藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
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カテゴリ: シンセサイザ

シンセサイザの世界において大手メーカーの昨今の流れは完全にアナログ。昔のものを復刻させたり、新設計のアナログシンセを開発したり……、もちろんそれはそれで面白いけれど、「もっと何か斬新なデジタルも出して欲しい!」そんな思いを持っている人も少なくないと思います。そうした中、次々と新しいデジタルシンセを開発する天才的な日本人、開発者がいます。そう、以前にもDTMステーションで何度か紹介したことある、iceGearブランド製品を展開する種田聡さんです。

これまでにもARGON SynthesizerXENON Groove SynthesizerCASSINI SynthesizerLaplace Resonator SynthesizerLORENTZ Polyphonic SynthesizerMersenne……と革新的なシンセサイザをiOS上で開発してきた種田さんが、また新たなシンセ、Kronecker(クロネッカーを2年ぶりにリリース。iPadおよびiPhoneで使えるユニバーサルアプリとなっているのですが、2日前にApp Storeへの登録直後から世界中で話題となっているのです。実際どんなものなのか触ってみたので、紹介してみましょう。


5月21日にリリースされたばかりの新音源、Kronecker

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2月24日、KORGからアナログシンセのフラグシップ、prologueが発売になりました。すでに発売されていたminiloguemonologueの上位機種となるもので、ステージでもスタジオでも使えるprologue-16(16ボイス・61鍵:税別定価250,000円)とprologue-8(8ボイス・49鍵:税別定価185,000円)の2機種。音にこだわりつくした、まさにKORGの本気のアナログシンセなわけですが、ここにはアナログのオシレーターだけでなく、Multi Engineというユニークなデジタルのオシレーターが搭載されているのも大きな特徴になっています。

このMulti Engineでは、FM音源を鳴らせたり、柔軟性の高いノイズジェネレーターとして使えるほかに、ユーザーが自由に波形を作ることができるユーザーオシレーターという機能も用意されており、これがかなりマニアックで面白そうなのです。先日、このprologueを開発した、株式会社コルグの山田嘉人さん(開発リーダー/電子回路設計担当)、ノロ・エベール エティエンさん(OSとDSP開発担当)、にお話しを伺ったので、その内容を紹介していきましょう。


Multi Engineというユニークな音源を搭載したアナログシンセ、KORG prologue

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制作している楽曲に箏(こと)の音を取り入れたいというケースはよくあると思います。そして各種マルチ音源には「KOTO」といったサウンドがあるので、それを使って間に合わせてるというケースは少なくないと思います。でも、本気で箏を使いたいとなったとき、この手の音源だとサウンド的な物足りなさを感じると同時に、さまざまな壁にぶつかると思います。そもそも、どんな奏法があって、どのように表現するのが正しい箏の使い方なのかという知識がないと、うまく使うことができないからです。

そして、単に1つのサンプリング音で済むようなものではなく、奏法によってサウンドも大きく変わってくるし、フレーズも独特なものがあるからこそ、箏の味が出てくるのです。そうした箏の流儀をしっかりと表現できる、純国産の音源が登場しました。PREMIER SOUND FACTORYが出した「箏姫かぐや」というのがそれ。Native InstrumentsKONTAKT 5および無料のKONTAKT 5 PLAYERに対応したこの音源は24bit/96kHzでのサンプリングされた高音質。箏のほぼすべての奏法をカバーした非常に優れた音源となっているのです。実際、どんなものなのか紹介してみたいと思います。


24bit/96kHzサンプリングのお箏の音源、「箏姫かぐや」が誕生
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1月25日~28日で開催されている世界最大の楽器関連の展示会、NAMM SHOW 2018。実は私がこのNAMM SHOWに行くのは今回が初。ずっと行ってみたいと思っていながら、なかなか行くキッカケがなかったのですが、今回たまたま、機会に恵まれて参加することになりました。噂には聞いていましたが、膨大な規模の展示会なんですね。

その大手メーカーから、名前も聞いたことない小さなメーカーまで、さまざまなメーカーがブースを出展してさまざまな製品を展示しているのですが、私が最初に行ってみたのは、日本の小さな小さなメーカー、SONICWAREのブース。ここでELZ_1というユニークなシンセサイザが初披露されるということで見てきたので、紹介してみましょう。


NAMM SHOW 2018がスタート

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1月25日~28日の4日間、米カリフォルニア州・アナハイムで開催されるNAMM Show 2018に向けて、各楽器メーカーなどが新製品を続々と発表しだしていますが、KORGも本日さまざまな製品を発表しました。アナログシンセのフラグシップモデル、prologueやドラムマシンのKR-55 Provolcaシリーズ用のミキサーであるvolca mixなどなど…。まだ私自身も、実物を見ているわけではないのですが、発表内容を見ると、いろいろ楽しそうなものがいっぱいです。

私も今年はNAMM Showに参加する予定なので、詳細については、実際にモノを見て、触ってからレポートしてみたいと思っていますが、まずは各製品についてごく簡単に紹介してみたいと思います。


KORGがフラグシップアナログシンセのprologueのほか、各種製品を一挙発表

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iPhoneやiPadで動作する音源は、今や膨大な数がありますが、考えてみるとDX7互換のFM音源ってなかったんですよね。かなり昔から水引孝至さん開発のDXi FM synthesizerというDX7風な4オペのFM音源があったり、やはり4オペのFM4というアプリ、また種田聡さん開発の金属音サウンドを奏でるMersenneというちょっと変わったFM音源があったりと、FM音源自体はいろいろありました。しかし今回登場したKQ Dixieは、世界初のDX7互換となるシンセアプリで、以前「海外で大ヒット中、日本人開発のiOSシンセ、KQ MiniSynthが凄い!」という記事でも紹介したことがある雲英亮太(きらりょうた)さん開発のもの。

DX7互換のFM音源だから、もちろん6オペレータ、32アルゴリズムを装備。DX7のシステムエクスクルーシブメッセージ(SysEx)およびsyxファイルに対応しているので、DX7の実機とのやりとりはもちろんのこと、ネット上に数多くあるDX7の音色ファイルを読み込んで使ったり、KORGのvolca fmやオープンソースソフトウェアのDexedなどとのやりとりも可能となっているのです。どんなアプリなのか紹介してみましょう。


iOS初のDX7互換音源、KQ Dixie
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11月にも「ギター経験のなくても本気のプレイができるメタル系・超ギター音源、Heavier7Stringsがスゴイ!」という記事で紹介した、Three-Body Technology社が開発したヘビメタ・ギター音源のHeavier7Strings(ヘビア・セブン・ストリングス)。国内でも着実にユーザーが増えてきているようですが、その後もバージョンアップを繰り返しながら進化しているようです。

年末には、増えてきている日本人ユーザー向けに日本語マニュアルも公開され、デモ版ユーザーでもこれで安心して使えそうです。また、世界中のユーザーがHeavier7Stringsを使った楽曲を作って発表しているのもなかなか面白いところ。改めて、このHeavier7Stringsの面白さを紹介してみたいと思います。


さらに進化しているメタル系ギター音源、Heavier7Strings

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Alesis(アレシス)というと、みなさんはどんな製品イメージを持ちますか?人によってデジタルレコーダーのADATを思い浮かべる方や、Quadrasynthなどのシンセを思い浮かべる方、またiPadやiPhone用のオーディオインターフェイスや、USB接続のMIDIキーボードをが頭に浮かぶ方もいると思います。でも、いまAlesisは電子ドラムの世界で、飛躍的に伸びており、数多くの製品を展開しているってご存知でしたか?

RolandのV-DrumsやYAMAHAのDTX、そしてATVのaDrumsなどの国産の電子ドラムメーカーがいる中、Alesisは低価格帯のNITRO KIT(ナイトロ・キット)やBURST KIT(バースト・キット)、手ごろな価格ながらすべてメッシュ・ドラムヘッドを採用したCRIMSON MESH KIT(クリムゾン・メッシュ・キット)、さらには超高性能で多機能なSTRIKE KIT(ストライク・キット)など豊富なラインナップでシェアを伸ばしてきているのです。先日、そのAlesisの電子ドラムの企画・開発を行うとともに、グローバルセールスも担当するティム・ルート(Tim Root)さんが来日したので、Alesisが何を狙っているのか、日本メーカーとどう戦おうとしているのかなど、いろいろと話を伺ってみました。


先日来日した、Alesisのドラム&パーカッションのディレクター兼セールスマネジャーのティム・ルートさん

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何年も前から登場が期待されていた歌うキーボード、VOCALOID Keyboard(型番:VKB-100)がついに12月9日、ヤマハから発売されました。ショルキータイプのポータブルキーボードで、鍵盤を弾くと、予め入力しておいた歌詞を歌ってくれるというもの。初音ミクのほか、MegpoidIA結月ゆかり、そしてVY1と最大5種類のシンガーの声で歌わせることが可能となっているものです。

オープン価格ですが実売価格で税込み37,800円前後と手ごろなのも嬉しいところです。発売前にちょっと試してみたところ、面白い仕組みがいろいろと搭載されており、VOCALOIDファンにとってはもちろんのこと、そうでない人にとってもかなり面白い楽器として仕上がっているので、どんな機能の機材なのか紹介していきたいと思います。


ヤマハからVOCALOID Keyboard VKB-100が発売になった
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ホラー映画やホラーゲームにおいて、非常に重要な役割を果たすのがサウンドです。静けさの中で「ギーッ…」と開くドアの音、突然の「ガタッ」という物音……背筋が凍るような気がします。もちろん、効果音だけでなくおどろおどろしい不気味さを持った音楽というのも非常に重要なキーとなっており、映像と音をマッチさせることで恐怖を表現することができます。そうしたホラーサウンドは、どのようにして作られているのでしょうか?

先日、国際的な電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP 2017」が開催されましたが、その中の特別セミナーとして行われた「NATIVE SESSIONS - BEHIND THE SCENES OF BIOHAZARD 7」において、12月14日に配信予定のサバイバルホラー「バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション」に関する制作舞台裏を開発元のカプコンのサウンドチームが明かしてくれました。ここではフォーリーと言われる効果音レコーディングやクリーチャーボイス(モールデッドの声)の収録の実演、さらにはNative InstrumentsKONTAKTをベースに、カプコンが独自開発した音源、REMM(Resident Evil Music Modular)を用いた音楽制作など、普段見ることができないゲームサウンド制作の裏側を見ることができたので、その概要について紹介してみたいと思います。


先日、日本科学未来館で行われたMUTEK.JP 2017の特別セミナー、「Native Sessions-Behind the Scenes of BIOAHAZARD 7
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