昨日(12月12日)、クリプトン・フューチャー・メディアから思わぬメールが届いて驚いたという人も多いのではないでしょうか?私の手元にも「『CUBASE LE 7』無償提供キャンペーンのご案内」というタイトルのメールが届いたのです。中身を読むと「いつも『VOCALOID2 初音ミク』 、『初音ミク V3』、『KAITO V3』をご愛顧頂き誠にありがとうございます。本日12月12日(木)より、対象ユーザー様へ向けて、Steinberg社『CUBASE LE 7』の無償ダウンロードを開始致しましたのでご案内申し上げます」、とのこと。

これはちょっとビックリ。これまでも何度か記事にもしてきたとおり、初音ミクV3にはDAWであるStudio One Artist Piapro Editionというものがバンドルされていますが、それに加えてCubase LE 7ももらえちゃうというわけ。しかも初音ミクV3に留まらず、従来の初音ミクV2ユーザーにも、ってそのサービス精神はちょっと尋常じゃないですよね。この無償提供は2014年2月28日までとのことだったので、急いで入手してみました。

 
初音ミクV3ユーザーなどに無償提供されたCubase LE 7を使ってみた

このCubase LE 7というDAW。私が知っている範囲でいえば、今回、クリプトン・フューチャー・メディアが提供するものが、世の中的に初登場だと思います。前バージョンのCubase LE 6は、US-366をはじめとするTASCAMのオーディオインターフェイス、ZOOM製品などにバンドルされていましたが、Cubase LE 7はなかったな、と。もちろん、Windows、Macのハイブリッドであり、64bit版も32bit版も用意されています。


初音ミクV3初音ミクV3バンドル初音ミクV2KAITO V3ユーザーを対象にCubase LE 7が無償提供される

LE(Limited Edition)という名称から、オマケ的なものだと思ってしまう方も多いとは思いますが、これ、かなり本気で使えるDAWです。普通に音楽制作をしていく上では、十分すぎるほどの機能、性能があると思いますし、初音ミクV3にバンドルされているStudio One Artist Piapro Editionと違い、VSTインストゥルメント、VSTプラグインでソフトシンセ、エフェクトを自由に追加拡張できるというのも大きなメリットです。
 

Cubase LE 7はダウンロードの形で入手できる形になっている
 
先日リリースされた最上位のCubase 7.5を含むCubase 7シリーズには上から
   Cubase 7/7.5
   Cubase AI 7
   Cubase LE 7
という5種類がありますが、それぞれの主なスペックを表で表すと以下のとおりです。

基本機能 Cubase 7/7.5 Cubase Artist 7/7.5 Cubase Elements 7 Cubase AI 7 Cubase LE 7
オーディオトラック数 無制限 64 48 32 16
MIDI トラック数 無制限 128 64 48 24
インストゥルメントトラック数 無制限 32 24 16 8
インプット/アウトプット数 256 32 24 16 8
グループチャンネル 256 32 16 8 8
FX センドチャンネル 8 8 8 4 4
FX リターンチャンネル 64 64 8 4 4
VST エフェクトインサートスロット 8 8 8 4(pre) 4(pre)
MIDI エフェクトインサートスロット 4 4 0 0 0
VST インストゥルメントスロット 64 32 16 8 0
同時ミキサー表示数 3 1 1 1 1
最大サンプリングレート 192kHz 192kHz 192kHz 192kHz 192kHz

これを見ても分かる通り、使えるトラック数などに違いはあるものの、とりあえずDTMをしてみる上では十分な内容であるのが分かると思います。ちなみに、Cubase 7/7.5、Cubase Artist 7/7.5そしてCubase Elements 7の3つは製品として販売されるもの。Cubase AI 7はYAMAHAおよびSteinberg製品にバンドルされているもの、そしてCubase LE 7はサードパーティー製品にバンドルされるものという位置づけになっています。


まずは、クリプトン・フューチャー・メディアのサイトにログインをして0円として購入する 

Cubase LE7の入手手順について、細かくは書きませんが、クリプトン・フューチャー・メディアのサイトから0円で購入するという手続きをすると、「CUBASE LE 7 ダウンロードアクセスコードのご連絡」というメールが届きます。それにしたがって、Steinbergサイトに登録を行うとダウンロードができるようになるのです。


Piapro Studioをインストールすれば、Cubase LE 7からも利用することができる 

ところで、初音ミクV3KAITO V3のユーザーであれば、そのインストールディスクにはPiapro StudioというVOCALOID3のエディタが入っているわけですが、これはVSTインストゥルメント対応のものですから、もちろんCubase LE 7で利用することができます。実際、Windows 64bit版で動かしてみたところ、何のトラブルもなく、簡単に使うことができました。


まったく問題なく、簡単にPiapro StudioをCubase LE 7上で利用することができた 

さらに、Cubase LE 7であればVOCALOID Editor for Cubaseも利用できてしまいます。これについても試してみたところ、動かすことができ、しかも、Piapro Studioと同居させることも可能でした。必要に応じてどちらのエディタでも使えるというのは、選択肢が広がって嬉しいところですよね。


VOCALOID Editor for Cubaseとも同時に起動し、いっしょに鳴らすことができた 

前述のとおり、Cubase LE 7の無償提供は、2014年2月28日までの期間限定ですから、初音ミクユーザーは急いでダウンロードしたほうがいいですよ!また購入はしたけれど、ユーザー登録をしていないという人は、急いで登録しちゃいましょう。

そして、これから初音ミクV3を買ってみようかな……という方は、早めに買っちゃうのが得だと思いますよ。だって16,800円のソフトに、5つものライブラリが入っている上に、Studio One Artist Piapro Edition、Cubase LE 7という2つのDAWが付属するわけですから、気前がいいにも程があるというもの。とりあえず買ってみて損はないはずです。

【※追記1】
ユーザーなのにクリプトン・フューチャー・メディアからの案内メールが届かず、入手できないという人もいるようです。まずは、しっかりユーザー登録できているかを確認してみましょう。
【※追記2】
クリプトン・フューチャー・メディアのブログを見ると、ユーザー登録されていると同時に、ニュースレターの購読をしている人にメールが届いていたようです。もしメールが届いていない人は、ニュースレターの購読登録を行ったうえで、下記URLにアクセスしてみてください。
Cubase LE 7の入手ページ