藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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タグ:NSX-1

昨年YAMAHAが発表した「HEARTalk」(ハートーク)という技術をご存知ですか?これは機械による音声合成において、イントネーションを人に合わせることで、自然で心がこもった感じの応答を実現するユニークな技術です。当時、まだ技術発表という感じではありましたが、私が書いているAV Watchの連載記事でも「機械と心の通った対話が実現? ヤマハの自然応答技術HEARTalkが目指すもの」とレポートしたことがありました。

そのHEARTalkのシステムがついに一般に向けて発売されることになりました。一般ユーザー向けというよりも、いわゆるMake市場向け、つまり自作・工作・開発好きな人に向けての回路基板、HEARTalk UU-001という製品での発売となるのですが、ちょっと衝撃的ともいえるすごいものになっていました。DTMとは若干方向性が違うかもしれませんが、音モノとして非常に面白いものだったので、実演のビデオを見ながら、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。


6月7日より発売されるHEARTalkの基板。左から宇田道信さん、松原弘明さん、浦純也さん
 
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1980年代、TV アニメ“うる星やつら”にシンセサイザサウンドを使ったさまざまな劇中歌を作成したことで知られると同時に、Fairlight CMIを活用してポストYMOとして注目を浴びたTPOのメンバーでもあったキーボード奏者であり、作曲家の安西史孝さん。

その安西さんは、「アナログシンセサイザの面白さ、楽しさを、より多くの人たちに伝えたい」と、いろいろ活動されているのですが、最近、トンでもないことをやっていたのを発見しました! なんと50年も昔に誕生したアナログシンセサイザの元祖、Moog Modular IIIを使って、ポケット・ミクをコントロールして「はちゅねみく」と歌わせるという妙な実験を行って、ニコニコ動画で公開しているんです。先生、何やってんすか(笑)。このあまりにもミスマッチな組み合わせが楽しいので、これがどんな仕組みで動いているのか安西さんに伺ってみました。


バックに映るMoog Modular IIIでポケット・ミクをコントロールする安西史孝さん(右)と入鹿山剛堂さん(左)
 
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先日、「コルグからヤマハNSX-1搭載の初音ミク機器、MIKU STOMPが登場だ!」という速報記事としてお伝えしたコルグのMIKU STOMPがいよいよ10月31日、発売になります。その発売を目前に控えたMIKU STOMPをお借りすると同時に、実際MIKU STOMPという製品を企画したコルグの坂巻匡彦さん、開発をした加藤智幸さんにお話しを伺ってみました。

その結果、コルグのサイトにも書かれていない、マニュアルにも出ていない、いろいろな情報を聞き出すことができましたよ。想像していた以上に、MIKU STOMPはすごい実力を持った機材でした。ギターでチョーキングしたり、コードを弾くとどうなるかなども、しっかりビデオに収めてみたので、ぜひご覧ください。


10月31日よりコルグから発売されるMIKU STOMP
 
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8月30日、大阪でクリプトン・フューチャー・メディアとTOKYO MX主催による初音ミクのイベント「マジカルミライ 2014 in OSAKA」が開催されました。取材に行けたわけではないのですが、ここでコルグからMIKU STOMPなる「初音ミクが歌うボーカロイド・エフェクター」が発表されました。

コルグが何かやるらしいという情報は以前からキャッチしていたものの、こういう形だったとは想定外。私もMIKU STOMPが発表されたのを知ったのは昨夜で、その後、関係者にいろいろと当たっているものの、ややガードが固く、しっかりした情報がとれているわけではないのですが、半分憶測も含めて、これがどんなものなのか見てみたいと思います。
【追記】
9月4日、KORGから正式発表されました。市場予想価格は13,000円前後とのこと。内容的には今回の記事どおりのようです。ユーザーエリアには約6,000文字が入れられるため、1曲分は余裕で入れられるようです。


10月下旬に発売される予定のKORGのボーカロイド・エフェクター、MIKU STOMP
 
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ポケット・ミクeVY1シールドの登場で注目されるヤマハの音源チップ、NSX-1。DTMステーションで、これまでも「eVocaloidが搭載されると同時にGM音源、XG相当のエフェクトも搭載されている」として何度か紹介してきました。でも、NSX-1にはもう一つ、とてつもない破壊力を持った音源が搭載されています。

それがRASReal Acoustic Soundというもの。まさにアコースティック楽器のサウンドをリアルに表現するという音源なのです。現時点では、まだRASが使える機器は発売されていませんが、近いうちにこれを使った製品が登場するとのこと。とはいえ、実際に動いているのを見てみないことには、なかなかピンと来ないので、浜松駅からクルマで30分ほどのところにあるヤマハの研究開発部門に伺って話を聞いてみました。


NSX-1に搭載された音源、RASとはどんなものなのか、ヤマハの研究開発部門に聞いてみた! 


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ポケット・ミクeVY1 Shieldの心臓部として搭載されている約12mm×12mmの小さなIC、NSX-1。この中には歌う音源eVocaloidGM音源XG相当のエフェクト、それにRASという音源が入っているトンでもないチップです。小さいから、チャチなものと思いがちですが、その音を聴けば、高音質な最新のシンセサイザエンジンであることはすぐにわかるはずです。

このチップを搭載してしまえば、簡単に高性能な電子楽器ができる、とも言えるわけですが、ヤマハによれば、この夏以降も複数メーカーがNSX-1チップを搭載した機材の発売を予定しているのだとか……。そこで、改めてこのNSX-1とはどんなものなのか、その開発された目的や背景なども併せてヤマハに話を聞いてみました。


約12mm×12mmという小さなIC、YAMAHAのNSX-1(型番:YMW820)
 
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ポケット・ミクeVY1シールドの心臓部にはヤマハ製のLSI、NSX-1が搭載されています。そしてNSX-1の機能であるeVocaloidで歌声合成を実現しているのですが、音を聴いてみるとPCで鳴らす初音ミクV3VY1V3などとは声質や表現力などに違いがあることも感じます。でも、eVocaloidがVOCALOIDと何がどう違うかというと、具体的な情報はあまり出ていないようです。

そもそも、なぜeVocaloidと表記方法が微妙に違うのか、歌声の合成方法に違いがあるのか、VOCALOIDの歌声ライブラリをeVocaloidにインポートするといったことは可能なのか……、ちょっと考えただけでも気になることがいっぱいあります。そこで、その辺の詳細を探ろうと、先日、浜松にあるヤマハ本社に伺い、eVocaloidとVOCALOID3の開発者に話を聞いてきました。


ロゴもちょっと異なるeVocaloidとVOCALOID、何がどう違うのか? 

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4月3日に発売されて空前の大ヒット製品となっている大人の科学マガジン特別編「歌うキーボード ポケット・ミク」。eVocaloid初音ミクとして歌わせることができるだけでなく、GM音源XGエフェクトとして利用できるこの機材が4,980円というのは安すぎる!と、私も2台購入してしまいましたが、複数台購入したという方も結構いるのではないでしょうか?

そのポケット・ミク、単体でも十分に楽しむことができますが、PCと接続すると、可能性は大きく広がります。そして、続々と登場している「Webアプリ」というものを利用することで、想像もしなかった面白いことがいろいろできるのですが、その存在を知らない人も少なくないでしょう。DTMの経験がまったくない人でも簡単に使える、Webアプリについて紹介してみたいと思います。


ポケット・ミクはWebアプリとの組み合わせで、その実力を存分に発揮させることができる 

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楽器を開発し、製品化するのはヤマハやローランド、コルグ……といった大きいメーカーがすること、という概念が最近、急に変わってきています。iPadのシンセアプリに代表されるソフトウェアの楽器が個人によって企画、開発されているだけでなく、ハードウェアの電子楽器でも個人発、ミニ企業発というものが登場してくるようになりました。

今回紹介するVOCALOOPもその一つ。ヤマハからスピンアウトしたエンジニア、加々見翔太さんが開発するVOCALOOPは、日本語ボーカル・ループシーケンサ・ガジェット。以前紹介したボーカロイドのハードウェア、eVY1シールドをコアにしたシステムとして、現在製品化を目指しているとのこと。そのプロトタイプともいえるソフトウェアを無料で公開しており、eVY1シールドを持っていれば、VOCALOOPの面白さをすぐに体験できます。さらには間もなく発売される学研のポケット・ミクでも利用できるようになるとのことなので、多くの人が使えそうです。そのVOCALOOPとはどんなものなのか、加々見さんに話を伺ってみました(以下、敬称略)。


VOCALOOPのモックアップを持つ、開発者の加々見翔太さん
 
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大人の科学マガジン特別編として4月3日に発売されることが発表された「歌うキーボード ポケット・ミク」。すでに、いろいろなメディアでも取り上げられ、発表初日にはAmazon総合で1位を記録するなど、大きな話題になっています。これはPCを必要とせず、本体だけで初音ミクを歌わせることができる、とっても手軽な機材。ボーカロイドなど使ったことのない子供でも、すぐに楽しむことができ、価格も4,980円ととっても手ごろです。

でも、このポケット・ミクはオモチャなどという次元に留まらない、トンでもない機材なんです。その秘密は、ここに備わっているUSB端子と内蔵されているNSX-1というICチップ。これらを利用することでPCからコントロールすることが可能で、初音ミクの歌声で自由自在に歌わせることができると同時に、強力なシンセサイザ音源として活用することができるのです。発売に先駆けて、ポケット・ミクを入手することができたので、ここではUSBデバイスとしての側面を中心にポケット・ミクについて紹介してみたいと思います。


4月3日に学研から発売が予定されている、「歌うキーボード ポケット・ミク」
 
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