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“新しいビンテージ”、KORGが4音ポリのアナログシンセ、minilogueを発表したので、さっそく触ってみた!

すでに、リーク情報もいろいろと流れていたようですが、1月15日、KORGminilogue(ミニローグ)というポリフォニックのアナログシンセを正式に発表しました。国内での発売は1月下旬の予定、オープン価格で店頭価格が55,000円前後になるとのこと。ポリフォニックのアナログシンセとしては前代未聞の低価格な設定です。この記事のタイトルにした「“新しいビンテージ”って意味不明で、言葉として破綻しているよ…」なんて指摘されそうですが、これがKORGの企画設計におけるコンセプトとのこと。

 

近年KORGではmonotronから始まり、monotribeMS-20 minivolcaシリーズなど、さまざまなアナログシンセを打ち出し、現在の世界的なアナログシンセブームを引き起こしてきたわけですが、今回のminilogueはフルスクラッチで、まったくゼロから新たに開発した新コンセプトのアナログシンセ、とのことです。発売前にそのminilogueを借りることができたので、これがどんなものなのかを紹介してみたいと思います。


1月下旬、実売価格55,000円前後で発売されるKORGの4音ポリのアナログシンセ、minilogue


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minilogueとはどんなシンセなのか、まずは以下のビデオをご覧になると、だいたいの雰囲気がわかるかと思います。

 

37キーのスリム鍵盤で、横幅が50cmということから、だいたいの大きさが想像できると思いますが、基本的にアルミボディーで、リアパネルには木も使われているなど、スタイリッシュでカッコイイんですよね。電源はACアダプタを使って動かすようになっています。


minilogueのリアパネルには木目素材の板が使われている

 

シンセサイザの構成としてはVCO×2、VCF、EG×2、VCA、LFO。オシレーターの倍音を形成するminilogue独自のウェーブ・シェイプにクロス・モジュレーション、オシレーター・シンク、リング・モジュレーターといったものがあるので、単にVCOが2つあってミックスするだけではない面白さもあります。


minilogueのフロントパネル。37キーのスリム鍵盤が採用されている 

 

比較的シンプルな構成のシンセサイザなだけに、実際に電源を入れれば、すぐに音作りができる分かりやすさです。2つのVCOはノコギリ波、三角波、矩形波から選択できるようになっており、そのシェイプを動かすことで、結構音も気持ちよく変化していきます。そして、VCFのCUTOFFとRESONANCEを動かせば、ドラスティックに音色も変わっていきますよ。


minilogueのブロックダイアグラム 

 

最近は、アナログモデリングのシンセサイザがたくさんありますが「やっぱり、アナログのサウンドは違うな~!」っていうのをすぐに実感できますね。意味不明な「新しいビンテージ」っていう言葉がなんとなく分かるような気がしてきます。また、デジタルシンセと違って、メニュー操作などがまったくなく、基本的にツマミやスイッチを動かすだけ、というシンプルさも使いやすいところですね。


4つある各ボイスのブロックダイアグラム

 

そのシンセサイザの構成を示すブロックダイアグラムがあるので、ここに掲載しておきますね。それぞれのパラメータの詳細の解説は省きますが、シンセ好きな方なら、これを見ればだいたい分かるのではないでしょうか。その中で、「何これ?」と目立つのはAUDIO INPUTを持っていること。上記ブロックダイアグラムを見ると、VCFの手前に入ってきているから、ボーカルや外部楽器の音に対して、フィルタをかけたり、VCAでエンベロープ調整できるので、かなり面白いですよ。


小さな有機ELディスプレイがオシロスコープとして機能する

さらに、このminilogueを使って、すぐにスゴイ!と感激できるのは、小さいけれど有機ELディスプレイによるオシロスコープが搭載されていること。まさに、出ている音を波形でリアルタイムで確認できるというのは、楽しいですね。自分で大きなオシロスコープを買って接続するのもいいですが、結構調整が面倒なのに対し、これは見たいところだけが即見えるから便利。パラメータを動かせば、音とともにオシロスコープも一緒に変化していきます。


POLY、DUO、UNISON、MONO、CHORD、DELAY、ARP、SEIDECHAINの8つのモードがある

また4音ポリのシンセではあるけれど、モード設定によって、ポリフォニックにしたり、ユニゾンにしたり、デュオにしたり…と計8つのモード選択ができるようになっています。ARPを選択すれば、弾いたコードをアルペジオ演奏してくれたりもしますよ。


電源を入れると、まず自動でチューニングしてくれるのも、新しいビンテージとして嬉しいところ

 

アナログシンセなので、1つ1つのパラメータをいじって音色を作っていくのが基本ではありますが、もちろんこれは「新しいビンテージ」。ちゃんとパラメータを記録できるし、プリセットも数多く用意されてます。オシロスコープの右にあるPROGRAMというノブを回していけば100種類のプリセットを即時に呼び出せるほか、100種類のユーザープログラムも保存できるようになっています。まず、このプリセットを呼び出して、その後、自分でフィルタなどをいじってみればいいわけです。


スタイリッシュなデザインのminilogue 

 

実際、このminilogueで演奏されたサウンドがSoundcloudで公開されているので、どんな音なのかが気になる方は、KORGが公開しているデモ演奏を聴いてみてくださいね。

さて、このminilogue、DTM的な観点で見ていくとどうなっているのでしょうか?

まず、これには単体でも自動演奏ができるよう、16ステップのシーケンサが搭載されているのが大きな特徴です。


本体に16ステップのシーケンサが搭載されている

 

シンプルなシーケンサだから使い方はとっても簡単。1ステップずつ、どの音を鳴らすかキーを順番に押していけばいいだけ。これで16ステップの自動演奏ができちゃうんですね。再生速度はテンポを変えれば自由に変化させることができますよ。

 

さらに、minilogueにはSYNC IN/OUTの端子が用意されているから、これを使ってvolcaシリーズやSQ-1などのシーケンサと同期させることも簡単。この辺の使い方については以前、「DAWでアナログシンセを制御できるKORG SQ-1が楽しいよ!」という記事でも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

 

では、こうした内蔵シーケンサや外部シーケンサなどを使用せず、PCのDAWから直接minilogueを制御するには、どうしたらいいんでしょうか?


USB端子を使ってPCと接続でき、MIDIのやりとりが可能

先ほどのリアパネルの写真からもお気づきの方も多いと思いますが、このminilogueにはUSB端子が用意されているので、拍子抜けするほど簡単にDAWと連携させることができるんです。

 

WindowsでもMacでも、USBケーブルを使ってminilogueと接続すると、ドライバも不要で認識されます。この状態で、DAWを起動し、minilogueの鍵盤を弾けば、MIDI信号がDAWへと入ってくるからリアルタイムレコーディングでもステップレコーディングでも簡単にすることができますね。


USBで接続すれば、ドライバ不要でminilogueがすぐに認識される 

 

またDAWのMIDIトラックの出力先をminilogueに設定すれば、こうしてレコーディングしたMIDIデータを再生できますし、打ち込んだデータでももちろん再生することができます。

 

また実際に試してみて分かったのはノート信号のレコーディング、再生ができ、ピッチベンド情報なども録音できるのはもちろんなんですが、PROGRAMのツマミを動かせばプログラムチェンジ信号を送って、音色を切り替えを記録させることも可能です。


minilogueの各パラメータの動作もすべて記録し、再現することができる

さらに、CUTOFFやRESONANCEを動かせば、それらもコントロールチェンジ信号として記録できるし、EGやLFOのパラメータなども記録することができるんです。細かくすべてを調べてはいませんが、おそらくすべてのパラメータががコントロールチェンジの番号割り振られているようなので、何も考えなくても、minilogueの操作すべてをDAWで簡単に記録し、またそれを再現することができるみたいですね。

 

これがアナログシンセでできてしまうって、画期的ですよ!まさに「新しいビンテージ」ですよ、これ。まだ、ちょっと触っただけですが、これが55,000円っていうのは、驚きです。

で、この発売前のminilogueを1月26日の21時から予定しているニコニコ生放送「DTMステーションPlus! 第47回」において、お披露目したいと思います。実際に触りながら、どんな音なのかをじっくりお聞かせしようという企画です。


1月26日のニコニコ生放送DTMステーションPlus!でKORG minilogueを特集します

普段このDTMステーションPlus!は私と作曲家の多田彰文さんでお送りしておりますが、今回はゲストにminilogueの開発者であるKORGの高橋達也さんをお招きして、このシンセの設計について詳しく伺います。さらにダブルゲストとして、シンガーソングライター/サウンドクリエイターのAZUMA HITOMIさんもお招きします。AZUMA HITOMIさんは、logic使いの宅録女子として、サンレコなどにも取り上げられているアーティスト。minilogueの演奏してもらいながら、その魅力を語ってもらう予定です。


AZUMA HITOMIさんをDTMステーションPlus!のゲストにお招きします

ニコニコ生放送なんて見たことない」という人も、ぜひこの機会にご覧いただければと思います。視聴するためには無料の会員登録が必要となりますが、番組スタート30分前までに「タイムシフト予約」をしておけば、番組終了後1週間に何度でも録画視聴が可能になりますので、「スケジュールが合わない」という方もぜひどうぞ!

【製品情報】
KORG minilogue製品情報

【ニコニコ生放送】
1月26日 21:00~22:30
DTMステーションPlus! 第47回
http://live.nicovideo.jp/watch/lv247801180

【価格チェック】
◎Amazon ⇒ minilogue
◎サウンドハウス ⇒ minilogue

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • シンセメタラー

    minibruteのような小さいくせになかなかすごいシンセが欲しかったので大好きなKORGから新作が出るというのは非常に楽しみでこれは即買いです

    2016年1月15日 5:47 PM
  • 774

    minimoogを思い出しました

    2016年1月15日 6:58 PM

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