Banner B0
640x200伸縮サイズ
Banner B1
640x200伸縮サイズ
Banner A0(728x90)伸縮サイズ

シンセフェスタ2011で見つけた、7,350円のアナログシンセ「SX-150mkII」

JSPA日本シンセサイザー・プログラマ協会)主催によるシンセサイザーフェスタが10月8日、9日の2日間、東京・西新宿の芸能花伝舎で開催されました。2002年にスタートしたこのシンセフェスタも今年で10周年。これまで東京と大阪で、1年置きに開催されてきて、私も東京で開催されているときは、必ず行っているのですが10周年の今回は、東京・大阪の同時開催となりました。

 

今年もさまざまなセミナーが行われたり、ローランド、ヤマハ、コルグなど大手メーカーによる製品展示などが行われていた一方、面白かったのが「クリエイターズサロン」という同人サークルや小さなメーカーが出展していたコーナー。その中に、話題の新シンセサイザ、SX-150mkIIがデモされていたので、これについて紹介してみましょう。


10月30日に学研から発売されるアナログシンセ、SX-150mkII


Banner B2
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner B3
640x200(320x100)
伸縮サイズ
Banner A1(728x90)
伸縮サイズ

ご存知の方、持っている方も多いと思いますが、2008年に学研の大人の科学の別冊として「シンセサイザークロニクル」というものが出版され、3,360円という価格だというのに、電池で動くSX-150というアナログシンセが付録としてついていました。単体としても十分楽しめるシンセであっただけでなく、改造することでテルミンminiと接続できたり、これをMIDI化するキットを作り出す人が登場するなど、大きな話題になりました。もちろん、私も発売されてすぐに購入し、今でも手元にあります。

 

そのSX-150の新バージョン、SX-150mkIIが発売されるという情報が先日Twitterで流れてきて、気になっていたのですが、その発売前のSX-150mkIIがシンセフェスタの会場にあったのです。といっても学研がブースを出していたわけではなく、置いてあったのは、beatnic.jpというガレージメーカー。そう、前述のSX-150をMIDI化するキットを出していたところです。


SX-150mkIIは本の付録ではなく、箱入りの製品として発売される

黒のSX-150から赤いボディーに変身したSX-150mkIIですが、演奏はやはり電極棒とカーボンパネルで行うというスタイルであり、パッと見た目にはそれほど大きな違いはなさそうに思えます。安いとはいえ倍以上の価格で、本当に買う意味があるのかが気になったので、ちょっと音を聴かせてもらいました。

 

まあ、内蔵スピーカーで聴く限り、やはりオモチャサウンドであり、音質的に劇的に変わったという印象はありません。ところが、OUTPUT端子から出力をアンプに接続して音を出すと、これが結構、ぶっとい音が出るんですよ。確かにアナログシンセだ!という音で、グッと来ます。明らかにSX-150よりも良さそうですよ。


ちゃんとした製品となったため、当然ながら裏蓋もある

 

SX-150をお持ちの方ならご存知のとおり、こいつには裏蓋がありませんでしたが、SX-150mkIIは当然ついています。またこちらは、本の付録というわけではなく、SX-150mkIIという製品になって、箱入りでの販売となります。


左がSX-150、右が新しいSX-150mkII

ただSX-150とSX-150mkIIを並べてみても、それほど大きさも違わないし、パラメータも変わっていないのではというのがパッと見た目の印象でしたが、実は結構いろいろ違うんです。最大のポイントはやはりRESONANCEがON/OFFのスイッチからツマミに変わり、ギュイーーンという感じでのフィルタを使った音作りができるようになったこと。これだけでも買う価値はありそうです。また、LFO DEPTHというツマミも追加され、LFOの掛け具合を調整できるようになっています。

 

さらに面白いのはPOWERスイッチGATEというモードが追加されたこと。これ、何だろうと思ってたら、左にあるVCFという押しボタンスイッチをゲートスイッチに設定できるようにするもの。つまり、これによって鍵盤のオン/オフのような操作が可能になるんですね。


SX-150mkIIの各部の名称と機能(学研サイトより)

 

ちなみに通常のスイッチオンの場合、VCFボタンは押す強さによってフィルタのかかり具合を自由に変化させることを実現しています。またLFOボタンも押す強さにLFO DEPTHを変化させられるようになっています。

 

beatnic.jpの武田元彦さんによると、「見た目は似ているように感じますが、基板もまったく別に作り直した、まったく別の音源と考えたほうがいいですね。シンセとしての性能、音質は格段に向上しています」とのこと。


SX-150をMIDI化するMIDI-IF for SX-150

でも、何でbeatnic.jpに発売前のSX-150mkIIが展示してあるのか、この辺がちょっと不思議だったので聞いてみました。「SX-150用のMIDI化キットやMIDI-IF for SX-150という機器を出していたので、それをSX-150mkIIでも使えないか検証してほしいということで、SX-150mkIIが手元に来たのです。ただ、やはり回路も大きく変わっており、そのままでは使えないことが判明しました。ですので、近いうちにSX-150mkII用のMIDI化するものを開発するつもりです」とのこと。SX-150用のMIDI-IF for SX-150なら当然半田付けも不要だし、SX-150をまったく改造することなく、使えるのが大きなポイント。これのSX-150mkII版ができてくれれば、活用範囲は大きく広がりそうですよね。


SX-150をMIDI化するキットとmonotronをMIDI化するキット

なお、beatnic.jpの製品は基本的には、こうしたイベントでの手売りであって、一般のお店に流通してはいません。とはいえ、やはり欲しいという場合は、メールやTwitterなどで連絡すれば、通販の形での販売は可能とのことでした。

 

Commentsこの記事についたコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です