藤本健の“DTMステーション”

藤本健の“DTMステーション”

DTM、デジタルレコーディング、DAW、MIDIといった分野の情報を紹介します。
初心者の入門用として、プロミュージシャンの実践術としても役立つ記事、製品レビューなどをお届けします。
DTMステーションのFacebookページも運用中ですので、そちらもぜひお願いします。


カテゴリ: シンセサイザ

今年の1月14日に誕生したPicotune(ピコチューン)というサイトをご存じですか?私も以前Twitterでこのサイトを知って、アクセスしてみたんです。するとシンプルながらすごく楽しいシステムになっていて、いわゆるチップチューン音源が楽しめるのと同時に、ちょっと懐かしい感じもするMIDIデータ共有サイトになっていたんですよね。

このPicotuneを開発し、サイト運営しているのは現在、慶應義塾大学(SFC)の4年生である古林峻(こばやししゅん)@cagpieさん。SFCといえば先日「YouTubeで次々とDTM作品を発表するAKB48の竹内美宥さんが目指す夢」の記事で紹介した竹内さんも在籍しているキャンパス。いろんな人材がいるんだなぁ……、と改めて感心した次第です。今回、その古林さんにお会いして、開発した経緯なども伺ったので、Picotuneをどう楽しめばいいかとともに紹介してみたいと思います。


チップチューンでMIDIファイルを再生し、共有できるサイト、PicotuneはSFCの古林俊さんが開発した

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イギリスのSPITFIRE AUDIO(スピットファイア・オーディオ)という音源メーカーをご存知ですか? テレビドラマや映画、またアニメなどのBGM、いわゆる劇伴の作曲・制作にすごくいいと、プロミュージシャンの間でとてもよく話題になっている音源メーカーで、海外でも最近爆発的な人気になっているのだとか……。

これまでNative InstrumentsKONTAKT用ライブラリとして、オーケストラ音源を中心に膨大なライブラリを作ってきたメーカーですが、今年4月に同社初のシンセサイザ音源、BT PHOBOS(BTフォボス)をリリースしたところです。さらに、いまちょうど10周年を迎えたということで、先日、Red Bull Studios Tokyo Hall(東京都渋谷区)で記念イベント「SPITFIRE AUDIO 10TH ANNIVERSARY」が開催されました。これに合わせてSPITFIREの共同創設者であるChristian Henson(クリスチャン・ヘンソン)さんが来日し、インタビューに応じてくれたので、SPITFIRE AUDIOについていろいろと伺ってみました。


SPITFIRE AUDIOの共同創設者であるChristian Hensonさんに話を伺った
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2月に「AKAIのMPCが原点回帰。スタンドアロン版のMPC X & MPC LIVEは今の時代にマッチするのか!?」という記事を書いたものの、なかなか発売されなかったMPC LIVEがいよいよ6月23日に発売となります。見た目はMPC TOUCHとそっくりな機材ながら、PCとの接続不要で、これ単体で動作させることができるスタンドアロンのMPCとなっています。

このMPC LIVEはどんな特徴があり、どんな利用法が考えられるのか、発売より一足早く入手して、すでに思い切り活用しているトラックメーカー・DJであるMPCプレイヤー、熊井吾郎さんに話を伺いつつ、MPC LIVEとはどんな製品であるのかを探ってみました。


熊井吾郎さんにMPC LIVEの面白さを聞いてみた

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5月29日、スウェーデンのPropellerhead Software(プロペラヘッド・ソフトウェア)からReasonの新バージョン、Reason 9.5がリリースされました。Reason 9からのマイナーバージョンアップということで、Reason 9ユーザーは無償アップデートが可能となっているのですが、2000年登場のReason史上でいうと、まさに画期的なバージョンアップとなっています。

というのも、これまで禁断とされてきたVSTプラグインに対応してしまったのです。1か月前に「ReasonがVST対応する」というニュースが流れたときには「ええ?今さらか?」とも思いましたが、現時点のDTMでVST対応って当たり前の話すぎて、本来話題にもならないようなネタ。でもReasonだけはちょっと特別でもあるんですよね。このリリースされたばかりのReason 9.5をちょっと使ってみたので紹介してみたいと思います。


ついにVSTプラグイン対応したReason 9.5がリリースされた
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先日、MOKというアメリカの3人のベンチャー企業が開発したまったく新しいソフトウェアシンセサイザ、Waverazor(ウェーブレイザー)が$150(現在は発売記念キャンペーンで半額の$75)でダウンロード販売が開始されました。これは、今年1月のNAMM SHOWで発表されて、大きな話題ともなったので見かけた方もいるかもしれませんが、現在特許出願中というまったく新しいシンセサイザであり、波形を自ら作っていくというユニークな方式となっています。

フィルターやエンベロープを動かすといった従来のシンセとは異なり、波形そのものをいじって新しい音を作り出すという音源なんです。先日MOKの中心メンバーで、Waverazorの開発者であるRob Rampley(ロブ・ランプリー)さんが来日し、私の事務所に遊びに来てくれたので、これがいったいどんな音源なのか、話を伺いつつ、実際に試してみました。


先日発売されたMOKのソフトシンセ、Waverazor 

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先週KORGが新宿のホテルで新製品発表会を行い、元AKB48松井咲子さんをイメージキャラクタに採用した新デジタルピアノ、G1 Airが発表されました。小さなボディーでありながら大音量が出せるのが特徴で、世界を代表する3つのピアノ音源を搭載したというこのG1 Airは、5月中旬に、実売価格10万円前後で発売されるとのことです。

DTMステーションでは、これまであまり取り上げてこなかったジャンルの製品ではありますが、非常に高品位なサンプリングサウンドであるのと同時に、MIDI、USB、さらにはBluetoothオーディオ接続機能を搭載するなど、DTMに通じる面もいろいろあったので、最新デジタルピアノ事情ということで、G1 Airについて紹介してみたいと思います。


元AKB48の松井咲子さんがイメージキャラクタを務めるデジタルピアノ、KORG G1 Airが発表された 
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以前、「MatrixBrute、DrumBruteの投入でアナログシンセ、アナログドラムマシンに攻勢をかけるArturiaの狙い」という記事でも紹介した怪物ともいえるアナログシンセのMatrixBrute(マトリクス・ブルート)が先日発売になりました。この発売に合わせたユーザーイベントが、4月8日、東京・渋谷のRed Bull Studios Tokyo Hallで開催されたので、ちょっと見に行ってきました。

定価で298,000円と結構なお値段なので、気軽に買えるというものではないのですが、会場のホールには6台のMatrixBruteが展示され、来場者が自由に触れるようになっていた一方、ステージではお馴染みの氏家克典さん、Yasushi.Kさん、さらに飛び入りゲストとしてゲームミュージック作曲家のSota Fujimoriさんが出演して、MatrixBruteの実演セミナー&ライブが行われたのです。これを見ると、298,000円というのは、実はすごく安いのかも……と思わせてくれるものだったので、3人のセミナーのビデオも交えつつ、その内容を少し紹介してみたいと思います。


氏家克典さん(中)、Yasushi.Kさん(右)、Sota Fujimori(左)さんが出演して開催されたMatrixBrute Complete Session 

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作曲家の方やアレンジャーの方と話しをする際、「最近どんな音源を使ってますか?」とよく聞いているのですが、そうした中、よく話題になるのが米output社の音源です。先日も「新進気鋭の米メーカー、outputのmovementが面白すぎる!」という記事で、同社の音源のようなエフェクトを紹介しましたが、そのoutputから、またまたユニークな音源が発売されました。

Analog Stringsというストリングス音源がそれ。Native InstrumentsKONTAKT5 Player上で動作する39GB超(圧縮時20GB)の大容量音源なんですが、オーケストラ系のストリングス音源とは大きく異なるもので、シネマティック系トラックを作成したり、クラブ系サウンドを作成するのを得意とする、非常にユニークな音源であり、作家にとってとても強力な武器となる音源なんです。実際、どんなものなのか、紹介してみましょう。

 
いま世界中が注目する音源メーカー、outputから新たな製品がリリースされた
 
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The Beatlesの「Strawberry Fields Forever」のドラムサウンドを手元で再現できたり、James Brownの「Sex Machine」、Led Zeppelinの「Black Dog」、Michael Jacksonの「Rock With You」……といった数々の名盤のドラムサウンドをDTMによるソフトウェア音源で再現できて、自分で自由に鳴らせるとしたら、ちょっと革命的だと思いませんか?

そんなことを誰でも簡単にできてしまうという画期的な音源が先日発売されました。PREMIER SOUND FACTORYからリリースされた「Drum Tree」(税別36,980円)という音源がそれ。レコーディング現場において「あんな音にできたらいいんだよね……」とよく言われる60年代、70年代を中心に、現代にいたるまでの名盤をピックアップした上で、それとソックリな音を再現できるようにプロのレコーディングエンジニアがこだわりぬいて作り上げた音源なのです。容量にして17GB、すべて24bit/96kHzでサンプリングされているDrum Treeを企画・開発したレコーディングエンジニアのichiroさんにお話しを伺いつつ、実際に使ってみたので、紹介してみたいと思います。


PREMIER SOUND FACTORYからリリースされたドラム音源、Drum Tree
 
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Steinbergからソフトサンプラーの代名詞的な製品、HALionの新バージョン、HALion 6が発売されました。Steinberg製品ではありますが、VSTのみならず、AudioUnitsさらにはAAX(Steinbergプラグインでは今回初!?)にも対応したプラグイン音源となっており、スタンドアロンでも動作させることが可能です。Windows/Macハイブリッドの製品で、価格は実売で38,000円(税抜き)と手ごろなものとなっています。

このHALion 6をさっそく試してみたところ、もうサンプラーという枠には収まらないすごい音源となっていました。アナログシンセ・エミュレータにもなるし、グラニュラーシンセにもなるし、ウェーブテーブルシンセにもなる上、リズムマシンになったり、波形を3次元表示しちゃう、トンでもない音源にも変身しちゃうんですね。実際、これがどんなものなのか、同時発売されたHALion Sonic 3(実売28,000円)やCubase付属のHALon Sonic SEとどう違うのかも含めて紹介してみたいと思います。


HALion 6およびHALion Sonic 3が2月16日より発売された

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