藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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タグ:Audiobus

iPhone、iPadのCPUが強化されてきたのに伴い、DAWやシンセサイザ、エフェクトなどもどんどん強力になってきているのと同時に、複数のアプリを同時に起動し、組み合わせて利用するのが当たり前になってきています。その組み合わせのための仕組みとして用意されているのがInter-App AudioAudioUnits Extension、そしてAudiobusの3種類。Inter-App AudioとAudioUnits ExtensionがAppleが用意している仕組みなのに対し、Audiobusだけはサードパーティーによる開発。でもGarageBandがAudiobusをサポートするなど、Appleも公認するシステムとなっているのです。

それぞれ一長一短あって、どう使い分けるかが難しいところではあるのですが、非常に自由度が高いのがAudiobusの大きなメリット。これまでAudiobus 2というバージョンだったのですが、つい先日、Audiobus 3 がリリースされました。Audiobus 1からAudiobus 2はバージョンアップであったのに対し、今回のAudiobus 3はAudiobus 2とは別アプリ。これまではアプリ間をオーディオで橋渡しするものだったのに対し、今回のAudiobus 3ではオーディオに加えMIDIの橋渡しも可能にしたことで、非常に柔軟性の高いものに進化しているのです。実際、どんなことができるのかを紹介してみましょう。


MIDIにも対応したAudiobus 3がリリースされた
 
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フリーウェアソフトシンセといえば、やっぱりDaichiさん開発のSynth1が一番人気であることは間違いないと思います。NordLead2を参考に開発したというSynth1は、2002年誕生のVSTプラグインの老舗中の老舗ですが音のよさ、使いやすさの面から、いまも多くの人に使われる定番シンセですよね。

一方、同時期(2004年ごろ?)に誕生したCrystal Soft Synth(以下Crystal)というアメリカ製のフリーウェアのソフトシンセがあるのをご存じですか?私も存在は何となく知っていたものの、しっかり使ったことがないままだったのですが、試してみたら、ものすごい高機能、高性能な音源だったんですね。また、600円の有料ではあるけれど、iPhone/iPad版として出ているので、これがどんなものなのか紹介してみたいと思います。


誕生から12年以上が経つフリーソフトシンセ、Crystalは今も健在。バックにあるのは14年が経過したSynth1
 
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今ごろ見つけたのかよ!」とお叱りを受けそうな気もしますが、つい先日、iPad版のアプリとしてArturiaiSPARKというものが出ているのに気づき、2400円で購入してみました。登場したのは今年の2月だったようですが、さっそく試してみたところ、メチャメチャ便利で強力なドラムマシンですね。覚えている方もいらっしゃると思いますが、これはDTMステーションで3、4年前に何度か取り上げていたArturiaのSPARKSPARK LEのiPad版。何万円もするハードウェアのSPARKやSPAKR LEより、ある意味、使えるドラムマシンなんですよ!

基本的にはArturiaお得意のTAEというエンジンを使って、ビンテージ音源を今に復活させたドラムマシンなんですが、音色は自在にエディットできるし、シーケンサ機能は超強力だし、AudiobusにもInter-App Audioなどにも対応しているから、iPad上の各DAWなどとも自由に連携できるのです。そして、何よりも便利に感じるのはiPad単体で使えるということ。SPARKもなかなか強力な機材ではあったけど、ハードウェアは単なるコントローラに過ぎず、WindowsやMacと接続して使わなくてはならないという面倒さがあったのです。でもiPad単体でどこまでのことができるのか、見ていきましょう。


Arturiaが出すiPad用の強力ドラムマシン、iSPARK
 
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みなさんは、Inter-App Audio(インターアップ・オーディオ、IAAと略すこともある)を活用していますか? 「そもそも、そんなの知らない」、「見かけるけど、よく意味が分からない」という方が大半のように思います。2年前に「iOS7のInter-App Audio機能はiOS DTMの革命だ!」という記事を書いたことがありましたが、その後、着実に進化し、広まってきたInter-App Audioは、iPhoneやiPadでDTMをする上で、キーとなる重要な要素でありながら、あまり使われていないようなんですよね。

これを一言でいってしまえば、iOS版のVSTとかAudioUnitsAAXに相当するものであり、iOSのDAWの機能を大きく拡張できるというもの。せっかく、これだけの環境が整ってきたのに、使わないのは、あまりにももったいないので、改めてInter-App Audioとは、どんなもので、どのようにして使うのかについて、簡単に紹介してみたいと思います。


iOSにおける基幹機能、Inter-App Audioについて考えてみましょう
 
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ARGON SynthesizerXENON Groove SynthesizerCASSINI SynthesizerLaplace Resonator SynthesizerLORENTZ Polyphonic SynthesizerといったiPhone、iPad用のシンセサイザをご存じでしょうか?昔の音源を復刻させた、といったものではなく、一種独特な世界観を持つオリジナル音源で、ヨーロッパやアメリカではかなりヒットしたアプリです。最初の音源でであるARGONは2008年にiPhone 3GS用にリリースされたシンセアプリの老舗的存在でもあるのです。

DTMステーションでも2011年に、いち早くCoreAudio対応したアプリとしてXENONを紹介したことがありましたが、英語記述だったこともあり当時は完全に海外のアプリだと思い込んでいました。が、実はこれらのシンセサイザは、すべて種田聡さんという日本人のプログラマが独自に開発した日本発のシンセサイザだったのです。先日、その種田さんとお話しをすることができたので、どんな思いで開発したのかなどを伺ってみました。


最新のシンセ、LORENTZを持つ開発者の種田聡さん

 
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2010年にAppleからiPadが発売されたのと同時にリリースされたKORGのリズムマシン・アプリ、iELECTRIBE for iPad。「iPadって、ここまでのことができるのか!」と多くの人に衝撃を与え、世界中での大ヒットアプリとなりました。iELECTRIBE for iPadは、まさにiPadというかiOSのDTMの歴史の原点ともいえるアプリだったわけですが、それから5年、今度はKORG iELECTRIBE for iPhoneという新しいアプリが誕生しました。

といってもiPad版がiPhone版になった、というわけではありません。見た目からも分かるとおり、この新iELECTRIBEは1999年に発売されたELECTRIBE・R(ER-1)をリバイバルさせたアプリ。しかもiELECTRIBE for iPadに搭載されてきた数々の新機能や、最新のプリセット・パターンも加えて進化させた、まさに2015年版の最新アプリなのです。発売記念キャンペーンということで9月いっぱい1,200円(通常は2,400円)で発売されているこのKORG iELECTRIBE for iPhone(以下、iELECTRIBE)をさっそく試してみたので、紹介してみましょう。


手前が新しく登場したKORG iELECTRIBE for iPhone、奥が2011年登場のiELECTRIBE for iPad
 
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レコーディングにおいて、もっとも重要な役割を果たすものの一つがマイクです。このマイクにどのメーカーのどんな製品を使うかによって、録れる音はずいぶんと大きく違ってくるからです。そのため、プロのレコーディング現場では、複数のマイクを試してみて、もっともマッチするものを選択するということもあるくらいですが、多くのマイクを持つなんてこと、一般ユーザーにとっては非現実的ですよね。

でも、モデリングという手法を用いて古今東西のさまざまなマイクを試すことができるアプリがあるんです。IK MultimediaMic RoomというiPhone/iPad用のアプリがそれです。たとえばShure(シュア)のSM57SM58Neumann(ノイマン)のU87AKGC414Sennheiser(ゼンハイザー)のMD421……と、プロ御用達のマイクの音を簡単にモデリングして、その音でレコーディングできてしまうんですよね。実際に使ってみたので、どんなものなのか紹介してみましょう。


IK Multimediaのマイクモデリングアプリ、Mic Room
 
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すでに持っているよ!」という人も多いとは思いますが、意外と知られれていない絶対GETしておくべきiPhoneアプリがあるので、改めて紹介しておきますね。今年1月にヤマハから無料で公開されたYamaha Synth Bookというもの。表向きは「ヤマハのシンセサイザ40年の歴史を1冊の本にまとめたものをアプリ化した」というものなのですが、そのオマケ(?)のコンテンツとしてAN2015という強力なバーチャルアナログシンセサイザが搭載されていて、これが結構つかえるんですよね。

1月のNAMM SHOWに合わせて発表されたアプリでしたが、4月のMusikmesseに合わせてv1.5にバージョンアップしたタイミングで、Inter-App AudioAudiobusに対応するなど、ほかのアプリとの連携もできるようになっているんです。しかも、これが無料で公開されているのですから、入手しておかなくては損ですよね。実際どんなアプリなのかを簡単に紹介しておきましょう。


ヤマハが無料提供しているiPhone用のバーチャルアナログシンセ、AN2015
 
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今やiPad用の音源アプリって、膨大な数があるので、何を選べばいいのか困ってしまうほどですよね。もちろん、数多くあるだけに、いいものもあれば、ダメダメなアプリもあるわけですが、最近入手したアプリの中で、これは結構よくできている!と思ったのがFM4というシンセサイザです。

その名前からも想像できるとおり、FM音源シンセサイザで4オペレータタイプのもの。App Storeでの宣伝文句を見ると「あらゆる面でヤマハのTX81Zよりいい(米Keyboard Magazine)」なんてことが書いてありましたが、確かに使いやすく、よくできているんですよね。どんな音源なのか簡単に紹介してみたいと思います。


4オペレータのFM音源シンセサイザ・アプリ、FM4

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1月末にRolandからリリースされて大ヒットとなったiPad用、iPhone用のアプリ、Sound Canvas for iOS。「すでに購入して使ってるよ!」という人も多いと思うし、「昔のままだ、懐かしい!」といった声も多数聞こえてきます。そのSound Canvas for iOSで要望の多かった機能が、演奏したデータのオーディオ化です。リリース当初の1.0というバージョンではオーディオ化に関する機能を装備していなかったため、演奏した音をWAVなどのデータにするには、出力される音を外部のレコーダーで録音するなど、面倒なことをするしかありませんでした。

しかし、間もなくリリースされる1.1というバージョンはInter-App Audio、またAudiobusという機能に対応したため、これに対応したアプリと組み合わせることでオーディオ化した上でPCに取り込むといったことが可能になったのです。そのVer1.1を一足早く入手することができたので、どうやって使えばいいのか、その手順を紹介してみたいと思います。


Sound Canvas for iOSがVer 1.1になりInter-App Audio、Audiobusに対応
 
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