの305P MkIIが実売価格で一本16,000円(税抜き)と手ごろであるのも大きな魅力。DTM用のモニタースピーカーをこれから買おうという初心者ユーザーにはもちろん、買い替えを検討している中上級ユーザーにとってもかなり魅力的な製品だと思います。そこでLSR305からどう進化したのかも含め、どんな製品なのか紹介してみたいと思います。


魔法のスピーカー、JBL LSR305(左)が305P MkII(右)へと進化した
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音楽制作において非常に重要な位置を占めるモニター環境。ここがいい加減な音だと、当然ながら作品の仕上がりも曖昧なものになってしまいます。レコーディング時のモニターが大事であるのはもちろんのことながら、ミックス、マスタリングを自分で行う場合、いかに正確に音を捉えることができるかによって、最終的な音のクオリティーが決まってくるといっても過言ではありません。

そのミックスやマスタリング用のモニター専用に、レコーディング用とは別のシステムを導入し、しっかりと聴くことができる環境を整えるというのも一つの手。ここでは、4月26日に国内発売されたばかりで、現在のモニターシステムにおいて最高品質といってもいい、RMEADI-2 DAC(実売価格税抜:150,000円)について紹介してみたいと思います。


モニターシステムに最高峰のシステム、RME ADI-2 DACを使ってみる

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DTMユーザーとやりとりしていると、結構な比率でヘッドホンでしかモニターしていない人がいるんですよね。もちろん、DTMを「自分だけの趣味の世界」と割り切ればそれでもいいのですが、いろいろな人に聴いてもらいたい…と考えるなら、やはりモニタースピーカーは必須だと思います。音の出方、音のバランスがヘッドホンとは明らかに違うので、双方でチェックする必要があるからです。

とはいえ「モニタースピーカーなんて置くスペースがない」、「部屋で音を出すのはちょっと難しい」、「結構高いから手が出せない」……といった理由で躊躇している方も多いのではないでしょうか?そんな中、先日発売されて使ってみたPreSonusEris E3.5という小さなモニタースピーカーが、なかなかよかったんです。どんな製品なのか紹介してみましょう。


大音量も高音質で鳴らせる小さなモニタースピーカー、Eris E3.5

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Earsonics(イヤーソニックス)というフランスのイヤモニメーカーをご存知ですか?正直なところ私は全然知らなかったのですが、フランスでは非常に著名なメーカーで、David Guettaなどフランスのミュージシャンの大半がこれを使っているのだとか!? 価格的にみると、エントリー機種のES2で5万円前後、新製品の上位機種ES5だと15万円弱と、なかなかなお値段ではあります。

このEar Sonicsの製品、国内では面白いことにヤマハミュージックジャパンが扱っており、「She in the haze」などのバンド系のアーティストがユーザーとして活用しているのだとか。先日、そのヤマハミュージックジャパンから「DTM用途のモニターとしてもかなり使えるはずなので、ぜひ少し試してみて」と言われてEarsonicsを代表するモデルES2ES3ES5の3機種をお借りすることができたのです。ちょうど「DTMステーションEngineering」でご一緒しているレコーディングエンジニアの飛澤正人さんと、これから新レーベル(後日、改めて紹介します)を立ち上げるための打ち合わせをしていたので、この3機種をちょっと試してもらいました。プロのエンジニアから見て、モニターとして使えるイヤモニなのか、チェックしていきましょう。


レコーディングエンジニアの飛澤正人さんに、Ear Sonicsのイヤホン3機種をチェックしてもらった

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1月17日から、世界初の完全フルデジタルだというPC用USBスピーカーのクラウドファンディングがスタートしています。ポータブルDJ機器メーカーとして知られる仙台のJDSoundが出資者を募っている開発中のスピーカー「OVO(オヴォ)」は、昨今主流のBluetoothスピーカーではなく、音質にこだわった24bit/192kHz対応のポータブルなUSBスピーカー。しかも普通ならDACと呼ばれるアナログ変換回路を経てスピーカーが鳴るのに、このOVOはデジタルのままスピーカーを駆動することで、超高音質・大音量を実現しているというのです。

先日、JDSoundの社長、宮崎晃一郎さんに開発の背景や、この音質・音量を実現できた秘密についていろいろと伺うとともに、開発中のプロトタイプをお借りして試してみました。その結果、音楽鑑賞用やビデオ再生用としてはもちろん、DTMのモニタースピーカーとしてもなかなかな性能を発揮してくれたので、実際どんなものなのか紹介してみたいと思います。


世界初、フル完全デジタルのUSBスピーカー、OVO

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Shure(シュア)とブランド名を聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?DTMユーザー、ミュージシャンであれば、やはりSM58SM57といったダイナミックマイクではないでしょうか?世界中どこにいってもある高音質ながらも頑丈で、多少乱暴に扱っても壊れない、まさに業務用のマイク。しかも安いから、誰もが使うマイクとして長年プロの世界で愛用され続け、SM58は昨年で50周年だったんですよね。

Shureは音の入口であるマイクで長い実績を持つ一方で、音の出口であるヘッドホン、イヤホンでも、いま高い評価となっており、気づくとかなり多くのラインナップが揃っているんですよね。個人的にはエレドラ用のモニターヘッドホンとしてSRH440、電車の中で使うBluetoothイヤホンとしてSE215 Wirelessを愛用しているのですが、意外とShureのヘッドホン、イヤホンについて知らないDTMユーザーも多いようです。そこで、改めてモニター用として使える製品としてどんなものがあるのかについて、紹介してみたいと思います。


DTMのモニター用として非常に使いやすく高性能なShure製品群

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プロユーザーが非常に多い、APOGEEのオーディオインターフェイス。他社製品と比較するとやや値は張るものの、音が非常によく、かつコンパクトで持ち歩きやすいということから、結構使われているようです。ただ、これまでAPOGEE製品は基本的にMac対応で、Windowsユーザーにとっては使うことができない、という大きな関門がありました。多少戦略的にそうしているのでは……なんて感じもありましたが、そのAPOGEEがついにWindowsに対応したのです。

今回Windows対応になったのはQuartet(カルテット)、Duet(デュエット)、ONE(ワン)の基本3機種。いずれもWindows 10専用のドライバがネット上で公開されたので、これをダウンロードして使えるようになったのですが、もちろん従来通り、Macの各OSでもiOSでも利用可能。さっそく2IN/4OUT対応のDuetを試してみたので、紹介してみたいと思います。


ついにAPOGEE製品がWindows 10に完全対応

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先日「魔法びんの真空二重構造を応用したサーモスの高性能・超ニアフィールドモニター、MSA-380S誕生」という記事でも紹介した、小さなバズーカのような不思議なスピーカー、VECLOS MSA-380S。その後1か月ほど使っているんですが、すごくいいんですよね。一般的なモニタースピーカーと際立って違うのが、音の定位と立体感のある音場。スウィートスポットは狭いけれど、だからこそDTM環境にはとってもマッチするんです。

「重くて大きいものがいい音のスピーカー」という従来の常識を完全に覆すMSA-380S。魔法びんメーカーのサーモスが生み出した「真空エンクロージャー」という真空二重構造が、この音の秘密となっているようですが、これはいったいどういうもので、なぜ迫力あり、かつクリアなサウンドが実現できるのか?その構造面から、このスピーカーの音の秘密に迫ってみたいと思います。


サーモスが開発した超ニアフィールド・モニター、VECLOS MSA-380S
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最近、電車の中でDAWを立ち上げて何やら編集作業を行っている人を時々見かけるようになりました。実際、電車の中やカフェで、また会社の休憩時間中にDTMで音楽制作をした経験がある人も多いのではないでしょうか?でも、PC内蔵のヘッドホン端子からの音では音質が悪かったり、レイテンシーが大きかったりとDTM用途には向きません。かといってオーディオインターフェイスも一緒に持ち歩くとなると、かなりかさばるし、重いし、何より人の目が気になるところです。

そんなときに、まさにピッタリという小型で高音質な再生専用のオーディオインターフェイス、SPECTRAという製品が発売されました。見た目にはオーディオケーブルとかオーディオコネクタという感じのコンパクトなもので、32bit/384kHzにまで対応するという優れもの。実際どう使うのかなどを紹介してみましょう。


モバイルDTMにピッタリな超コンパクトな再生専用オーディオインターフェイス、SPECTRA登場

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魔法びんのサーモスがスピーカーを開発・販売しているのをご存知でしょうか?約1年前に「魔法びんがスピーカーに!?サブモニターにピッタリなサーモスのVECLOS」という記事を書いたこともありましたが、このとき紹介したサーモスのSSA-40Sはすごく小さいのにとっても高音質と好評のスピーカーであり、私自身もこの記事を書いて以来、ずっと愛用しています。

そのサーモスから、本気の「アクティブ ニアフィールド モニター MSA-380S」が12月1日に発売されます。「何?このバズーカみたいなのは!?」という形のMSA-380Sですが、やはり魔法びんの真空二重構造を応用したサーモス独自の真空エンクロージャーという技術を使ったモニタースピーカーであり、まさに高解像度!という強烈なサウンドを出してくれるのです。発売前にそのMSA-380Sを入手できたので、これがどんなものなのか、ファーストインプレッションとして紹介してみましょう。


魔法びんの仕組みを応用したニアフィールド・モニター、VECLOS、MSA-380Sを試してみた

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