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ニコ生/Ustream用オーディオI/Fとして評判のいいUS-125をiPadでも使ってみた

最近、ニコ生USTREAMなどの放送に出る機会が多くなったこともあり、みんながどんな機材を使っているのかが気になっています。だから、個人で放送している人と話す機会があると、よく利用している機材について聞いているのです。そんな中、最近目立つのがTASCAMUS-125Mを使っている、という声。以前紹介したRolandのTRI-CAPUTREとも似たループミックス機能を搭載しているのが特徴で、価格も1万円程度と安いことがポイントになっているようです。

 

実は私自身、US-125Mについてはまったくノーケアで使ったことが無かった機材。TASCAMのマーケティング担当者にお願いしたら、借りることができたので、使ってみたところiPadでも利用できるなど、ちょっと面白い機材だったので紹介してみましょう。


インターネット放送用として人気のあるTASCAM US-125M


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まずUS-125Mの概要を紹介すると、これは型番からも分かるとおり、先日「15,000円以下で買えるDTM入門用セット、TASCAM US-200」の記事で紹介したUS-200の下位機種。大きさ的には150(幅)×40.6(高さ)×122(奥行き)mmで500gととてもコンパクトなものですが、US-200とはまったく別ジャンルの機材と言ったほうがよさそうです。やはりUS-200はDTM用機材であり、Cubase5 LEがバンドルされているなど、DTM入門者にとって非常に扱いやすいようにできています。

 

それに対し、US-125MはPC標準搭載のサウンド機能に不満を持っている人に、より高音質で気軽に入出力できる、ということを訴えかける製品。とくにニコニコ生放送やUSTREAMで放送を行っている人たちに使いやすいようにアレンジした機材となっているのです。


リアパネルには左からマイク入力(キャノン)、マイク入力(標準)、ギター入力、ライン入力、 ライン出力がある

 

フロントにはステレオミニジャックでのヘッドホン出力と、マイク入力があり、リアには左からキャノン(XLR)ジャックのマイク入力、標準ジャックのマイク入力、ギター/楽器用の標準ジャック入力、RCA(ピンプラグ)のライン入力、ライン出力とさまざまな入出力が用意されています。


US-125Mにはミキサー機能が搭載されている

 

3つあるマイクはいずれか1つが有効(優先順位はフロント標準ジャックキャノン)。でも、それ以外はすべていっしょに鳴らすことが可能になっています。そう、フロントには全部で5つのボリュームが並んでいますが、これでマイク、楽器、ラインのそれぞれの音量を調整することができるのです。つまりミキサー機能が搭載されているわけですね。


フロントにあるCOMPUTERノブでPC側の音の入力レベルをコントロール

 

さらに、その右には「COMPUTER」というノブがあります。これは、PC側での再生音をミックスするためのものです。ニコニコ生放送やUSTREAMでの放送をしていて多くの人が最初にぶつかる問題がここ。そう自分のPCで再生している音を放送することができない、という問題です。仕方なく、手元のPC用スピーカーで鳴らしている音をマイクで拾ったりするわけですが、これだと極端に音質が悪くなりますから、視聴者からも「音が悪い」とか「よく聴こえない」なんていうクレームがついてしまうんですよね。


リアのLOOP MIXスイッチをオンにしておく

 

しかし、US-125MではリアのLOOP-MIXスイッチをオンにした上で、フロントのCOMPUTERノブを上げていくと、再生音もマイクなどと一緒にミックスすることが可能です。具体的な利用シーンとしては、iTunesWindows Media Playerで曲を再生しながらカラオケを歌うとか、ゲーム画面を見せながらの実況を行うとか……いろいろ。


リミッター機能も用意されているので安心

ちなみに、Windowsでこの再生音を利用したニコ生、USTREAMでの放送を行う場合には、予めサウンドの再生デバイスとして、US-125Mを選択しておく必要があります。画面上は「スピーカー、USB Audio CODEC」となっているデバイスなので間違えないようにしてください。


Windowsのサウンド再生デバイスとして「スピーカー、USB Audio CODEC」と書かれたものを規定に設定する

 

また、フロントの左端にはリミッタースイッチがあるので、マイクをぶつけたなど、急に大音量が入るトラブルがあってもうまく処理できるようになっているのです。

 

さて、このUS-125MのWindowsでもMacでも利用することができ、しかもUSB接続すればドライバをインストールすることなくすぐに使うことができます。ここでふと思ったのは、「これってUSBクラスコンプライアントだからiPadでも利用できるのでは!?」ということ。TASCAMの製品情報ページを見ても、Webを検索しても、iPadで使えるという情報は見つからなかったのですが、ちょっと試してみました。


そのままiPadに接続すると、 やはり電源供給能力が足りない

 

そもそもUS-125M自体はACアダプタなどは不要で、USBバスからの電源供給で動作するという機材。とりあえず、そのままiPadにCamera Connection Kitを接続した状態でつないでみたところ、残念ながら電力不足のエラーが表示されてしまいます。


iPadとUS-125Mの間に電源供給可能なUSBハブを挟めば動いてくれた

 

そこで、ACアダプタによる電源供給可能なUSBハブを間に挟んでみたところ……、しっかり動いてくれましたよ!以前、この手のUSBハブの話を記事に書いたところ、「お店に行っても売ってなかった…」といった声が寄せられましたが、たとえばAmazonで検索してみたところ、1,200~1,300円程度でいろいろ売っていましたので、ご参考まで(U2H-EG4SBK(エレコム)BSH4A01BK(バッファロー))。

 

iPadで利用する場合でも、各種入力をUS-125M内蔵のミキサーを通してミックスしてレコーディングするということは可能ですから、コンパクトに済ませたいiPadのDTM環境においてはこれが意外に便利です。もちろん、普通にCoreAudioデバイスとして利用することができるので、レイテンシーに関しても問題ありませんね。

 

WindowsにおいてはASIOドライバ非対応であるため、ASIO4ALLなどをインストールしないとレイテンシーが大きくなってしまいますが、iPad用としては広範囲に利用できそうです。

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